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万博5月24日(42日目)のまとめ

万博5月24日(42日目)のまとめ

5月24日、雨に濡れそぼる夢洲は、世界のあらゆる熱気を吸い込んでなお、なお生き生きと脈動していた。大阪・関西万博ではこの日、ハンガリーのナショナルデーを迎え、民族舞踊団が舞い、跳ね、唸る弦の調べが空気を切り裂く。観客たちは雨など忘れ、拍手の渦に身を任せていた。大屋根リングの下は、雨宿りに集った人々でごった返し、思い思いの国の話題がそこかしこで飛び交っていた。

一方、「Matsuri」ステージでは、ブラジルの歌姫フラヴィアが、濡れた世界に太陽のような声を投げかけていた。『ノエルの地』が流れれば、湿った空気さえも熱帯の風に変わり、心の奥で踊る何かが目覚める。まるで朝ドラの主題歌が、自分だけの物語を始めてくれるような錯覚。

さらには、日本と台湾を結ぶ次世代通信「IOWN」が、芸術の領域に革命をもたらした。超歌舞伎と台湾の官将首が、時差も距離も越えて共演し、夢洲と台北の空間が一つに溶け合った。舞台上に浮かぶ遠き国の影が、現実のようにそこに在った。

アラブの宇宙飛行士スルタン・アル・ネヤディもまた、この地に降り立ち、子どもたちの瞳に宇宙の広がりを映した。彼の言葉よりも、その存在が放つ静かな重力が、人々の記憶に残った。

そしてこの日から、パークアンドライドの料金が半額以下に。夢洲へ向かう道は、ますます開かれた。
万博という名のこの浮遊都市は、風も、歌も、星々も、すべてをのみ込んで、今日も熱を放ち続けている。

万博、ハンガリー民族舞踊に歓声 ナショナルデー迎え
5/24(土) 15:16配信 共同通信

 大阪・関西万博は24日、ハンガリーのナショナルデーを迎えた。万博会場で、国立民族舞踊団による演奏と力強いダンスが披露され、観客は立ち上がって拍手と歓声を送った。
 来日した同国のシュヨク大統領は式典で、ハンガリー館では創造性豊かな文化の一部を体験できるとし「直接体験したいと思っている方は、ぜひ観光客としてハンガリーに来てほしい。きっと思い出深い体験になる」と語った。
(万博、ハンガリー民族舞踊に歓声 ナショナルデー迎え(共同通信) – Yahoo!ニュース)

雨の「万博」は楽しめるのか調査…野外ステージに行ってみたら、フジロック化していた
5/25(日) 8:30配信 Lmaga.jp

5月24日、『大阪・関西万博』が開催される夢洲は、朝から雨が続き、大屋根リング下が大混雑。そんななか、野外ステージのある、EXPOアリーナ「Matsuri」で、ブラジル人アーティストのライブがあるという。この強まる雨の中で本当に開催されるのか、そしてそこに行く人はいるのか・・・? 気になったので現地に走った。
そして、たどり着いた「Matsuri」・・・。ライブ、ガッツリやってました!
サンバから洋楽まで、幅広い音楽に影響を受けてきたフラヴィアさんがブラジルで一躍有名になったのは、自身の歌う『Terra de Noel(ノエルの地)』が、ブラジルの連続テレビドラマ『アメリカ』のサウンドトラックに起用されたことがきっかけだそう。日本でいうところの、朝ドラ主題歌アーティスト、といった感じだろうか。
(雨の「万博」は楽しめるのか調査…野外ステージに行ってみたら、フジロック化していた(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

万博で「超歌舞伎」、日台3000キロをほぼ同時につなぐ
5/25(日) 15:01配信 読売新聞オンライン

 NTTは24日、次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」で大阪・関西万博と台湾の会場を結び、両会場の演者が“共演”する「超歌舞伎」を上演した。
 超歌舞伎は歌舞伎俳優の中村獅童さんと仮想アイドル・初音ミクが共演する公演で、2016年から上演されている。今回の公演は、約3000キロ・メートル離れた両会場をアイオンで結んだ。万博会場の夢洲(ゆめしま)では獅童さんらが、台湾会場では伝統芸能のパフォーマンス集団が出演。それぞれのスクリーンに、はるか遠方の演者が映し出され、一緒に踊ったり、戦ったりした。両会場の照明演出も一体化させた。
 アイオンは大容量のデータを高速・低遅延で通信できるのが特徴だ。従来のインターネット通信だと日台間で数秒の遅延が生じるが、今回はほぼずれなく、一体感のあるパフォーマンスが披露された。
(万博で「超歌舞伎」、日台3000キロをほぼ同時につなぐ(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)

台湾と日本の伝統芸能、空間越えリアルタイム共演 次世代通信技術で
5/25(日) 16:31配信 中央社フォーカス台湾
台北と大阪で24、25両日、次世代通信技術によって台湾の伝統芸能「官将首」と日本の歌舞伎が国境を越えてリアルタイムで共演する公演が繰り広げられた=2025年
(台北中央社)台湾の伝統芸能「官将首」と日本の歌舞伎が国境を越えてリアルタイムで共演する公演が24、25両日、台北と大阪で行われた。台湾の通信大手、中華電信とNTTが2024年8月に開通させた、次世代通信基盤「IOWN」(アイオン)を活用した通信網、国際間オールフォトニクス・ネットワーク(APN)を使い、実現した。
公演は大阪・関西万博のNTTパビリオンデーに合わせて行われた。台北の会場では中部・台中市の伝統芸能団体「九天民俗技芸団」の演者が、大阪の万博会場では歌舞伎俳優の中村獅童さんやバーチャルシンガーの初音ミクが出演。中華電信とNTTによれば、演者の動きを互いの会場へリアルタイムに双方向伝送することにより、両会場の観客が同時に楽しめる世界初の演出が繰り広げられた。
(台湾と日本の伝統芸能、空間越えリアルタイム共演 次世代通信技術で(中央社フォーカス台湾) – Yahoo!ニュース)

万博「パーク&ライド」の料金割引がスタート…「雨の中、会場近くまで車で来ることができて便利」
5/25(日) 14:00配信 読売新聞オンライン

 大阪・関西万博で24日、マイカーを駐車場に止めてシャトルバスで会場に向かう「パークアンドライド」(P&R)の料金を半額以下に割り引くサービスが始まった。
 P&R駐車場は、万博会場対岸の舞洲(まいしま)(大阪市此花区)、堺市、兵庫県尼崎市の3か所が設けられているが、午後3時以降の予約は土日祝日で3割未満にとどまる。新たな割引サービスでは、当日予約した人を対象に通常最大7500円の料金が、午後3時以降の利用で3500円となる。
(万博「パーク&ライド」の料金割引がスタート…「雨の中、会場近くまで車で来ることができて便利」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)

【万博】1日あたりの入場者数“開幕日超え”で最多 UAE館ではアラブ人初の宇宙飛行士と子どもたちが交流「ロケットに乗るとき風邪をひいたら?」
5/24(土) 18:25配信 MBSニュース

 24日、UAE=アラブ首長国連邦のパビリオンにやってきたのは、UAE出身の宇宙飛行士スルタン・アル・ネヤディさん。2023年3月から9月まで国際宇宙ステーションに滞在していた「アラブ人初の宇宙飛行士」です。会場に来た子どもたちが、素朴な疑問をさっそくぶつけていました。
 (子ども)「大気圏に突入するとき(重力で)『あー』ってなるじゃないですか。どうやって耐えたんですか?」
 (スルタン・アル・ネヤディさん)「5年間、毎日訓練していました」
 (子ども)「ロケットに乗るとき、風邪をひいたら(どうする)?」
 (スルタン・アル・ネヤディさん)「病気にかかっていない状態で宇宙に行くために、僕たちは2週間前から隔離されるんだよ」
 子どもたちは初めて出会う宇宙飛行士を前に目を輝かせていました。
【万博】1日あたりの入場者数“開幕日超え”で最多 UAE館ではアラブ人初の宇宙飛行士と子どもたちが交流「ロケットに乗るとき風邪をひいたら?」(MBSニュース) – Yahoo!ニュース

建築を学ぶ小中高生が万博パビリオンを見学 ポルトガル館の館長と交流も
5/27(火) 15:29配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 設計、教育、農業などを手がける類設計室(淀川区)が2023年9月、理系人材育成を目指して開講した「こども建築塾」で学ぶ小学4年生~高校3年生の児童・生徒44人が参加。会場のシンボル「大屋根リング」や「静けさの森」をはじめ、ポルトガルやタイなどの海外パビリオン、シグネチャーパビリオンの一つ「いのちの遊び場 クラゲ館」を見学した。
 ポルトガル館では、ベルナルド・アマラル館長が児童や生徒にパビリオンの建築デザインを説明し、日本とポルトガルの500年に及ぶ歴史や海洋汚染の危うさを訴える展示を紹介した。アマラルさんは「未来の世界を担っていく皆さんに、海を守る大切さを知ってほしい」と呼びかけた。
(建築を学ぶ小中高生が万博パビリオンを見学 ポルトガル館の館長と交流も(みんなの経済新聞ネットワーク) – Yahoo!ニュース)

「涙が止まらない…」万博に全国のフォークダンスガチ勢集結、ハンガリー大統領も舞踊団を激励
5/28(水) 19:30配信 Lmaga.jp

現在開催中の『大阪・関西万博』で、「ハンガリー・ナショナルデー」が5月24日に開催された。会場内の「ハンガリーパビリオン」では、ドラマチックな生歌唱が楽しめると話題になっており、満を持してのナショナルデーは、民族音楽や舞踊を存分に楽しめる1日となった。
午前中にナショナルデーホール「レイガーデン」でおこなわれたナショナルデー公式セレモニーには、5月20日から27日の日程で訪日中のシュヨク・タマーシュ大統領が出席。
シュヨク大統領は、天皇陛下との会見でも、150年以上にわたる両国の外交関係で「音楽」が大きな役割を果たしているとし、音楽の話題で盛り上がったということが伝えられている。また、ナショナルデー後には、広島、長崎を訪問し、充実の日本滞在となったようだ。
ナショナルデーのスピーチで「文化によって両国のパートナーシップと友情をはぐくむことが私の願い」と語ったシュヨク大統領。式典のパール・イシュトヴァーン・サロンナ&バンドによる音楽パフォーマンスとハンガリー国立民族舞踊団によるハンガリー各地の舞踊、さらに続けて夕方から開催された舞踊劇も夫人とともに鑑賞し、客席からステージに力強い拍手を送っていた。
(「涙が止まらない…」万博に全国のフォークダンスガチ勢集結、ハンガリー大統領も舞踊団を激励(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年5月25日

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