
かつては閑散としていた夢洲の広大な地にも、いまや日ごとに十三万の人々が足を踏み入れるようになった。開幕当初、閑古鳥のさえずりが風に混じって聞こえるようだったあの頃が、すでに遠い幻のようである。
経団連名誉会長であり、万博協会の舵を握る十倉雅和氏は言う――「良いスタートだった」と。その表情には、未来に向けたかすかな微笑が浮かぶ。だが、それは安堵ではない。採算という名の峠を越えるには、なお一日十三万の登山者が必要なのだ。
赤字の影がちらつく。吉村知事もまた「一番気にかけているのは赤字にしないこと」と口を引き結ぶ。損益分岐点は1840万枚――それを超えることが、この壮大な祭の命運を左右する。
来場者の笑顔、子どもたちの歓声、海風に揺れるパビリオンの旗。すべては、この地上の楽園を持続させるための風景である。未来を見せる万博、その裏で静かに進行する「数」の闘い。
夢洲に咲く奇跡は、日々積み上がる13万の足音によって保たれているのだ。
【速報】吉村知事「一番は赤字にしないこと、損益分岐点1840万枚は運営者として非常に重要な目標」 万博協会「今後1日13万人目指す」に見解
6/25(水) 15:23配信 読売テレビ23日の万博協会の理事会では、「運営費の収支ラインである2200万人の達成に向けて、今後は1日13万人のチケット来場者数を目指す」との見解が示されたことについて、吉村知事は25日の会見で、「一番気にかけているのは赤字にしないということ。運営者としては非常に重要な目標。その損益分岐点は(チケット販売枚数が)1840万枚で、1840万枚を超えるようにもっていきたい」と改めて語りました。
(【速報】吉村知事「一番は赤字にしないこと、損益分岐点1840万枚は運営者として非常に重要な目標」 万博協会「今後1日13万人目指す」に見解(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
万博は直近1か月の「1日13万人来場」なら黒字に…協会会長「このペースを続けていけば」
6/24(火) 10:45配信 読売新聞オンライン大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は23日、会期中に約2200万人が来場すると運営費が黒字になるとの見通しを示し、今後、少なくとも1日平均約13万人の来場が必要との方針を示した。
来場者数は、4月の開幕直後は1日10万人を割り込む日も目立ったが、直近1か月の来場者数は1日平均約13万人まで増えた。
十倉雅和会長(経団連名誉会長)はこの日の記者会見で、「良いスタートを切れた。この1か月のペースを続けていくと採算ラインに乗る」と話した。
(万博は直近1か月の「1日13万人来場」なら黒字に…協会会長「このペースを続けていけば」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)
2200万人来場で黒字の見通し、1日13万人ペース…万博協会
2025/06/24 06:00 読売新聞大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は23日、会期中に約2200万人が来場すると運営費が黒字になるとの見通しを示し、今後、少なくとも1日平均約13万人の来場が必要との方針を示した。
来場者数は、4月の開幕直後は1日10万人を割り込む日も目立ったが、直近1か月の来場者数は1日平均約13万人まで増えた。
十倉雅和会長(経団連名誉会長)はこの日の記者会見で、「良いスタートを切れた。この1か月のペースを続けていくと採算ラインに乗る」と話した。
(大阪万博:2200万人来場で黒字の見通し、1日13万人ペース…万博協会 : 読売新聞)
【速報】万博の総来場者900万人突破&チケット販売1468万枚に 協会「収支ライン2200万人」今後は「1日13万人目指す」と見解
6/23(月) 17:47配信 読売テレビ大阪・関西万博の開幕から2か月あまりが経過し、万博協会は23日、関係者を含めた総来場者数が22日までに900万人を超え、チケットの販売枚数が20日までに1468万枚になったと発表しました。
万博協会によりますと、6月20日までに販売されたチケットの合計枚数は約1468万枚で、前週の発表(13日までの販売数)から約78万枚増えました。開幕までの前売り券の販売枚数は約969万枚で、開幕から2か月あまりの間に約500万枚が販売されたことになります。これまで、万博への来場者数は2820万人と想定されていましたが、石毛博行事務総長は5月の会見で、「2820万人は準備を行っていく中での想定の数字であり、目標ということで置いているわけではない」との見解を示していました。一方で、チケット販売枚数の目標は2300万枚で、赤字を回避するラインは約1800万枚とされています。
(【速報】万博の総来場者900万人突破&チケット販売1468万枚に 協会「収支ライン2200万人」今後は「1日13万人目指す」と見解(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
【万博】総来場者数が900万人を突破 協会「今後は1日13万人のチケット来場者数を目指す」
2025年6月24日 8:37 YTV NEWS NNN大阪・関西万博の開幕から2か月あまり、万博協会は関係者を含めた総来場者数が900万人を超えたと発表しました。
万博協会によりますと、おととい21日までの総来場者数の累計は886万4000人あまりで、22日の速報値を足し合わせると、900万人を超えました。
6月20日までに販売されたチケットの合計枚数は約1468万枚。チケット販売枚数の目標は2300万枚で、赤字を回避するラインは約1800万枚とされています。
(【万博】総来場者数が900万人を突破 協会「今後は1日13万人のチケット来場者数を目指す」(2025年6月24日掲載)|YTV NEWS NNN)
万博・博覧会協会の十倉雅和会長 “運営収支の黒字化が見えてきた”と見解示す
MBSニュース6/24(火)11:00大阪・関西万博の6月20日時点での入場チケットの累計販売枚数は約1469万枚で運営収支が黒字となるラインとされる1840万枚まで残り370万枚あまりとなっています。
6月23日、博覧会協会の十倉雅和会長はこうしたチケット販売の状況や入場者数のペースも踏まえ、“黒字化が見えてきた”という見解を示しつつ、引き続き販売努力を続ける姿勢を示しました。
(博覧会協会 十倉雅和会長)「(入場者数で)この1か月のペースを続けて通期で行くと、採算ラインに乗る。(入場券販売)1800万枚はある仮定を置いた時の“収支トントンライン”であり、運営において我々が予定していなかった費用も出ている。まだまだ努力していかないといけない」
(万博・博覧会協会の十倉雅和会長 “運営収支の黒字化が見えてきた”と見解示す (MBSニュース)|dメニューニュース(NTTドコモ))