
夢洲の片隅に、まだその扉を開かぬ謎の館がある。ネパール館――独自建設パビリオン・タイプA。その姿は半ば完成しながらも、静かに時を待っている。開幕から一週間が過ぎた今もなお、工事は止まり、内部は封印されたままだ。
理由は工事費の未払い。本国の事情が影を落とし、建設会社の手が止まったままになっている。しかしながら、ネパール側はこの地に文化を届ける意思を捨てておらず、万博協会もまたその意志を支えようと歩み寄る。未完の建物には、まだ語られぬ物語が息を潜めている。
【速報】万博協会「ネパールは出展したい意向、しっかり支援する」 ネパール館の工事費用支払われず…作業止まり再開めど立たず
2025年4月23日 9:41大阪・関西万博のネパールのパビリオンについて、建設会社に工事費用の一部が支払われず、工事が完全に止まっていることについて、万博協会は23日、「工事が止まっていることは事実だが、ネパール側は引き続き出展したいという意向を持っている。協会としてもしっかり支援していきたい」と語りました。
ネパールは、自前でパビリオンを建設する国の1つで、去年8月に工事が始まりましたが、複数の関係者によりますと、工事費用の一部が建設会社に支払われず、今年1月から作業が完全に止まっているということです。
ネパール側からは「期日までに支払う」と回答があったということですが、期日を過ぎても支払われず、工事が再開されるめどは立っていません。
(【速報】万博協会「ネパールは出展したい意向、しっかり支援する」 ネパール館の工事費用支払われず…作業止まり再開めど立たず(2025年4月23日掲載)|YTV NEWS NNN)
【独自】未開館の「ネパール館」1月から工事停止、建設会社に費用未払い「本国の都合」再開めど立たずも、出展の意向は変わらず 大阪・関西万博
4/22(火) 17:05配信 読売テレビ大阪・関西万博が開幕してから10日が経過しましたが、いまだ開館していないネパールのパビリオンについて、建設会社に工事費用の一部が支払われず、工事が完全に止まっていることが複数の関係者への取材で分かりました。
ネパールは、自前でパビリオンを建設する国の1つで、2024年8月に工事が始まりましたが、複数の関係者によりますと、工事費用の一部が建設会社に支払われず、今年1月から作業が完全に止まっているということです。
万博協会や建設会社がネパール側に複数回にわたって確認したところ、「期日までに支払う」と回答があったということですが、期日を過ぎても支払われず、工事が再開されるめどは、立っていません。
万博協会の関係者によりますと、ネパール側は、「本国の都合で支払えなくなっている」と説明したということです。
【独自】未開館の「ネパール館」1月から工事停止、建設会社に費用未払い「本国の都合」再開めど立たずも、出展の意向は変わらず 大阪・関西万博(読売テレビ) – Yahoo!ニュース
万博ネパール館の工事ストップ 建設費用“未払い”で インド、ベトナム、ブルネイも開館見送り
4/22(火) 18:52配信 ABCニュース万博協会の関係者によりますと、13日の開幕日にオープンが間に合わなかったネパールパビリオンについて建設費用の一部が未払いとなっていて、工事が止まっているということです。
ネパールは独自で建設する「タイプA」のパビリオンとして工事を進めていました。外観はほぼ出来上がっているようにも見えますが、関係者によりますと開館の見通しは立っておらず、建物の中には資材や段ボールが積まれ、周りに作業員の姿は見当たりませんでした。
(万博ネパール館の工事ストップ 建設費用“未払い”で インド、ベトナム、ブルネイも開館見送り(ABCニュース) – Yahoo!ニュース)
【独自】万博ネパール館の工事停止「支払うと言って支払わない。開幕に間に合う予定だった」関係者語る
4/23(水) 12:09配信 読売テレビ大阪・関西万博のネパールパビリオンで、建設費用の一部が支払われず工事が止まっている問題で、パビリオンの関係者が取材に応じ、ネパール側との調整状況を明らかにしました。
ネパールは、自前でパビリオンを建設する国の一つで、去年8月に着工しましたが、工事費用の一部が建設会社に支払われず、今年1月から作業が完全に止まっています。
すでに外観の約9割は工事を終えているということですが、万博が開幕してからも費用は支払われず、工事が再開されるメドは立っていません。
(【独自】万博ネパール館の工事停止「支払うと言って支払わない。開幕に間に合う予定だった」関係者語る(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
木材が剥き出し…万博の『ネパール館』費用未払いで工事中止に「もう休憩所にしろ」の呆れ声
4/24(木) 7:02配信 週刊女性PRIME工事費用の未払いが原因とされている状況で、博覧会協会は「ネパールは引き続き出展の意向を示している」と説明している。なお、ネパールのほか、インド、ベトナム、ブルネイの4か国の海外パビリオンがいまだ工事中で開館していない。
「この現状に対して、博覧会協会は21日の会見で、インド・ブルネイ・ベトナムについては“4月中の開館を目標に手続きを進めている”とコメントしています。インド、ブルネイ、ベトナムは単純に内装や展示工事が間に合っていないということで、ネパール館とは状況が異なるようですね。
一方、ネパールについては、博覧会協会も“具体的な計画を聞き、協会として必要な対応をする”と曖昧な回答にとどまりました」(全国紙社会部記者)
「工事の遅れにはさまざまな要因がありましたが、建築業界の“2024年問題”も大きな影響を及ぼしたようです。これは、2024年4月から建設作業員の時間外労働に上限が設けられ、年720時間までに制限されたもの。一人当たりの作業時間が減り、工期にも直結しました」(同・社会部記者)
(木材が剥き出し…万博の『ネパール館』費用未払いで工事中止に「もう休憩所にしろ」の呆れ声(週刊女性PRIME) – Yahoo!ニュース)