
夏の終わりの夢洲を揺るがすように、アンゴラパビリオンをめぐる騒動がひそやかに波紋を広げていた。
建設の現場に潜り込んでいた一業者が、法律に定められた建設業許可を持たぬまま工事に携わっていたことが発覚。さらに工事費の未払いが重なり、下請けたちが「被害者の会」を結成し、倒産の危機に追い詰められていた。
鶴見区のその業者は、アンゴラ館の三次下請けという深い階層で作業を続けていたが、調査の結果、覆すことのできない事実が突きつけられる。
8月6日から30日間、営業を停止する処分が下された。
炎天下の工事現場に響いていたハンマーの音は今、風にさらわれるように静まり、未払いの重苦しさだけが現場に残る。
世界をつなぐ夢の祭典の裏側で、小さな建設会社の命綱が揺れ、万博の未来に影を落とす。
それでも夢洲の空は澄み、アンゴラのパビリオンは完成に向けて動き続けている。未来へ伸びる建物の影に、見えない苦闘の物語が確かに息づいていた。
【独自】“無許可&工事代金未払い” 万博アンゴラ館の建設業者に大阪府が『営業停止処分』を決定
7/22(火) 13:40配信 読売テレビ大阪・関西万博のアンゴラパビリオンの工事に携わっていた業者が建設業を営む上で必要な許可を受けていなかった問題で、大阪府がこの業者に対して、営業停止処分を出したことが22日、複数の関係者への取材で分かりました。
アンゴラパビリオンをめぐっては、工事に携わっていた業者が無許可で営業していた疑いが浮上していたほか、建設費未払いの問題が発覚。下請けの業者らが「被害者の会」を設立し、「倒産の危機にある」として救済などを求めていました。
府は6月、業者側に適切な対応を行うよう、建設業法に基づく勧告を行ったことを明らかにし、これまで無許可営業の疑いがある業者に対して、「弁明の機会の付与通知書」を発出するとともに、無許可営業の事実が確定すれば、営業停止などの厳しい行政処分を科すとしていました。
営業停止処分は22日付で、期間は8月6日~9月4日までの30日間。
大阪府の吉村知事は22日の会見で「無許可事業を覆す事実が出てこなかった。許されるものではないので、厳しく対応していく」と述べ、他にも2~3件の報告や相談があることから「厳格に対応していく」と語りました。
(【独自】“無許可&工事代金未払い” 万博アンゴラ館の建設業者に大阪府が『営業停止処分』を決定(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
下請け業者に約4300万円支払わず…万博アンゴラ館建設めぐり3次下請けの「無許可」業者に30日間の営業停止処分 社長「処分受け止め未払いの対応を」
7/23(水) 8:13配信 FNNプライムオンライン大阪・関西万博のアンゴラ館建設をめぐり、「無許可」業者を行政処分とした。
大阪市鶴見区にある建設業者は、アンゴラ館の3次下請けとして工事に携わっていたが、法律に基づく建設業許可がない疑いが浮上し、大阪府が調査していた。
大阪府の吉村知事は22日の会見で、「調査の結果、覆す事実はなかった」として、この業者を8月6日から30日間の営業停止処分とした。
(下請け業者に約4300万円支払わず…万博アンゴラ館建設めぐり3次下請けの「無許可」業者に30日間の営業停止処分 社長「処分受け止め未払いの対応を」(FNNプライムオンライン) – Yahoo!ニュース)
吉村知事「厳しく対応していく」パビリオン工事費「下請けに未払い業者」”無許可工事”で営業停止【万博】
7/22(火) 20:27配信 関西テレビ大阪・関西万博のアンゴラパビリオンで、工事費の未払い問題の渦中にある建設業者が「無許可で工事に関わった」として行政処分です。
大阪市鶴見区にある建設業者は、アンゴラパビリオンの3次下請けとして工事に携わっていましたが、法律に基づく建設業許可がない疑いが浮上し、大阪府が調査していました。
大阪府の吉村知事は22日の会見で「調査の結果、覆す事実はなかった」としてこの業者を30日間の営業停止処分としました。
(吉村知事「厳しく対応していく」パビリオン工事費「下請けに未払い業者」”無許可工事”で営業停止【万博】(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)
【万博】アンゴラ館工事の下請け業者に営業停止処分 建設業に必要な許可得ず営業 アンゴラ館では下請け業者間で工事費未払い問題も
7/22(火) 18:50配信 MBSニュース大阪・関西万博のアンゴラ館の工事を請け負った業者に営業停止処分です。
30日間の営業停止処分を受けたのは、アンゴラ館の工事に関わった下請け会社で、建設業に必要な許可を得ず営業していたということです。
(大阪府 吉村洋文知事)「弁明の機会の付与という手続きをいたしました。それでも結果、無許可事業であるということを覆す事実は出てきませんでしたので、本日、この無許可事業者に対しての行政処分の決定をいたしました」
大阪府によりますと、無許可営業の疑いがある業者は他にも2社あるということで、今後、調査を実施して適切に対応していくということです。
(【万博】アンゴラ館工事の下請け業者に営業停止処分 建設業に必要な許可得ず営業 アンゴラ館では下請け業者間で工事費未払い問題も(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)
万博アンゴラ館建設巡り無許可営業 大阪市内の業者を営業停止処分 大阪府
7/22(火) 18:00配信 産経新聞大阪・関西万博のアンゴラ館の建設を巡り、一部の建設業者が建設業法に違反し無許可で内装工事を請け負っていた問題で、大阪府は22日、大阪市鶴見区の「一六八建設」対し、8月6日から30日間の営業停止処分を行った発表した。
吉村洋文知事は同日の定例記者会見で「業者には弁明の機会を付与したが、無許可営業をくつがえす事実がなく行政処分を決めた」と述べた。
府は他の海外館でも建設に関わった3社の無許可営業に関する情報提供を受けており、調査を進めている。
アンゴラ館の建設工事を巡っては、工事費の未払いが確認されており、府は関係業者に対し、未払いの実態把握や早期解決に向けた措置を講ずるよう、建設業法に基づく勧告を行っている。(山本考志)
(万博アンゴラ館建設巡り無許可営業 大阪市内の業者を営業停止処分 大阪府(産経新聞) – Yahoo!ニュース)
万博「アンゴラ館」建設無許可で請け負い、下請けへの工事費未払いも…大阪市の業者に営業停止処分
7/23(水) 12:10配信 読売新聞オンライン大阪・関西万博でアンゴラ館の建設工事を無許可で請け負ったとして、大阪府は22日、建設業法に基づき、大阪市鶴見区の「一六八(いろは)建設」を8月6日から30日間の営業停止処分にしたと発表した。他の海外館の工事3件では別の業者に無許可請け負いの疑いがあり、府は調査を進める。
建設業法上、500万円以上の工事を請け負う場合は府知事や国土交通相の営業許可が必要だが、府が一六八建設について調べたところ、無許可だったことが判明。弁明の機会を設けたが、覆す事実は確認されなかったという。
一六八建設を巡っては、下請け業者に対する工事費の未払いも確認されており、府は6月、実態把握や早期解決に向けた措置を講じるよう勧告していた。
(万博「アンゴラ館」建設無許可で請け負い、下請けへの工事費未払いも…大阪市の業者に営業停止処分(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)