
万博会場をさまよっていると、ふと目に入る不思議な建物。四方の壁には水が静かに流れ、どこか未来都市の神殿のような雰囲気を醸し出している。これこそ、ロボット工学の第一人者・石黒浩大阪大教授が手がけるパビリオン「いのちの未来」である。
この空間に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは「50年後の未来」で活躍するアンドロイドたち。彼らはただの機械ではない。まるで本物の人間のように振る舞い、会話し、表情すらも変える。「これぞ万博」と思わず口にしてしまうほどの光景が広がるのだ。
ここでは、アンドロイドと共に生きる未来の社会を実際に体験できる。もしかすると、50年後には人間とロボットの境界が曖昧になり、「どちらがどちらか」なんて気にすることもなくなるのかもしれない。
水が流れる静寂の空間で、未来の住人たちと交わす言葉。これはもう「未来を覗き見る」ではなく、「未来に入り込む」体験なのかもしれない。
石黒浩氏、アンドロイドから提示する未来 万博パビリオンを公開
2/19(水) 23:36配信 朝日新聞
石黒氏はテーマ館とよばれるパビリオンをつくるプロデューサーの一人。パビリオンのテーマは「いのちを拡(ひろ)げる」だ。19日に開かれた報道公開での説明によると、古代人が土偶や埴輪(はにわ)に命を吹き込もうとした歴史などをひもときつつ、アンドロイドが社会や暮らしの中にとけこんだ未来を示す。
日本古代の地名から名付けた、大人のアンドロイド「ヤマトロイド」と、子どもの「アスカロイド」が来館者を出迎え、目を合わせてほほえんでくれる。また、コケや竹、和紙などをあしらった移動型ロボットが館内を案内する。
(石黒浩氏、アンドロイドから提示する未来 万博パビリオンを公開(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)
アンドロイドと共存する50年後の未来 石黒浩教授が手掛ける最新ロボットパビリオン
2/19(水) 20:06配信 産経新聞
2025年大阪・関西万博でプロデューサーを務めるロボット工学の第一人者、石黒浩・大阪大教授のパビリオン「いのちの未来」の内覧会が19日、会場の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)であり、最新型のロボットが公開された。
内部は3つの展示ゾーンで構成し、ロボットたちが来場者を迎える。人間がアンドロイド(人間型ロボット)と共存する50年後の生活や、人間が科学技術と融合した千年後の世界などをみせる。
(アンドロイドと共存する50年後の未来 石黒浩教授が手掛ける最新ロボットパビリオン(産経新聞) – Yahoo!ニュース)
まるで人間?「50年後の未来」で活躍するアンドロイドも登場 万博パビリオンの目玉展示が発表
2/19(水) 18:57配信 関西テレビ
【石黒浩プロデューサー】「会えば会うほど親しみを持って見てくれるんじゃないかな。みんなが未来を感じで考えてもらうようなそういうパビリオンにしたい」
石や竹、さらには和紙を使ったアバターロボットも登場。
ロボットとの共存体験ができるエリアとなりそうです。
(まるで人間?「50年後の未来」で活躍するアンドロイドも登場 万博パビリオンの目玉展示が発表(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)