- 万博閉幕から
万博の空に、一度は静止した夢が、ふたたび羽ばたこうとしている。その名も「空飛ぶクルマ」。かつて少年がスケッチブックに描いた未来の象徴が、現実の空に現れる時代となった。だがその飛行は、すべてが滑らかだったわけではない。4月のある日、空を舞っていた機体から部品が落ちた。誰も傷つかずに済んだのは幸いだったが、その一件で空はしばし封印され、未来の扉も静かに閉ざされた。
だが、沈黙の中で、関係者たちは空と向き合い続けた。原因を探り、破損を調べ、安全性を一つひとつ検証した。かくして今、万博の空が再び開こうとしている。7月上旬から21日まで、幻のような飛行が再開されるという。人を乗せぬまま、しかし確かに空を駆けるそれは、未来からの手紙のようだ。
そのあとを追うように、スカイドライブは7月24日から、そしてANAの機体は9月25日から飛行予定。夢洲の空に少しずつ未来が集まり、音もなく交錯しはじめている。見上げれば、そこに在るのはまだ実験の途中の風景。しかし、そこには確かに「空を移動する日常」が芽吹いている。今、万博に行く理由がまた一つ、空から舞い降りた。
【独自】万博会場内の「空飛ぶクルマ」デモ飛行を近く再開へ 4月に部品落下トラブルも…安全性を確認
7/7(月) 11:35配信 読売テレビ大阪・関西万博の会場で、デモ飛行中に部品が落下するトラブルを受けフライトを見合わせていた「空飛ぶクルマ」について、近く再開する見通しであることが関係者への取材で分かりました。
「空飛ぶクルマ」をめぐっては、万博会場内で4つの事業者がデモ飛行や展示を行い、このうち「丸紅」が運航するLIFT社の機体については、万博開幕翌日の4月14日から来場者を乗せずに飛行するデモ飛行が行われていましたが、4月26日午後ごろ、デモ飛行中にプロペラのモーター部分に付いていたカバー2つが落下。デモ飛行は観客が立ち入れない区域で行われていて、けが人はいませんでした。
万博協会は翌27日、安全性の確認ができるまでの間、同型の別の機体も含め、空飛ぶクルマのデモ飛行を中止すると発表。その後の点検では、機体のフレームに破損が見つかったということで、原因の調査を進めていました。
関係者によりますと、トラブルがあった同型の機体について、安全性が確認されたことから7月上旬から21日までの間、デモ飛行を再開する方向で調整していることが分かりました。
このほか、スカイドライブの機体は7月24日～8月25日、全日空などの機体は9月25日から10月13日の閉幕まで、ポート外から会場西側の海上を周回する飛行を予定しているということです。一方、日本航空などの機体と丸紅の別の機体については、万博会場内では展示のみの予定です。
(【独自】万博会場内の「空飛ぶクルマ」デモ飛行を近く再開へ 4月に部品落下トラブルも…安全性を確認（読売テレビ） – Yahoo!ニュース)
【独自】万博「空飛ぶクルマ」近くデモ飛行再開へ 7月上旬から21日まで 4月に部品落下のトラブル
2025年7月7日 11:58大阪・関西万博で、デモ飛行中のトラブルによりフライトを見合わせていた「空飛ぶクルマ」が、近く再開する見通しであることが分かりました。
「空飛ぶクルマ」は開幕翌日から来場者を乗せずに飛ぶデモ飛行を行っていましたが、4月26日に、丸紅の機体で運航中に部品の一部が落下するトラブルがあって以降、飛行を取りやめていました。
その後の関係者への取材で、トラブルがあった同型の機体について、安全性が確認されたことから、7月上旬から21日までの間、デモ飛行を再開する方向で調整していることが分かりました。
このほか、スカイドライブの機体は7月24日から、全日空などの機体は9月25日から、飛行を予定しているということです。
(【独自】万博「空飛ぶクルマ」近くデモ飛行再開へ 7月上旬から21日まで 4月に部品落下のトラブル（読売テレビ） – Yahoo!ニュース)
投稿日：2025年7月7日