
万博という巨大な仮設都市には、いつだって目には見えぬ無数の人々の働きが息づいている。パビリオンで微笑む案内係、警備の隅で静かに佇む警備員、音もなく機械を整備する技術者たち──その誰もが、来場者の心に記憶を刻むために舞台裏を支えてきた。
そして今、会期の終幕を前にして、彼らの物語は次の章へと進もうとしている。東京に本社を置くパソナが、そうしたスタッフの「その後」に光を当てた。イベント名は「万博キャリアNEXT」。それは、華やかな世界の裏側で積み上げられた経験を、次なる現場へと橋渡しする試みだ。
語学に長けた者、ホスピタリティに優れた者、異文化との接点で力を発揮した者──そんな人材たちを、100を超える企業が受け入れようと名乗りを上げた。開催は9月、大阪市内のATCホール。万博が残した火は、まだ燃え尽きない。
一過性ではなく、つながりと跳躍の場としての万博。その終わりにこそ、本当の始まりがある。
生かせ、万博スタッフのコミュ力 パソナ、閉幕前に再就職イベント
7/11(金) 17:59配信 時事通信パソナ(東京)は11日、大阪・関西万博で働くスタッフを対象に、閉幕後の再就職を支援するイベント「万博キャリアNEXT(ネクスト)」を開くと発表した。
国内外からの来場客をもてなすコミュニケーション力などを生かした新たな活躍の場を提供する。採用を希望する100社を募って、閉幕の約1カ月前に当たる9月14、15両日に大阪市内で合同説明会を開く。
同社の中尾慎太郎社長は11日、万博会場の同社グループのパビリオンで記者会見し、「万博には、接遇に優れていたり、語学が堪能だったりする優秀な人材が約2万人集結している」と強調。百貨店や商社などさまざまな企業から万博スタッフ採用に関する問い合わせが来ていると説明した。
万博会場近くのATCホール(大阪市住之江区)で開催。企業規模や本社所在地などは問わず、イベント参加企業を先着順で今月31日まで受け付ける。
(生かせ、万博スタッフのコミュ力 パソナ、閉幕前に再就職イベント(時事通信) – Yahoo!ニュース)
万博閉幕後の就業支援 約100社が参加するイベントが9月に実施 会場で働く「約9割」が開催期間中の有期雇用
7/11(金) 17:45配信 MBSニュース万博で働いた人がその経験をどう生かすのか。次のステップを支援するイベントが発表されました。
(パソナ 中尾慎太郎社長)「会期を終えた後の仕事を探さないといけない。ネクストキャリア、転身支援のお手伝いを何かできないかと」
PASONAによりますと、警備員やパビリオンのスタッフなど大阪・関西万博の会場では計2万人ほどが働いています。その約9割が開催期間中の有期雇用で、閉幕後の働き口を懸念する声があがっています。
このため、PASONAは、ホテルや旅行会社など約100社が参加する就業支援イベントを閉幕前に実施し、万博での経験を次の職場で活かしてもらうための支援を行うということです。
(パソナ 中尾慎太郎社長)「優秀な方がせっかく集まっていますので、この方々が活躍できる環境を、関西としてつくっていかないといけないと考えています。さらに能力が開花できる仕事に就いていただければ、我々としてもうれしいです」
(万博閉幕後の就業支援 約100社が参加するイベントが9月に実施 会場で働く「約9割」が開催期間中の有期雇用(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)