- 万博閉幕から
「静けさの森」と名づけられた一角の水たまりから、実に静かならぬ報せが舞い降りた。基準値の二十倍に達するレジオネラ属菌が検出され、水面に浮かぶ夢想はたちまち色を変えた。
さらに、会場内のウォータープラザの海水からも同じ菌が見つかり、華やかさを担うはずだった噴水ショーや「アオと夜の虹のパレード」は、その光を放つことなく静かに幕を下ろした。
事態を受け、協会はお詫びの言葉を掲載し、再開時期は未定とした。水の戯れを心待ちにしていた者たちは、ひととき足を止め、光なき舞台を見つめたに違いない。けれど、その水辺では、まだ何も知らぬ子どもがはだしで水を跳ね、笑い声を空に弾かせていた。
夢と現実、祝祭と不安。その狭間をたゆたうのが万博である。すべてが完璧である必要などどこにもない。むしろ、そんな綻びの中にこそ、今日という一日が、奇妙にして愛おしく刻まれてゆくのだ。
万博、菌検出で水上ショー中止 「絶対に観るべき」と話題…予約者には「ご自身でキャンセル」呼びかけ
6/5(木) 11:25配信 オリコン2025年日本国際博覧会協会は、会場内のウォータープラザの海水からレジオネラ属菌が検出されたとし、4日夜に「お詫びとお知らせ」を公式サイトに掲載した。
その上で「大阪市保健所（会場衛生監視センター）に直ちに報告したところ、噴水停止の助言を受けました。この助言に基づき、本日の『アオと夜の虹のパレード』の公演中止を決定いたしました」と伝え、「観覧を楽しみにされていたお客様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
これを受け、6月5日・6日について、昼の『水と空気のシンフォニー』、夜の『アオと夜の虹のパレード』はいずれも中止。「再開の時期につきましては改めてご案内いたします」とした。
(万博、菌検出で水上ショー中止 「絶対に観るべき」と話題…予約者には「ご自身でキャンセル」呼びかけ（オリコン） – Yahoo!ニュース)
【万博】指針値の「20倍」のレジオネラ属菌検出 ウォーターショー中止は長引く可能性も「ご自身で予約取消や別予約への変更を」
6/5(木) 12:05配信 MBSニュース大阪・関西万博の会場の、ウォーターショーの開催エリアから指針値を越えるレジオネラ属菌が検出された問題。博覧会協会は、専用エリアでの観覧を予約していた人については「ご自身で予約取り消しや別の予約への振りかえを検討していただきたい」としています。
レジオネラ属菌は、重症の「レジオネラ肺炎」と軽症の「ポンティアック熱」の原因となる細菌で、レジオネラ肺炎は命に関わるケースもあります。
「レジオネラ肺炎」と「ポンティアック熱」は、乳幼児や高齢者、あるいは他の病気などにより体の抵抗力が低下している人に発病のおそれが強いといわれています。博覧会協会によりますと、６月４日（水）午後６時時頃、大阪・関西万博会場の「ウォータープラザ」の海水から、「レジオネラ症防止指針』の指針値の２０倍のレジオネラ属菌が検出されたことが判明。
(【万博】指針値の「20倍」のレジオネラ属菌検出 ウォーターショー中止は長引く可能性も「ご自身で予約取消や別予約への変更を」（MBSニュース） – Yahoo!ニュース)
万博「静けさの森」でもレジオネラ属菌検出
6/5(木) 15:16配信 共同通信大阪府の吉村洋文知事は5日、大阪・関西万博会場内にある「静けさの森」の親水池で、指針値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと記者団に明らかにした。
(万博「静けさの森」でもレジオネラ属菌検出（共同通信） – Yahoo!ニュース)
博覧会協会「（保健所から）すぐに使用禁止とは言われなかった」『静けさの森』でもレジオネラ属菌
6/5(木) 18:39配信 関西テレビ大阪・関西万博の「静けさの森」の水たまりから、基準値の20倍のレジオネラ属菌が検出されたことがわかりました。
万博会場の中央にある「静けさの森」水遊びもできる場所で先月28日、基準値の20倍となる「レジオネラ属菌」が検出されました。
「レジオネラ属菌」は、水辺などに生息する細菌。感染すると肺炎などを発症することもあります。
協会は検出された翌日の夜になってから水を抜いて利用を禁止に。
判明後、すぐに対策をとらなかったことについて博覧会協会は「（保健所から）そこまでの使用禁止の助言までは、すぐに使用禁止というのはいただいてなかった」と釈明しました。
(博覧会協会「（保健所から）すぐに使用禁止とは言われなかった」『静けさの森』でもレジオネラ属菌 （関西テレビ） – Yahoo!ニュース)
万博・レジオネラ属菌検出の水辺 検出後『ほぼ丸1日』来場者が立ち入られる状態に 把握後すぐに公表せず 博覧会協会
6/5(木) 21:36配信 MBSニュース指針値を超える「レジオネラ属菌」が検出された万博会場の水辺が、ほぼ丸一日、来場者が自由に立ち入れる状態となっていたことが分かりました。
博覧会協会は5日、万博会場にある「静けさの森」の南側の水辺で、肺炎などを引き起こす恐れがある「レジオネラ属菌」が指針値の20倍検出されたと発表しました。
この水辺の水は5月29日の閉場後から抜かれた状態ですが、協会によりますと、菌の検出を把握したのはその28日の夜で水は丸一日そのままだったということです。
把握後すぐに公表しなかった理由について協会は「28日は速報値であり、菌の検知が確定したのはきのう（6月4日）だったため」としたうえで、「我々としてもレジオネラに正しい知見があるわけでもないので、保健所、会場衛生管理センターの方から頂いている助言を踏まえて対応した。今すぐ立ち入り禁止措置をした上で、水を抜いてほしいということではなかったと我々は認識をしている」としました。
(万博・レジオネラ属菌検出の水辺 検出後『ほぼ丸1日』来場者が立ち入られる状態に 把握後すぐに公表せず 博覧会協会（MBSニュース） – Yahoo!ニュース)
万博会場でレジオネラ菌 指針値20倍、子どもが水遊びも
6/5(木) 19:53配信 時事通信日本国際博覧会協会は5日、大阪・関西万博の会場内中央にある「静けさの森」に整備された水たまりと会場内南側にある水辺「ウォータープラザ」から、指針値の20倍のレジオネラ属菌が検出されたと明らかにした。
水たまりでは、子どもがはだしで入り、水遊びする姿も見られたが、現時点で健康被害の報告はないという。
(万博会場でレジオネラ菌 指針値20倍、子どもが水遊びも（時事通信） – Yahoo!ニュース)
指針値超えるレジオネラ属菌が検出の水辺 検出把握後もほぼ丸一日、来場者が自由に立ち入れる状態だった 協会は“速報値だったため”と説明
6/6(金) 11:35配信 MBSニュース博覧会協会は６月５日、万博会場にある「静けさの森」の南側の水辺で、肺炎などを引き起こすおそれがある「レジオネラ属菌」が、指針値の２０倍検出されたと発表しました。
この水辺の水は、５月２９日の閉場後から抜かれた状態ですが、協会によりますと、指針値の２０倍のレジオネラ属菌の検出を把握したのは、前日にあたる５月２８日の夜で、水は丸一日そのままだったということです。
（博覧会協会施設維持管理局・山北孝治局長代行）
「保健所＝会場衛生監視センターのほうから頂いている助言を踏まえて対応した。『今すぐ立ち入り禁止措置をした上で、水を抜け』ということではなかったと我々は認識している」
(指針値超えるレジオネラ属菌が検出の水辺 検出把握後もほぼ丸一日、来場者が自由に立ち入れる状態だった 協会は“速報値だったため”と説明（MBSニュース） – Yahoo!ニュース)
投稿日：2025年6月7日