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万博9月14日(155日目)のまとめ

万博9月14日(155日目)のまとめ

9月14日、夢洲の空はまだ夏の熱気をかすかに残しながらも、秋の風を帯びていた。だが大阪・関西万博の会場には、季節の移ろいを凌駕するほどの人間の熱が渦を巻いていた。この日、入場者は一般20万7000人、関係者1万9000人、合計22万6000人。
前日の13日には20万8000人、さらにその前の平日12日には19万9000人と、閉幕を1か月後に控えた会場は日ごとにうねりを増し、ついに夢洲は人間の奔流に満たされた。東ゲートの予約枠は早々に終日満員となり、協会が「大変混雑」と評するほど、歩道も広場も絶え間なく人の波が押し寄せ、誰もが祭の中心へ吸い寄せられていった。

午前の光の中でまず注目を集めたのは、ベルギーのナショナルデーだった。式典会場に響くのは、未来の医療やライフサイエンスを語る声。クラランヴァル副首相が「世界中の健康改善に貢献する」と宣言し、日本との知の共有が約束されると、会場の空気は一瞬、ヨーロッパの気配に染まった。
やがて西宮少年合唱団が「フランダースの犬」の主題歌「よあけのみち」を澄んだ声で歌い上げ、観客はベルギー国旗を掲げて応えた。続くベルギーの人気歌手エレナとメンティッサが合唱団とセッションを重ね、手拍子が波のように広がってゆく。大阪湾を渡る海風さえ、その旋律に身をゆだねているかのようだった。

会場の別の一角では、松原市が企画した婚活イベント「ラブマッチ号」が静かな熱を帯びて進行していた。布忍神社で恋みくじを引いた25~45歳の独身男女22人は、バスで咲洲のATCに立ち寄り、夢洲へと乗り込む。万博の喧騒を背景に、彼らは地域の工芸品を眺め、和洋菓子「月化粧」を味わい、互いの距離を縮めていった。
最終的に4組のカップルが誕生し、澤井宏文市長が「将来は家族で松原市に住んでもらえたら」と願いを込めたその瞬間、夢洲はひそやかな未来の物語を紡ぎ出した。

午後にはEXPOアリーナが音楽の祭場と化した。コブクロ、C&K、flumpool、三浦大知らが舞台に立ち、観客の歓声が夕暮れの空を突き抜ける。大阪体育大学のマスコット「BOUHSEAR」も新しい姿で登場し、拍手を浴びながら学外デビューを飾った。
EXPOメッセ「WASSE」では、駄菓子メーカー5社が支援するご当地アイドル「da-gashi☆」が、ココアシガレットやミニコーラを掲げながらキュートなパフォーマンスを披露。平成30年の結成以来、念願としてきた万博ステージへの出演に、ファンもメンバーも笑顔を輝かせ、甘く懐かしい香りが会場を包んだ。

この一日の夢洲は、ただの博覧会場ではない。人、音楽、恋、知識、駄菓子――22万6000人の鼓動が重なり、数字を超えた物語が生きている。夕陽がリング状の大屋根を染めるころ、そこに立つ誰もが、自分自身がこの壮大な祭りの登場人物であることを静かに悟るのだった。

【速報】“3連休中日”14日(日)万博の一般来場者は20万7000人…累計が1900万人を超える 3日連続で総来場者20万人超
2025年9月15日 9:53 YTV NEWS NNN

 万博協会が15日(月)に発表した、9月14日(日)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約20万7000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約22万6000人で、総来場者は3日連続で20万人を超えました。
 3連休の前日となる12日(金)は平日で過去最多となる19万9000人(総来場者は21万9000人)、3連休初日の13日(土)は20万8000人(総来場者は22万7000人)で、閉幕まで1か月となる中、日に日に来場者が増加している傾向にあります。
(【速報】“3連休中日”14日(日)万博の一般来場者は20万7000人…累計が1900万人を超える 3日連続で総来場者20万人超(2025年9月15日掲載)|YTV NEWS NNN)

【速報】万博きのう9月14日(日)の一般入場者数は20万7000人、2日連続で20万人超えの大混雑…今日のイベントは?<閉幕まで残り28日>
9/15(月) 10:15配信 Lmaga.jp

『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の9月14日(日)の入場者数は、一般20万7000人、関係者1万9000人、合計22万6000人だった。場外への救急搬送件数は12件(うち熱中症(疑い含む)0件)だった。
速報値で過去最多を更新した9月13日(土)に続き、2日連続の20万人超え。残り1カ月を切り、「かけこみ万博」で会期末にかけ大変混雑が見込まれる状況となっている。
(【速報】万博きのう9月14日(日)の一般入場者数は20万7000人、2日連続で20万人超えの大混雑…今日のイベントは?<閉幕まで残り28日>(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

【万博速報】連休初日の9月13日(土)は20.8万人が来場 ラスト1か月「入場予約枠空きなし」の日も…「やや混雑」で済むのはいつ? 9月14~29日は平日も毎日「大変混雑」予想
2025/09/14 10:30 MBSニュース

 開幕から155日目となった大阪・関西万博。10月13日の閉幕まで残り1ヵ月を切りました。
 きょう9月14日(日)も午前9時ごろから、会場東ゲートの前には大勢の人が列をなしています。博覧会協会によりますと、14日の会場内の混雑は「大変混雑」だということです。東ゲートの入場予約枠はすでに「終日満員」となっていて、特に混雑する一日となることが予想されます。
(【万博速報】連休初日の9月13日(土)は20.8万人が来場 ラスト1か月「入場予約枠空きなし」の日も…「やや混雑」で済むのはいつ? 9月14~29日は平日も毎日「大変混雑」予想 | MBSニュース)

チョコだけでなく、ライフサイエンスでも ベルギー副首相、万博ナショナルデーで協力訴え
9/14(日) 20:14配信 産経新聞

大阪・関西万博で14日、ベルギーが「ナショナルデー」を迎え、式典や音楽イベントなどが開催された。参加者は、同国が先進的な取り組みを行っている製薬をはじめ幅広い分野で、日本との協力や交流の可能性を確認し合った。
式典では加藤明良経済産業政務官が「来年は日本とベルギーの国交樹立160周年の節目。両国の交流が促進し、友好親善が一層深まることを期待する」とあいさつ。
ベルギーのクラランヴァル副首相兼雇用・経済・農業相は、製薬・ライフサイエンス産業でベルギーが世界を牽引(けんいん)し「世界中の人々の健康改善に貢献している」と協調。「日本と知識を共有して力を合わせることで、医療や高齢化など喫緊の課題に大きく貢献することができる」と述べた。
その後、西宮少年合唱団がベルギーを舞台にしたアニメ「フランダースの犬」の主題歌「よあけのみち」を歌ったほか、同国の人気歌手、エレナさんとメンティッサさんがパフォーマンスを披露。2人が合唱団とセッションすると、観客はベルギーの国旗を振ったり、手拍子をするなどして盛り上がった。
(チョコだけでなく、ライフサイエンスでも ベルギー副首相、万博ナショナルデーで協力訴え(産経新聞) – Yahoo!ニュース)

恋みくじひき「ラブマッチ号」で万博へ 大阪・松原市が婚活イベント、カップル4組誕生
9/14(日) 19:32配信 産経新聞

大阪・関西万博の会場(大阪市此花区)で14日、独身男女に出会いの場を提供する婚活支援イベントが開かれた。大阪府松原市が企画し、25~45歳の計22人が参加。万博を楽しみながら交流を深めた結果、4組のカップルが誕生した。
約50人の応募者から抽選で選ばれた参加者は松原市の布忍(ぬのせ)神社に集まり、恋みくじをひいた後、バス「ラブマッチ号」に乗り込んだ。その後、咲洲(さきしま)のアジア太平洋トレードセンター(ATC、大阪市住之江区)で昼食をとり、夢洲(ゆめしま)の万博会場に到着した。
参加者はグループやペアで自由行動し、「大阪ウイーク~秋~」の一環で府内市町村の魅力を紹介する「地域の魅力発見ツアー」の松原市ブースで工芸品などを見学。和洋菓子「月化粧」を製造販売する青木松風庵(しょうふうあん)(本部・岬町)の万博店舗内で意中の相手の名を紙に記し、最終的にカップル4組が誕生した。
松原市は若い家族層らの移住・定住施策に力を入れており、婚活イベントはその一環。澤井宏文市長は「万博で思い出をつくり、将来は家族で松原市に住んでもらえたらうれしい」と期待を込めた。
(恋みくじひき「ラブマッチ号」で万博へ 大阪・松原市が婚活イベント、カップル4組誕生(産経新聞) – Yahoo!ニュース)

タイムテーブル公開!! 大阪・関西万博 大阪ウィーク~秋~ 「OSAKA MUSIC LOVER EXPO ARENA 2025」
2025年9月14日(日)・15日(月・祝) 於:EXPOアリーナ「Matsuri」(大阪・関西万博会場内)
2025/8/13 14:00 大阪来てなキャンペーン実行委員会

国内外から大阪に訪れる方々に府内滞在や府内周遊を楽しんでいただく「大阪来てな!キャンペーン」を展開している大阪来てなキャンペーン実行委員会(大阪府・大阪市・公益財団法人大阪観光局)では、来る9月14日(日) ・15日(月・祝)に開催する大阪・関西万博 大阪ウィーク~秋~「OSAKA MUSIC LOVER EXPO ARENA 2025」のタイムテーブルを公開しましたので、お知らせします。
OSAKA MUSIC LOVER EXPO ARENA 2025 Day1
・2025年9月14日(日)
・17:00~20:30頃 (開場16:00)
・コブクロ/C&K/flumpool/三浦大知
(タイムテーブル公開!! 大阪・関西万博 大阪ウィーク~秋~ 「OSAKA MUSIC LOVER EXPO ARENA 2025」  | 大阪来てなキャンペーン実行委員会のプレスリリース | 共同通信PRワイヤー)

大阪・関西万博「大阪ウィーク~秋~」に大阪体育大学も出展 9月14日EXPOメッセ「大学のある町、熊取」ブース マスコット「新ボーシャー」が学外デビュー
 大阪・関西万博で9月4~17日に「大阪ウィーク~秋~」が開催されます。大阪ウィークは「祭」をテーマに自由闊達な大阪のポテンシャルを結集し、府内各地域の魅力を発信するイベント。「春」「夏」に続き、「秋」では4~7日にEXPOアリーナ「Matsuri」で、明石家さんまさんらが出演するステージパフォーマンス、13~15日にEXPOメッセで「地域の魅力発見ツアー秋~大阪43市町村の見どころ~」が繰り広げられます。
 また、大阪体育大学は6月に開学60周年を迎え、マスコットキャラクターの「BOUHSEAR(ボーシャー)」をよりスタイリッシュでアクティブな2代目にリニューアルしました。新ボーシャーも展示スタッフを務め、万博が学外デビューとなります。
(大阪・関西万博「大阪ウィーク~秋~」に大阪体育大学も出展 9月14日EXPOメッセ「大学のある町、熊取」ブース マスコット「新ボーシャー」が学外デビュ – 大阪体育大学)

大阪の駄菓子メーカー5社がバックアップのご当地アイドル、夢の万博ステージで躍動
2025/9/15 07:24 産経ニュース

大阪府内の駄菓子メーカー5社がバックアップするご当地アイドル「da-gashi☆(ダガシ)」が14日、大阪・関西万博のステージに立った。現在の体制になって3年余り。念願のステージに、駆けつけたファンも盛り上がった。
ダガシが出演したのは、EXPOメッセ「WASSE」で行われた「大阪ウイーク~秋~地域の魅力発見ツアー」のステージ。「ココアシガレット」や「ミニコーラ」で知られる駄菓子メーカー「オリオン」がある大阪市淀川区を応援するアイドルとして登場した。
正規メンバー6人と研究生5人が迫力あふれるパフォーマンスを披露。ファンは笑顔で手を振るなどして応援した。パフォーマンスの後、メンバーは同区のブースでファンや来場者らに駄菓子セットを渡した。
平成30年の結成以来、駄菓子メーカーや関係者は万博出場を目標にしていた。念願をかなえたメンバーらは「とても楽しかった」「練習は長かったけれど、ステージは一瞬だった」と笑顔で感想を語り合った。
(大阪の駄菓子メーカー5社がバックアップのご当地アイドル、夢の万博ステージで躍動 – 産経ニュース)

投稿日:2025年9月16日

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