
夢洲に集った万国の夢は、時にその礎を支える人々の嘆きに気づかぬまま、きらびやかな帳を風に揺らしている。ドイツ、セルビア、ルーマニア──それぞれが誇り高く出展したパビリオンの裏手では、いま、数億円規模の未払い問題が静かに火を噴いていた。
これら三つのパビリオンを手がけた下請け業者が声を上げた。共通するのは、いずれも同じ発注元の存在。そしてその影は、すでに未払いが発覚しているマルタ館にも伸びていた。発注元は2016年設立、東京五輪では17億円の売上を計上したとされる一社。その名は明かされず、フランスにいるという担当者にすべての説明は委ねられた。
壮麗な建物と民族衣装、未来的な展示とグローバルな理念。その背後にある現場は、実のところ未払いの連鎖に翻弄され、疲弊した業者の声が宙に浮かぶ。夢洲はいま、ただの展示会場ではなくなりつつある。国家の顔と資本の重みが交差する、巨大な寓話の舞台となっている。
大阪・関西万博海外パビリオン工事費未払い問題 ドイツ、セルビア、ルーマニアなど3カ国でも 総額数億円か
6/20(金) 16:58配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)大阪・関西万博の海外パビリオン工事費の未払い問題が、ドイツなど3カ国でもあることがわかりました。
関係者によりますと、未払いを訴えているのは、ドイツ、セルビア、ルーマニアのパビリオンを建設した下請け業者です。
いずれも同じ業者が発注元で、未払いの総額は数億円に上るということです。
海外パビリオンの工事費をめぐっては、すでにアンゴラや中国のパビリオンなどでも未払いが起きているとして、下請け業者らが「被害者の会」を設立しています。
(大阪・関西万博海外パビリオン工事費未払い問題 ドイツ、セルビア、ルーマニアなど3カ国でも 総額数億円か(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) – Yahoo!ニュース)
ドイツ館などでも未払いか 下請けへの工事費、数億円規模 大阪・関西万博
6/20(金) 7:12配信 時事通信大阪・関西万博のパビリオン工事費の未払い問題で、新たにドイツ、セルビア、ルーマニアの各館についても、下請け業者が未払いを訴えていることが19日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、いずれも同じ会社が発注に関わっており、すでに未払い問題が発覚しているマルタ館も請け負っている。信用調査会社によると、この会社は大型イベントの設営や運営を手掛ける会社で2016年に設立。21年には東京五輪の資材リースなどを請け負い、17億円の売り上げを計上している。同社は時事通信の取材に、「担当者がフランスにいるので今は回答できない」と話した。
(ドイツ館などでも未払いか 下請けへの工事費、数億円規模 大阪・関西万博(時事通信) – Yahoo!ニュース)
【万博】ドイツ館など3件“同じ業者”発注元で合計数億円の工事費未払い 下請け業者が訴える
6/20(金) 12:10配信 関西テレビ大阪・関西万博の海外パビリオン工事費の未払い問題で、新たにドイツなど3カ国のパビリオンで下請け業者が合わせて数億円の未払いを訴えていることが分かりました。
関係者によると、未払いを訴えているのは、ドイツ、セルビア、ルーマニアのパビリオンを建設した下請け業者です。
いずれも同じ業者が発注元で、未払いの総額は数億円に上るということです。
(【万博】ドイツ館など3件“同じ業者”発注元で合計数億円の工事費未払い 下請け業者が訴える(関西テレビ) – Yahoo!ニュース)
【万博工事費未払い問題】ドイツ・セルビア・ルーマニア館でも“未払い”発覚 3館の総額は数億円にも
6/21(土) 7:00配信 読売テレビ大阪・関西万博のパビリオン工事をめぐる費用の未払い問題で、ドイツ・セルビア・ルーマニアの3つのパビリオンでも下請け業者に対する費用の未払いが発生していることがわかりました。
関係者によりますと、ドイツ・セルビア・ルーマニアの3館のパビリオン工事の発注に関わって業者は、すでに工事費の未払いが発覚していたマルタ館の工事を請け負っていた業者と同じ業者だということです。3つのパビリオンの未払い額の合計は、数億円にのぼるということです。
(【万博工事費未払い問題】ドイツ・セルビア・ルーマニア館でも“未払い”発覚 3館の総額は数億円にも(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
万博ルーマニア館、建設費1.6億円未払い訴え ドイツとセルビアも
6/23(月) 19:15配信 毎日新聞大阪・関西万博の海外パビリオン建設で費用の未払いの訴えが相次いでいる問題で、複数の建設業者らが23日に大阪市内で記者会見し、ルーマニア、ドイツ、セルビアの3パビリオンでも少なくとも計約2億3700万円が支払われていないと主張した。
関係者によると、3パビリオンの元請けは、同じ外資系イベント会社(東京都)。1次下請けの建設業者や、イベント会社と追加工事の契約を結んだ2次下請けの業者に、工事費や人件費の一部を支払っていないといい、ルーマニア約1億6200万円▽ドイツ約1000万円▽セルビア約6500万円――に達するとしている。記者会見した2次下請けの関係者は「すぐにでも支払ってもらえないと、会社の運営が難しい」と訴えた。
この外資系イベント会社はマルタパビリオンの建設工事も請け負い、下請け業者が工事費など約1億2000万円の支払いを求めて東京地裁に提訴している。
(万博ルーマニア館、建設費1.6億円未払い訴え ドイツとセルビアも(毎日新聞) – Yahoo!ニュース)
万博工事の「未払い」問題 ルーマニア、ドイツ、セルビア館でも訴え
6/23(月) 19:30配信 朝日新聞大阪・関西万博をめぐり、パビリオンの工事代金の未払いを訴える事業者らでつくる「被害者の会」は23日、大阪市内で会見し、新たにルーマニア、ドイツ、セルビア館でも未払いが生じていると訴えた。この3館の工事に携わった事業者4社が会見に同席し、今後も代金が支払われない場合は訴訟も検討する考えを示した。
会見で市内の建設会社役員は、ルーマニア館の建設工事で元請け会社から約1億2500万円が未払いのままになっていると主張。開幕までに工事を完了させたにもかかわらず、代金が未払いのまま今月に入って契約解除の書類が届き、反対に追加工事にかかった費用として約1億6300万円を請求されたという。この男性は「工事が終わって2カ月後に契約解除なんてあり得ず、理解できない」と訴えた。
また、ドイツ館の工事に携わった業者は元請け会社から1千万円が支払われていないと主張。セルビア館の工事に関わったという業者4社も未払い分があると訴えている。
(万博工事の「未払い」問題 ルーマニア、ドイツ、セルビア館でも訴え(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)
【万博】新たに3か国でパビリオン工事費の未払いが発覚…いずれも同じ元請け会社 被害者の会は未払い分の立て替えなど求める要望書を府に提出
6/23(月) 18:15配信 MBSニュース万博の海外パビリオンで相次ぐ工事費の未払い問題。新たに3か国で起きていることが分かりました。
(未払いを訴えるA社)「私どもも大変苦しい状態に追い込まれています」
(未払いを訴えるB社)「ほったらかしです。一切支払いを受けていません」
大阪・関西万博の海外パビリオン工事に関連し6月23日、新たに未払いを訴えたのはドイツ、セルビア、ルーマニアのパビリオン建設に関わった4つの業者です。
訴えによりますと大阪の建設会社は、ルーマニアとセルビアのパビリオンに1次下請けとして入りましたが、計約1億3000万円が未払いだといいます。
(【万博】新たに3か国でパビリオン工事費の未払いが発覚…いずれも同じ元請け会社 被害者の会は未払い分の立て替えなど求める要望書を府に提出(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)
【万博】「1億2千万ももらえなかったら成り立たない」工事費未払い「被害者の会」府に支援求め要望書
2025年6月23日 月曜 午後6:25 関西テレビ大阪・関西万博の海外パビリオンの工事費未払い問題で、「被害者の会」が支援を求めようと、大阪府に要望書を提出しました。
万博のパビリオンの建設をめぐっては、アンゴラやマルタのパビリオンで工事費用などの未払いが発生していて、下請け業者らが「被害者の会」を設立。
23日、大阪府の吉村知事宛てに、未払いとなっている費用の立て替えなどを求めて、要望書を提出しました。
(【万博】「1億2千万ももらえなかったら成り立たない」工事費未払い「被害者の会」府に支援求め要望書|FNNプライムオンライン)
【速報】「倒産の危機、早急な対策を」万博工事費用“未払い”問題 下請け業者ら「被害者の会」要望書を府に提出
6/23(月) 13:36配信 読売テレビ大阪・関西万博のパビリオン工事費用の“未払い”をめぐる問題で、23日、工事の下請け業者らで作る団体が大阪府に対し、「立替金の支払い」や「建設許可のないまま工事を行った業者名の公表」などを求める要望書を提出しました。
被害者の会は、「未払いによって倒産の危機に直面している。500人以上、家族を含めると1000~2000人が路頭に迷おうとしている。6月中になんとか、立て替えなどができるか、連絡をいただきたい。みんなが本当に困っている。見殺しにしない気持ちがあれば、早急な対策を求めます」と訴えました。
(【速報】「倒産の危機、早急な対策を」万博工事費用“未払い”問題 下請け業者ら「被害者の会」要望書を府に提出(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)
ルーマニア、セルビア、ドイツの3館も未払い2億円超か 発注元は同一外資系イベント会社
6/23(月) 21:14配信 産経新聞2025年大阪・関西万博の海外パビリオンの建設費未払いトラブルが相次いでいる問題で、下請け会社4社の社員が23日、ルーマニアとセルビア、ドイツの3館の建設工事でも工事費の未払いが発生していると明らかにした。総額は少なくとも約2億2270万円にのぼるとみられる。
この3館の発注元は同一の外資系イベント会社(東京)。このイベント会社はマルタ館でも計約1億2千万円の工事費が未払いだとして、関西の1次下請け会社が提訴。会見に出席した4社もそれぞれ訴訟に向けて準備を進めている。
ルーマニア館の本体工事と、セルビア館の土木工事を引き受けた大阪市の建設会社の男性役員は会見で、総額約1億3160万円が未払いだと主張。イベント会社は「契約違反のため契約を解除する」などとして支払いを拒んでいるというが、男性は「そうした事実はない」としている。
大阪府の不動産会社はセルビア館とドイツ館の工事に携わり、建設機械のリース料や人件費など約4150万円が未払いだという。同社工事部の男性部長は、万博工事で人手不足だったイベント会社に3社を紹介したといい「こんなことになってしまうとは思わず本当に心苦しい」と打ち明けた。
(ルーマニア、セルビア、ドイツの3館も未払い2億円超か 発注元は同一外資系イベント会社(産経新聞) – Yahoo!ニュース)