「空飛ぶクルマ」当面の間運航停止

万博閉幕から

「空飛ぶクルマ」当面の間運航停止

多くの来場者が期待と憧れのまなざしを向けるなか、未来の象徴と目された「空飛ぶクルマ」が、突如その羽音を濁らせたのである。
操縦士ひとりを乗せ、観客が立ち入ることのできない安全な区域をすべるように飛んでいた機体は、4月26日午後3時過ぎ、空の中に「バキッ」という不吉な音を響かせた。

その音を合図に、機体の上部から部品の一部がふわりと落下した。破損したのは、18個あるプロペラのうちのひとつのモーター、そしてフレームの一部であったという。
運営する丸紅は、すぐさま飛行を中止。幸いにも、操縦士にも、見守っていた来場者たちにも怪我はなかった。だが、万博の空を飛び交うはずだった夢の乗り物は、突然にその歩みを止めることになった。

ゴールデンウィーク期間中に予定されていたデモ飛行は、すべて運航停止。会場内には同型のもう一機が控えているものの、安全確認が終わるまでは飛ばすことはないとされた。
空に描かれるはずだった、軽やかで、胸躍るような未来の風景。
それは今、静かに、慎重に、再び空を目指す準備に入り、未来への歩みを一時休めている。

万博「空飛ぶクルマ」の一部破損　きょうから当面の間運航停止
4/27(日) 12:05配信　テレビ朝日系（ANN）

大阪・関西万博でデモ飛行をしていた「空飛ぶクルマ」の一部が26日に破損し、27日から当面の間、運航を停止しています。
26日午後3時ごろ、万博会場で操縦士1人が乗り込み空飛ぶクルマのデモ飛行をしていたところ、プロペラなどの一部が破損しました。
　運営していた丸紅によりますと、機体上部に取り付けている18個のプロペラのうち1つのモーターと、機体のフレームが破損して部品の一部が落下したということです。
　操縦士や来場者にけがはありませんでした。
　丸紅は、27日からデモ飛行を中止し、機体の安全性を確認次第、運航を再開するとしています。
　「空飛ぶクルマ」は丸紅のほか、SkyDriveとANAのグループが運航を予定していますが、丸紅が担当している6月8日まで、代わりに2つのグループが運航する予定はないということです。
(万博「空飛ぶクルマ」の一部破損　きょうから当面の間運航停止（テレビ朝日系（ANN）） – Yahoo!ニュース)

万博「空飛ぶクルマ」デモ飛行は当面中止　「安全確認できるまで」
4/27(日) 10:46配信　毎日新聞

　大阪・関西万博の目玉の一つとされる「空飛ぶクルマ」のデモンストレーション飛行中に機体のトラブルが起きたことを受けて、日本国際博覧会協会は27日、「安全性が確認できるまで当面、飛行を中止する」と明らかにした。
　協会によると、26日午後3時ごろ、丸紅がデモ飛行を実施中、米リフト・エアクラフト社製の機体の一部が破損して落下。フレームの一部や、18あるプロペラモーターのうち一つが破損したという。飛行していたのは観客が立ち入れない区域で、けが人はいなかった。
(万博「空飛ぶクルマ」デモ飛行は当面中止　「安全確認できるまで」（毎日新聞） – Yahoo!ニュース)

万博の空飛ぶクルマ、デモ飛行中に破損　丸紅が運航、当面中止に
4/27(日) 11:49配信　朝日新聞

　大阪・関西万博でデモ飛行中の「空飛ぶクルマ」について、日本国際博覧会協会は27日以降の運航を中止すると発表した。26日のデモ飛行で機体の一部が破損したためで、協会は「安全性が確認されるまではデモ飛行を停止する」と説明している。
　協会によると、26日午後3時ごろ、会場北西の「モビリティエクスペリエンス」でデモ飛行中だった機体からプロペラのモーターカバー2個が落下した。飛行は無事終了したが、18個あるプロペラモーターの1個とプロペラをつなぐフレームに破損が見られたという。飛行区域は来場者と隔離されており、けが人はいなかった。
(万博の空飛ぶクルマ、デモ飛行中に破損　丸紅が運航、当面中止に（朝日新聞） – Yahoo!ニュース)