• 万博閉幕から

万博7月15日(94日目)のまとめ

万博7月15日(94日目)のまとめ

万博の空は、15日も晴れていた。だが、晴天とは裏腹に、会場を流れる人の波はやや細く、しっとりと落ち着いていた。
この日、夢洲に足を運んだ一般の来場者は9万8000人。前日と同様、10万人の大台には届かなかった。まるで人々の熱気もまた、夏の雲間にいっとき隠れたかのようである。
とはいえ、その静けさの裏には、じわじわと動き出す世界の鼓動があった。

今週、日本を訪れるアメリカのベッセント財務長官は、19日のアメリカ・ナショナルデーに向けて、代表団とともに夢洲の地を訪れる。祝祭の名を借りて、交渉の火種を懐に忍ばせながら、しかし表情はどこまでも穏やかで、波風を立てぬ外交の微笑。
交渉の場は首相官邸か、あるいはパビリオンの陰か――世界のバランスは、いつもそんな風に、パレードの合間に揺れている。

そしてこの日、もうひとつの国が静かにその存在を示した。
赤道ギニアのナショナルデーである。会場の広場では、艶やかな衣装を纏った踊り手たちが円を描き、太鼓と弦の音に合わせて軽やかに、しかし力強く舞った。
大地を打つ足音は、古い伝承と新しい希望をともに運び、観客たちは異国の風を肌で感じていた。
一糸乱れぬ振付の中にも、即興のような情熱が滲み、赤道直下の陽光とともに、彼らのアイデンティティが静かに燃え上がっていた。

一方、夢洲から遠く離れた神戸の病院でも、静かに祝祭が灯っていた。
「どこでも万博」と名付けられたこの試みは、入院中の子どもたちを対象に、リモートでパビリオンを旅させるものである。
この日訪れたのはイタリア館。スクリーンの中で、カメラ付きの小さなロボットが、滑らかに回転しながら案内役をつとめる。
彫刻「ファルネーゼのアトラス」を前に、子どもたちはじっと見入った。
それは地球を担ぐ古の巨人。そして今、小さなスクリーンの向こうで、再び世界を背負っていた。

万博とは何か。祝祭とは誰のものか。
この日の夢洲と神戸は、その答えを互いに投げ合うように、そっと繋がっていた。

【大阪・関西万博】15日一般来場9万8000人 2日連続で一般来場「10万人」割り込む
7/16(水) 16:14配信 関西テレビ

大阪・関西万博の15日の一般来場者数は9万8000人でした。メディアなどの関係者は1万7000人でした。
14日に続いて、一般来場者数は10万人を割り込んでいます。前の週も月、火、水と10万人を下回っていました。
(【大阪・関西万博】15日一般来場9万8000人 2日連続で一般来場「10万人」割り込む(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)

【速報】万博きのう7月15日(火)の一般入場者数は9万8000人、今日のイベントは?
7/16(水) 9:45配信 Lmaga.jp

『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の7月15日(火)の入場者数は、一般9万8000人、関係者1万7000人、合計11万5000人だった。場外への救急搬送件数は0件だった。
今日16日(水)の来場予約枠の空き状況は、9時〜空き枠なし、10時〜東ゲートは空き枠なし/西ゲートは残り枠わずか、11時〜十分に枠あり、12時〜十分に枠あり、17時〜十分に枠あり。
(【速報】万博きのう7月15日(火)の一般入場者数は9万8000人、今日のイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

【万博】7月15日の来場者は9万8000人 混雑日の夜バスは完全予約制へ 花火の夜“乗客積み残し”踏まえて実施 8月3日まで朝イチ入場は「満員枠無し」
2025/07/16 10:10 MBSニュース

 開幕から94日目となった7月15日の万博の来場者数は、約11万5000人と博覧会協会は発表しました。このうち関係者は約1万7000人で、一般の来場者は9万8000人でした。
 また、開幕95日目となったきょう7月16日は朝から雨が降り、東ゲート前には傘を差した入場待ちの人たちの行列が出来ていました。
 きょうの大阪は、くもり時々晴れ、所により雨で雷を伴う予想で、日中の最高気温は35℃の予想です。また気象庁は、大阪では、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込むため、17日夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達する見込みだとしています。このため、竜巻などの激しい突風や落雷、急な強い雨に対する注意が必要です。
(【万博】7月15日の来場者は9万8000人 混雑日の夜バスは完全予約制へ 花火の夜“乗客積み残し”踏まえて実施 8月3日まで朝イチ入場は「満員枠無し」 | MBSニュース)

入院中の子どもたちが遠隔で大阪・関西万博を楽しむ 神戸
07月15日 18時09分 NHK

入院中の子どもたちに大阪・関西万博を遠隔で体験してもらう催しが神戸市の病院で開かれました。
「どこでも万博」と名付けられたこの取り組みは、入院中の子どもたちにも万博を楽しんでもらおうと大阪の医師が呼びかけ、神戸市のシステム開発企業などが協力して企画しました。
15日は、神戸市の兵庫県立こども病院の講堂に入院中の子ども11人やその家族などが集まり、スクリーンを通じてイタリアパビリオンを見学しました。
パビリオンでは、カメラ付きのロボットが案内役のスタッフとともにそれぞれの展示物を紹介し、子どもたちはイタリアから持ち込まれた大理石の彫刻、「ファルネーゼのアトラス」などを真剣な表情で見ていました。
また、子どもたちはロボットを介して現地のスタッフと会話を楽しんだり、クイズに挑戦したりしていました。
企画した団体によりますと、「どこでも万博」は期間中、40回余り開催される予定で、国内外の3000人以上が遠隔での体験を楽しむということです。
(入院中の子どもたちが遠隔で大阪・関西万博を楽しむ 神戸|NHK 関西のニュース)

万博訪問は「貿易交渉より、アメリカを祝うための催し」 アメリカ・ベッセント長官が言及
7/16(水) 3:22配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)

アメリカのベッセント財務長官は関税交渉の進展が期待される今週の日本訪問について、貿易交渉よりも、万博の行事に参加するためとの考えを示しました。
ベッセント財務長官は19日に、大阪・関西万博で開催されるアメリカの「ナショナルデー」にあわせて今週、日本を訪問し、石破首相と会談を行うほか、関税交渉を担う赤沢経済再生相と面会する見通しです。
ベッセント長官は15日、ブルームバーグテレビに出演し、今回の日本訪問で関税交渉の合意が成立できるかとの質問に対し、「アメリカのナショナルデーにあわせて代表団を伴って万博を訪問する。貿易交渉というよりも、アメリカを祝うための催しだ」と説明し、関税交渉への言及を避けました。
(万博訪問は「貿易交渉より、アメリカを祝うための催し」 アメリカ・ベッセント長官が言及(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年7月16日

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