• 万博閉幕から

精緻検査では菌検出されず「水上ショー」再開へ

精緻検査では菌検出されず「水上ショー」再開へ

ウォータープラザの水面に、さざ波のように広がった不安の気配は、風とともに過ぎ去ろうとしている。大阪・関西万博の会場南端にて、レジオネラ属菌の影が静かに報じられたのは六月のこと。その報により、噴水ショーは一時、沈黙を強いられた。

だが博覧会協会は、保健所推奨の精密な「培養法」による検査を新たに行い、菌の実体を見つめ直した。検出された数値は、風の中の幻のように薄れ、ついには健康被害の恐れなしとの結論に至った。

この一件は、自然と人とが触れ合う場所にひそむ脆さと、それを越えてなお営みを続ける人々の慎重な営為を象徴している。協会は再開の時を静かに見極めている。ウォータープラザの水音が再び高らかに鳴り響くその日を、人々は今、静けさの中で待ちわびている。

「健康被害与えるレジオネラ属菌なし」万博 水上ショー再開へ
06月20日 20時36分 NHK

大阪・関西万博の会場で 水上ショーを行っているエリアの海水からレジオネラ属菌が検出された問題で、博覧会協会はこれまでより精度の高い方法で検査をした結果 健康被害を与える菌が検出されなかったとしてショーの再開に向けた準備を進めることを明らかにしました。
大阪・関西万博の会場では 水上ショーを行う「ウォータープラザ」と呼ばれるエリアの海水から、国の指針の値の50倍余りのレジオネラ属菌が検出され、ショーは今月(6月)4日から休止されています。
これについて博覧会協会は20日、記者会見を開き これまでの検査とは異なる「培養法」という方法で人体に健康被害を与える種類のレジオネラ属菌について調べたところ「菌は検出されなかった」と発表しました。
(「健康被害与えるレジオネラ属菌なし」万博 水上ショー再開へ|NHK 関西のニュース)

大阪・関西万博 人気の「水上ショー」再開へ ウォータープラザなどレジオネラ属菌、指針値下回る
6/23(月) 13:06配信 ラジトピ ラジオ関西トピックス

広大阪・関西万博の会場南側(海側)にある「ウオータープラザ」の海水から指針値を超えるレジオネラ属菌が検出された問題で、人が肺炎を引き起こす可能性のあるレジオネラ属菌はほとんど検出されなかったことが判明した。
 博覧会協会は5月30日〜6月7日、ウオータープラザの海水について、迅速に結果が出る「生菌PCR法」で検査した。
 この時、指針値を上回るレジオネラ属菌を検出した。
 このため、人気の水上ショー「水と空気のシンフォニー」(昼帯)、「アオと夜の虹のパレード」(夜帯)は、6月4日以来中止されている。
 ただ、同時期に海水をより精密に分析する「培養法」で検査したところ、検出限界以下だったという。
 博覧会協会の高科淳・副事務総長は、「安全確保を最優先に考え、水上ショーを中止した。健康危機管理上、適切な判断だった」と話し、ウォータープラザの水質改善を引き続き進め、大阪市保健所などと協議の上、再開時期を決定する。
 一方、会場中心部にある「静けさの森」の水盤(3か所)でも指針値を超えるレジオネラ属菌が検出されたが、清掃や消毒を実施した結果、6月7日の再検査で指針値を下回ったため、利用再開に向け検討する。
(大阪・関西万博 人気の「水上ショー」再開へ ウォータープラザなどレジオネラ属菌、指針値下回る(ラジトピ ラジオ関西トピックス) – Yahoo!ニュース)

万博東ゲート前は長蛇の列 あすの西ゲート午前9時台に「空きあり」水上ショーの再開はまだ?ウォーターパークのレジオネラ属菌 実は「最初からほぼ検出されていなかった」
2025年6月22日 10時35分 MBSニュース
 万博会場内にある「ウォータープラザ」や「静けさの森」をめぐっては6月、肺炎などを引き起こすおそれのある「レジオネラ属菌」が国の指針値のおよそ20倍検出され水上ショーなどが中止されています。
 この問題について博覧会協会は20日に会見を行い保健所が推奨する精密な「培養法」という方法で検査した結果、ウォータープラザの海水からは「最初からレジオネラ属菌がほぼ検出されなかった」と結論付けました。
 協会は「安全確保を最優先に考え水上ショーを中止した。健康危機管理上、適切な判断だと思う」としました。今後安全性が確認され次第水上ショーを再開させるということです。
(万博東ゲート前は長蛇の列 あすの西ゲート午前9時台に「空きあり」水上ショーの再開はまだ?ウォーターパークのレジオネラ属菌 実は「最初からほぼ検出されていなかった」 – ライブドアニュース)

【速報】万博東ゲート前は長蛇の列…6月中の9時・10時台は「ほぼ満員」ウォーターパークのレジオネラ属菌「最初からほぼ検出されなかった」ショーはいつ再開?
6/21(土) 9:10配信 MBSニュース

 万博会場内にある「ウォータープラザ」や「静けさの森」をめぐっては6月、肺炎などを引き起こすおそれのある「レジオネラ属菌」が国の指針値のおよそ20倍検出され水上ショーなどが中止されています。
 この問題について博覧会協会は20日に会見を行い保健所が推奨する精密な「培養法」という方法で検査した結果、ウォータープラザの海水からは「最初からレジオネラ属菌がほぼ検出されなかった」と結論付けました。
 協会は「安全確保を最優先に考え水上ショーを中止した。健康危機管理上、適切な判断だと思う」としました。今後安全性が確認され次第水上ショーを再開させるということです。
(【速報】万博東ゲート前は長蛇の列…6月中の9時・10時台は「ほぼ満員」ウォーターパークのレジオネラ属菌「最初からほぼ検出されなかった」ショーはいつ再開?(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

万博噴水ショー再開へ、精緻検査では菌検出されず…専門家「菌の制御は難しいので定期的に検査を」
6/21(土) 9:01配信 読売新聞オンライン

 大阪・関西万博の会場南側にある水場「ウォータープラザ」でレジオネラ属菌が検出された問題で、日本国際博覧会協会(万博協会)は20日、安全性の判断に適した別の検査を実施した結果、健康被害を引き起こす菌は検出されなかったと発表した。危険性は低いと判断し、現在は中止している噴水ショーの早期再開を目指す方針を示した。
 人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の周囲から海水を引き込んでいるウォータープラザでは4日、指針値の20倍のレジオネラ属菌を検出。万博協会は同日から噴水ショーを中止し、配管の清掃などに取り組んでいた。
 レジオネラ属菌の一部は、菌を含む細かいしぶきを吸い込むことで感染し、肺炎などを引き起こすリスクがある。万博協会が今回の結果を踏まえて専門家に意見を聞いたところ、噴水ショーで肺炎を引き起こす可能性は極めて低いとの見解が示されたという。
 万博協会によると、海水を循環させるための管に不具合があり、水質が悪化しやすい状態になっているとして、ポンプの新設を検討する。岐阜大の永井宏樹教授(細菌学)は「レジオネラ属菌は配管などで増えやすく、過去の事例から制御するのは難しい。万博協会は今後も定期的に検査を続け、結果をきちんと公表していくべきだ」と指摘している。
(万博噴水ショー再開へ、精緻検査では菌検出されず…専門家「菌の制御は難しいので定期的に検査を」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)

万博協会、近く水上ショー再開へ 肺炎引き起こす菌ほぼ検出されず
毎日新聞 2025/6/20 22:01

 大阪・関西万博会場南側にある「ウオータープラザ」の海水から指針値を超えるレジオネラ属菌が検出された問題で、日本国際博覧会協会(万博協会)は20日、別の詳細な検査をした結果、肺炎を引き起こすおそれのあるレジオネラ属菌はほとんど検出されなかったと発表した。市保健所などと相談した上で、中止していた水上ショーを近く再開する。
 万博協会によると、5月30日~6月7日、ウオータープラザの海水を、迅速に結果が出る「生菌PCR法」で検査したところ、指針値を上回るレジオネラ属菌を検出した。ただ、同じ海水をより精緻に分析できる「培養法」で検査すると、ほとんど検出されなかったという。
(万博協会、近く水上ショー再開へ 肺炎引き起こす菌ほぼ検出されず | 毎日新聞)

水上ショーの休止続く大阪・関西万博「対応を検討しております」レジオネラ属菌の検出受け
2025年6月18日 09:27 スポニチ Sponichi Annex

 日本国際博覧会協会は18日までに大阪・関西万博公式サイトを更新。万博会場における水質及び建物・設備の衛生管理についての取り組みを伝えた。
 会場内では4日に「ウォータープラザ」や「静けさの森」で「レジオネラ症防止指針」の指針値以上のレジオネラ属菌が検出されたことを受け、水上ショーの休止が続いている。
 サイトでは17日に「先般、会場内の水質検査を行う中でウォータープラザの海水及び静けさの森の水盤においてレジオネラ属菌が検出され対応を検討しておりますが、これまで、ウォータープラザと静けさの森の水盤以外の場所では、レジオネラ属菌は検出されておりません」と報告。さらに「レジオネラ症には、エアロゾルの吸入や汚染された水の吸入、誤嚥により感染するとされており、手や足に触れただけで感染するリスクは低いとされています」と補足した。
(水上ショーの休止続く大阪・関西万博「対応を検討しております」レジオネラ属菌の検出受け – スポニチ Sponichi Annex 社会)

【速報】万博会場の“レジオネラ菌”別の検査方法で「検出限界以下」 水上ショー再開は「改めて判断」万博協会が見解示す
2025年6月20日 18:04 読売テレビ

 大阪・関西万博会場の「ウォータープラザ」などで基準値を超える「レジオネラ菌」が検出された問題について、万博協会は20日午後6時から会見を開き、専門家の助言を受け別の検査手法で調査した結果、肺炎などを引き起こす可能性がある菌は「検出限界以下」であったと発表しました。水上ショーの再開は改めて判断するとしています。
 万博会場の「ウォータープラザ」でレジオネラ属菌が検出された問題をめぐっては4日、「生菌PCR法」による調査結果で、指針値の20倍にあたる2000cfu/100mlが検出され、昼に行われる『水と空気のシンフォニー』と、夜に行われる『アオと夜の虹のパレード』の中止が続いています。
 万博協会によりますと、これまで指針値以上の検出があったのは、5月30日、6月3日、6月7日に採取したもので、専門家からは、「肺炎を引き起こす可能性が高くない自然界にいるものが広く検出される」との助言を受け、よりふさわしい検査方法である「培養法」による検査を行った結果、肺炎などを引き起こす可能性がある菌は「検出限界以下」だったということです。
(【速報】万博会場の“レジオネラ菌”別の検査方法で「検出限界以下」 水上ショー再開は「改めて判断」万博協会が見解示す(2025年6月20日掲載)|日テレNEWS NNN)

投稿日:2025年6月24日

“精緻検査では菌検出されず「水上ショー」再開へ”の関連キーワード