• 万博閉幕から

万博ラッピング列車がラストラン

万博ラッピング列車がラストラン

桜島駅のホームには、朝の光がやわらかく降り注いでいた。
大阪・関西万博の象徴「ミャクミャク」をまとった電車が、静かに最後の停車を迎えている。白い車体には、赤と青の“細胞”が躍るように散りばめられ、まるで生きもののように街を駆け抜けてきた。

この列車が走り出したのは、万博開幕500日前の2023年11月30日。大阪環状線とゆめ咲線をめぐり、街のざわめきに「もうすぐ祭りが始まる」と囁き続けてきた。やがて会期中は、臨時快速「エキスポライナー」として、夢洲へ向かう人々を乗せた。

今日、桜島駅で開かれた出発式では、ICOCAのカモノハシ・イコちゃんが名残惜しげに手を振った。車内には「電車を利用して万博に来てくれてありがとう」という言葉が飾られ、祭の終わりを告げるように風が通り抜けた。

ミャクミャク電車はまもなく塗装を戻し、再び日常の中を走り出す。けれど、その軌跡のひとつひとつに、万博という夢の余韻が、静かに息づいている。

ミャクミャク電車にお別れ JR西日本が出発式
10/29(水) 11:04配信 共同通信

 大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」を車体にデザインした電車が運行終了を迎え、JR西日本は29日、出発式を開いた。開幕500日前の2023年11月30日から大阪環状線と桜島線を走り、沿線に祭典の訪れを伝えてきた。
 式は大阪市此花区の桜島駅であり、交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」のキャラクター「カモノハシのイコちゃん」が手を振って車両を見送った。JR西の地域まちづくり本部万博プロジェクト推進室の国見篤志さんは「運行終了後も万博の記憶の一つとして残り続けてほしい」と話した。
(ミャクミャク電車にお別れ JR西日本が出発式(共同通信) – Yahoo!ニュース)

JRの万博ラッピング列車ラストラン 「イコちゃん」に見送られ桜島駅を出発
10/29(水) 12:24配信 ABCニュース

 JR西日本が大阪・関西万博を盛り上げようと運行していたラッピング列車が29日、ラストランを迎えました。
 JR西日本は、おととし11月30日から「大阪・関西万博ラッピング列車」を運行し、29日で運行を終了します。
 JR桜島駅に姿を見せたラッピング列車の車内にはJR西日本グループによる「万博ありがとうメッセージ」と書かれた広告が設置されました。
(JRの万博ラッピング列車ラストラン 「イコちゃん」に見送られ桜島駅を出発(ABCニュース) – Yahoo!ニュース)

桜島駅でJR西の万博ラッピング列車がラストラン 「イコちゃん」見送る
10/30(木) 11:40配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 開幕500日前の2023年11月30日から、大阪環状線とJRゆめ咲線で運行してきた同列車。会期中は新大阪駅から大阪駅を経由して桜島駅を結ぶ臨時快速列車「エキスポライナー」としても運行した。車両は「323系」の8両編成。車体デザインは、白地に公式キャラクター「ミャクミャク」や赤と青の「細胞」をかたどったラッピングを施した。
 当日は、JR西日本のICカード「ICOCA(イコカ)」のマスコットキャラクター「カモノハシのイコちゃん」が見送る中、ラッピング列車が車庫へ回送された。車内には、「子どもたちにとって、楽しい特別な体験を与えてくれてありがとう」などスタッフや利用客からの感謝のメッセージをつづった装飾を用意した。
(桜島駅でJR西の万博ラッピング列車がラストラン 「イコちゃん」見送る(みんなの経済新聞ネットワーク) – Yahoo!ニュース)

JR西日本「ミャクミャク」列車ラストラン…開幕500日前の2023年11月30日から運行
2025/10/29 11:49 読売新聞

 白地の車体にミャクミャクや万博ロゴマークが描かれたラッピング列車(1編成8両)は、万博開幕500日前の2023年11月30日から大阪環状線や桜島線で運行。会期中、桜島線の終着駅となる桜島駅(大阪市此花区)からは会場に向けてシャトルバスが運行し、来場者輸送の一翼を担った。
 列車は、この日午前9時50分頃に桜島駅に入り、駅員らに見守られながら最終運行を終えた。車両は今後、通常の塗装に戻され、大阪環状線などで運行される。
(大阪万博:JR西日本「ミャクミャク」列車ラストラン…開幕500日前の2023年11月30日から運行 : 読売新聞)

投稿日:2025年11月5日

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