• 万博閉幕から

NTTパビリオン

NTTパビリオン

体験テーマ:PARALLEL TRAVEL –パラレル トラベル–

さて、2025年の万博においてNTTが繰り広げるのは、まるで未来の異世界へと迷い込んだかのような通信体験である。その名も「ふれあう伝話」。単なる音声や映像のやりとりではない。なんと、触覚や振動までもが遠く離れた相手に届くのだ。

この技術の根幹をなすのは、2030年の社会実装を目指す「IOWN」。未来の通信技術の名を冠し、物理的距離など無きものにする壮大な挑戦である。NTTグループの研究者たちは、おそらく日々実験室で「本当に伝わるのか?」と首をひねりながら、秘伝の技術を磨き上げているに違いない。

展示棟はシンプルな3つの平屋と2階建ての事務棟で構成され、来場者はその不思議な館を順番に巡ることになる。まるで異世界の試練を受ける勇者のように。そして気がつけば、「距離」とは一体何だったのか?という深遠な問いに思いを馳せていることだろう。

この不思議な世界を設計するのはNTTファシリティーズ、施工は奥村組。未来の通信が織りなす不可思議な冒険、あなたもぜひ体験してみてほしい。

NTTパビリオン

NTTパビリオンの体験テーマはPARALLEL TRAVEL、
それは「時空を旅するパビリオン」。
次世代情報通信基盤「IOWN」による空間伝送技術で、
離れた場所と空間そのものを繋ぎます。
距離を超えて場を共有し、互いに存在を感じあう。
そんなコミュニケーションの未来を、展示体験としてお届けします。
(公式サイト)

IOWN(アイオン)は、NTTが推進している次世代情報通信基盤の構想です。Innovative Optical and Wireless Networkの頭文字をとった言葉で、光技術を活用して大容量・低遅延・低消費電力のネットワークを構築することを目指しています。

NTTパビリオン

IOWNが支える大阪万博「NTTパビリオン」の裏側 ナビアプリやバーチャル万博も展開するNTTグループ
4/16(水) 12:35配信 ITmedia Mobile

 Perfumeを起用したパフォーマンスで注目を集める大阪・関西万博のNTTパビリオン。IOWNの活用やユニークな建築技法、ガイドアプリやメタバースでの取り組みをまとめて紹介する。
 NTTパビリオンの建築自体も見どころの1つだ。敷地面積3500平方メートルと民間パビリオンとしては最大級で、東ゲートを入ってすぐ場所に位置する。設計はNTTファシリティーズが担当している。
 建築のコンセプトは「感情をまとう建築」。「循環するパビリオン」「一緒につくるパビリオン」「生きているパビリオン」の3つのテーマで構成されている。
 最大の技術的特徴は、カーボンファイバーワイヤー約1500本を活用した構造設計だ。建物を外から引っ張ることで、長い無柱空間を実現し、鋼材料を20%削減することに成功。これにより、従来の建築に比べてCO2排出を15%削減している。
 この構造は日本初の方式で、建築基準法の通常基準では認められず、万博展示のための特別許可を受けて実現したものだという。
 Zone2で実演された3D空間伝送は、「動的3D空間伝送再現技術」と「触覚振動音場提示技術」を活用。吹田市の万博記念公園で計測・撮影された膨大な3次元点群データと画像データを組み合わせ、リアルタイムで3Dデータを高解像度化するNTT独自技術により、高精細かつ高速に遠隔地に伝送・再現している。
 パビリオンを覆う幕の演出にもIOWNが用いられている。会期中、Zone2に設置されたカメラで来場者の表情(笑顔や驚き)を取得し、NTT西日本本社のIOWN光コンピューティングでリアルタイム分析。その結果に応じてパビリオンの幕に設置されたワイヤーが有機的に動く仕組みとなっている。
 NTT PavilionではIOWN技術の光電融合デバイスが実用段階にあり、今後のAI処理や映像処理の効率化に大きく貢献することを示す技術実証の場ともなっているということだ。
(IOWNが支える大阪万博「NTTパビリオン」の裏側 ナビアプリやバーチャル万博も展開するNTTグループ(ITmedia Mobile) – Yahoo!ニュース)

大阪万博「NTTパビリオン」、どんな施設? 一足先に体験してきた 「IOWN」で見せる“未来”とは
4/11(金) 17:28配信 ITmedia NEWS

 NTTパビリオンの展示は、テーマごとに3つのゾーンに分かれる。「Zone1」では、通信手段の変遷を体験できる。ブースには、手紙やモールス信号送信機、黒電話、多機能電話機、スマートフォンを展示。それらと連動する映像を、壁面のディスプレイで流しながら、人のコミュニケーションの歴史をたどる。ビデオ通話など近年の通信手段も取り上げながら、その価値や限界などを表現する内容だ。
 「Zone2」では、テクノポップユニット「Perfume」によるライブパフォーマンスのリアルタイム3D伝送を追体験できる。3Dグラスをかけ、Perfumeが目の前で踊っているような3D映像を見られるほか、Perfumeのステップにあわせて床が振動する仕組みになっており、その場でライブを見ているような臨場感を味わえる。
 「Zone3」のテーマは、IOWNの社会実装により、バーチャル空間でのコミュニケーションが発展した未来だ。ブース入口にあるカメラで来場者の全身写真を撮影し、その場で来場者をバーチャル上に再現した「Another Me」を作成。動画生成AIとみられる技術により、Another Meが表情を変えたり、動いたりする姿を壁面のディスプレイに映し出す。なお撮影したデータはその演出でのみ利用し、演出の終了後は削除するとしている。
(大阪万博「NTTパビリオン」、どんな施設? 一足先に体験してきた 「IOWN」で見せる“未来”とは(ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース)

触った感じも伝わる…NTT、万博で感覚や鼓動伝える技術出展 IOWN活用
1/27(月) 17:58配信 産経新聞

NTTは27日、4月に開幕する2025年大阪・関西万博で、次世代通信技術「IOWN(アイオン)」を使い、遠隔地にいる人と触れ合うような感覚を得られる新たな通信サービスを出展すると発表した。相手の心臓の鼓動が聞こえるサービスも行う。各国政府や企業が集まる万博を通じ、同社の技術力を世界にアピールする狙いだ。
アイオンは光技術を使い、通信時の消費電力を大幅に低減し、高速で大容量のデータを処理することができる。遠隔地の映像や音声をほぼ時間差なく送れるほか、専用機器と組み合わせれば触覚などの感覚も共有できる。
発表したサービス名は「ふれあう伝話(でんわ)」。まず関西国際空港と万博会場内の「日本館」に専用端末を設置。端末に触れると、触れた際の圧力などを相手側の端末で再現することで、あたかも相手と触れ合ったような感覚が得られる。
(触った感じも伝わる…NTT、万博で感覚や鼓動伝える技術出展 IOWN活用(産経新聞) – Yahoo!ニュース)

NTTなど、「大阪・関西万博」においてIOWNを活用した「ふれあう伝話」の設置を決定
【プレスリリース】発表日:2025年01月27日
日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)、2025年大阪・関西万博 日本館事務局(以下「日本館」)、および2025年大阪・関西万博シグニチャーパビリオン いのち動的平衡館(以下「いのち動的平衡館」)は、2025年日本国際博覧会(以下、「大阪・関西万博」)において、IOWN(※)を活用した「ふれあう伝話」を設置することを決定いたしました。
(NTTなど、「大阪・関西万博」においてIOWNを活用した「ふれあう伝話」の設置を決定  – 日本経済新聞)

投稿日:2025年2月12日

“NTTパビリオン”の関連キーワード