
呂布という名の詩人は、ラップという戦場から、今や夢洲という幻の地へと思いを馳せていた。万博、それは時代と欲望の大交差点。仕事ででも足を踏み入れられたら、と密やかな願いを抱いている。
だが、世間はいつだって騒がしい。万博に冷ややかな視線を送る者たちに対し、彼は思わず一言呟いてしまった。すると、風はすぐさま逆巻き、「こび」「裏切り」「権力」などという陰鬱な言葉が渦巻いた。
だが呂布はただ言う。ラッパーだって、万博くらい行きたくなることがあるのだと。
呂布カルマ「ラッパーでも万博ぐらい行きたいやろ」ラッパーなのに「権力にこびやがって」批判に
4/28(月) 15:57配信 日刊スポーツラッパー呂布カルマが,28日放送のTBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)に出演。大阪・関西万博をめぐる自身の投稿への批判について、改めて言及した。
MC石井亮次から万博について問われると、呂布は「万博そうですね。仕事で行けたらいいなと。ラブコールを送っていますけど」と万博に行きたい気持ちを吐露。石井から「カルマさんがX(旧ツイッター)に『なんか文句ばっか言うな』と」と、Xでの万博をめぐる発言について触れられると「『行かへんし、行く気もないくせに、悪口ばっかり言ってるヤツ、もうええて』みたいなことを言ったら、『権力にこびやがって』みたいな」と批判を浴びていることを告白した。
この告白にスタジオは笑いに包まれたが、呂布は続けて「そんな大げさなことじゃなくない? って言ってるんですけど、『ラッパーのくせに』って(批判される)」と、状況を説明。笑いが続くスタジオで、呂布は「ラッパーでも万博ぐらい行きたいやろ」と本音を吐き出し「そらそうですよ」と語った。
呂布カルマ「ラッパーでも万博ぐらい行きたいやろ」ラッパーなのに「権力にこびやがって」批判に(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
呂布カルマ、万博批判に「誰が得すんの」発言で“ラッパーなのに体制側”と物議…炎上した本当の理由
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大阪万博への批判に疑問を呈したラッパーの呂布カルマが大炎上しています。
空飛ぶクルマや雨漏りする木製リング、そして「並ばない万博」をうたっていたのに行列ができていたり、挙句の果てには開幕後にやっとWi-Fiを整備するなど、トラブル続きの事態に“税金の無駄遣い”といった声が相次ぐなか、カルマ氏は自身のXアカウントに、<行ってないし行く気もない奴らの万博の悪口もういいって>、<誰が得すんの>と投稿したのです。
これが怒りを買い、“ラッパーなのに体制側なのか”とか“吉村知事と対談してるから利権サイド”、さらには“ひたすらダサい”と全否定するコメントまで出る始末。
一方で万博を称賛する著名人もいることから、SNSでは党派性があらわになった批判合戦になっているのです。カルマ氏の発言も、そうした文脈で受け取られたために、激しく燃え上がってしまったのでしょう。
先日筆者がABEMA Primeでお目にかかったときのたたずまいが忘れられません。VTRが流れている場面では行儀よく脚を閉じ、発言する際には物静かで慎重に語りだす呂布カルマが、くだらない政争に勇んで参戦するとは思えないのです。
(呂布カルマ、万博批判に「誰が得すんの」発言で“ラッパーなのに体制側”と物議…炎上した本当の理由 | 日刊SPA!)