
堺のまちが、ふいに万博の余韻をまとってふくらみ始める。文化ホール「フェニーチェ堺」で開かれる「古墳サミット」に合わせ、海外パビリオンとの特別展示がそっと姿を見せるからだ。
あのヨルダンパビリオンで話題となった「ワディ・ラム砂漠の砂」に、実際に触れられる機会まで用意されているという。指先に遠い異国の時間が宿るような、奇妙に胸の高鳴る体験になりそうだ。
さらに、堺市が万博で披露した仁徳天皇陵古墳のレゴブロック模型や、副葬品の展示も並ぶ。砂漠の赤、古墳の黒、レゴの鮮やかな色彩――それらが一つの空間で交差するとき、万博がつくりだした「世界の縮図」が堺という土地で再び立ち上がる。
展示は入場無料で、時間は正午から午後四時半まで。古墳サミットの講演は申し込みが必要だが、展示を眺めるだけでも十分に旅心をくすぐられる。そして、ヨルダンの砂は十二月から百舌鳥古墳群ビジターセンターにも巡回する予定だという。
万博で出会えなかった風景が、堺という日常のすぐ隣でひっそりと待っている。そんな不思議が、足を運ばずにはいられなくさせる。
万博で話題の「ヨルダンパビリオンの砂」 11・29堺市で触れることができる!…古墳サミットで特別展示
11/16(日) 10:53配信 スポーツ報知堺市はこのほど、11月29日に同市の文化ホール「フェニーチェ堺」で開催する「大阪・関西万博開催記念 古墳サミット」に合わせて、万博の海外パビリオンなどと連携した特別展示を実施することを発表。話題になったヨルダンパビリオンの「ワディ・ラム砂漠の砂」を実際に触ることができる。
展示されるのは、同パビリオンの砂のほか、堺市が万博に出展した仁徳天皇陵古墳のレゴブロック、同天皇陵古墳の副葬品など。展示会場は29日正午から午後4時半で入場無料。古墳サミットの講演は申し込みが必要となっている。
ヨルダンパビリオンの砂は、12月上旬頃から同市の百舌鳥古墳群ビジターセンターで展示される予定。
(万博で話題の「ヨルダンパビリオンの砂」 11・29堺市で触れることができる!…古墳サミットで特別展示(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース)