- 万博閉幕から
8月8日の時点で、大阪・関西万博の入場券は18,095,703枚に達した。開幕前から「黒字の目安」として掲げられていた1800万枚の壁を、ついに軽やかに飛び越えたのである。
だが、この数字をもって即座に胸を張るほど、万博協会は無邪気ではない。収支の均衡はまだ蜃気楼のように揺れ、台風や思わぬ支出が潜む。黒字の宣言は、会期が残りわずかとなるその最終盤まで封じられるという。
運営費は総額1,160億円。その八割近くを入場券収入で賄う算段であり、前売り時には鈍かった販売も、開幕を境に週50万枚ペースで伸びていった。府知事が「八月中に黒字化の可能性高し」と口にしたのも無理はない。
しかし、数字の向こうには人の流れがある。真夏の陽炎の中を、家族連れや旅人、研究者や物見高い市井の人々が、同じ入場ゲートをくぐっていく。その一枚一枚の券は、熱気を帯びた祭りの鼓動と結びつき、まだ見ぬ未来都市への通行証となる。
協会は残る二か月あまり、夏休み限定の催しや各国の祝祭を糧に、最終目標2,300万枚を狙う構えだ。数字はすでに物語を語りはじめ、夢洲の空には、閉幕の鐘が遠く予感として漂っている。
万博入場券販売、１８０９万枚に 「黒字化の目安」に到達
2025年8月11日 17時10分 （共同通信）日本国際博覧会協会（万博協会）は１１日、大阪・関西万博の８日までの入場券販売枚数が１８０９万５７０３枚に上ったと発表した。万博協会が運営費の黒字化の目安としてきた約１８００万枚に到達した。ただ、実際の収支は今後の運営に伴い変動する余地があるとしており、目標とする２３００万枚の販売を目指す。
万博は４月の開幕から１３日で４カ月となる。一般来場者数（確定値）は９日時点の累計で１３４０万２０３３人だった。
万博協会の開幕前の想定では、運営に必要な人件費や広報宣伝費などの支出の総額は１１６０億円で、この８割超を入場券の売り上げで賄う。万博協会は収支のめどが立つのは９月以降としている。
(万博入場券販売、１８０９万枚に 「黒字化の目安」に到達：東京新聞デジタル)
万博入場券の販売、損益分岐点の「１８００万枚」突破…運営費は入場券収入で賄える見通し
8/11(月) 15:41配信 読売新聞オンライン日本国際博覧会協会（万博協会）は１１日、大阪・関西万博の入場券の販売枚数が８日時点で１８０９万枚になったと発表した。運営収支の損益分岐点となる１８００万枚を超え、黒字のめどがついた格好だ。
万博協会は、運営費１１６０億円の約８割（９６９億円）を入場券収入で賄う計画を立てている。入場券販売は前売り段階では低迷していたが、４月の開幕前後から急増し、週５０万枚前後で推移。大阪府の吉村洋文知事も先月末に「８月中に運営費が黒字になる可能性が高い」との見通しを示していた。
万博協会は、運営費の収支見込みが出せるのは９月下旬になると説明している。台風などの災害があった場合の復旧費など、予期しない支出が発生することも想定され、残り約２か月の会期でさらに販売枚数を上積みしたい考えだ。最終的な販売目標は２３００万枚に設定している。
(万博入場券の販売、損益分岐点の「１８００万枚」突破…運営費は入場券収入で賄える見通し（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース)
【速報】万博入場チケット販売 開幕前黒字想定「1800万枚」超える 協会「支出まだ不明」と慎重姿勢も
8/11(月) 11:24配信 関西テレビ万博を運営する博覧会協会は、開幕前に運営費の収支が黒字になる入場チケットの販売枚数は「約1800万枚」と想定していて、それを超えた形です。
一方、協会の石毛博行事務総長は先月＝7月の記者会見で、「1800万枚で黒字」という考え方について、パークアンドライドの利用が伸び悩んでいることを例に挙げるなどして、「開幕前での話で、支出はまだわからない。1800万枚で（黒字と判断して）いいのか、お答えするには早い」などと慎重な姿勢をみせていました。
(【速報】万博入場チケット販売 開幕前黒字想定「1800万枚」超える 協会「支出まだ不明」と慎重姿勢も（関西テレビ） – Yahoo!ニュース)
【大阪・関西万博】入場券販売数 黒字化目安の１８００万枚超える
8/11(月) 11:50配信 ABCニュース万博の入場券の販売枚数が運営費の黒字化の目安である１８００万枚を超えたことが分かりました。
大阪・関西万博では、人件費などの「運営費」１１６０億円のうち８割程度を、入場券の売り上げでまかなうことになっていて、その「黒字化」の目安を万博協会や国は約１８００万枚と設定しています。
関係者への取材で、累計売り上げ枚数は８日時点で約１８１０万枚と、黒字化の目安に到達したことが分かりました。
一方、自家用車とバスを乗り継いで来場する「パーク＆ライド」の収支が赤字になる可能性や、自然災害など特殊な事情で入場券の払い戻しが必要になるケースも想定されます。
(【大阪・関西万博】入場券販売数 黒字化目安の１８００万枚超える（ABCニュース） – Yahoo!ニュース)
【大阪・関西万博】入場券販売が「1800万枚超」に「運営費の収支黒字化」目安超えるも協会は慎重姿勢
2025年8月11日 月曜 午後7:30 関西テレビ大阪・関西万博の入場券の販売数が、当初、運営費の収支を黒字化させる目安としていた1800万枚を超えたことが分かりました。
万博は運営費の8割程度を入場券収入で賄う計画で、博覧会協会は開幕前、運営費の収支を黒字化できるチケットの販売枚数を1800万枚と想定していました。
入場券の販売数は今月1日時点でおよそ1754万枚でしたが、今月2日から8日まででおよそ55万枚増えて、およそ1810万枚になりました。
協会は今後、夏休み限定イベントを実施することなどで、最終目標の2300万枚の達成を目指しています。
(【大阪・関西万博】入場券販売が「1800万枚超」に「運営費の収支黒字化」目安超えるも協会は慎重姿勢｜FNNプライムオンライン)
”黒字化”目安の1800万枚到達 大阪・関西万博のチケット販売 閉幕まで2か月残し当初の目標達成
2025年8月11日 12:18 YTV NEWS NNN
万博協会は、開幕前、運営費としてかかる1160億円の支出のうち、8割程度をチケット収入でまかなう計画を明らかにしていて、黒字化に必要なチケットの販売枚数の目安を「約1800万枚」と示していました。
閉幕まで2か月あまりを残して、当初の目標を達成しましたが、万博協会は「台風で営業ができなくなるなど、不測の事態が発生する可能性もあり、黒字と判断できるのは最終盤になる」としています。
(”黒字化”目安の1800万枚到達 大阪・関西万博のチケット販売 閉幕まで2か月残し当初の目標達成（2025年8月11日掲載）｜YTV NEWS NNN)
大阪・関西万博入場券 黒字目安超え 万博キャラが表す“日本の地位”
8/12(火) 15:18配信 文化放送大阪・関西万博の入場券販売が8日時点で約1810万枚となったことが、関係者への取材で分かった。開幕前に黒字化の目安として設定した「約1800万枚」を超えた。
入場券販売は前売り段階では苦戦していた。開幕前日の4月12日までの前売り券の販売枚数は969万枚で、目標（1400万枚）を大きく下回った。ただ、開幕後に万博に関する情報発信が急増すると、販売も好転。1日平均の販売枚数は、開幕前は約2万枚だったが、開幕後は約7万枚で推移してきた。
ただ、追加費用が発生する可能性もあることから、「黒字化に向けて楽観視はできない」（運営関係者）などとして、日本国際博覧会協会（万博協会）は最終的な販売目標の2300万枚に向け、上乗せを図っていく考えだ。
(大阪・関西万博入場券 黒字目安超え 万博キャラが表す“日本の地位” – Yahoo! JAPAN)
投稿日：2025年8月13日