
大阪・関西万博の幕開けを目前に控え、夢と未来の祭典に心躍らせる人々がいる。しかし、その熱狂の影で、静かに罠を張る者たちもまた存在する。サイバーセキュリティー会社「トレンドマイクロ」の調査によると、公式サイトと酷似したドメインが次々と取得され、まるで本物そっくりの偽サイトが闇の中に潜んでいるというのだ。
彼らの狙いは単純明快。万博の入場券販売を装い、無邪気な訪問者たちの個人情報をかすめ取ることにある。中でも悪名高いのが、「EXPO2025OSAKA」と名乗る英語サイトだ。「Get Tickets」という甘美な言葉に誘われてクリックしようものなら、氏名や電話番号の入力を求められる仕掛けが待ち受けている。
気をつけなければならない。夢に浮かれて足を踏み外せば、甘い幻想はたちまち悪夢へと変わる。真の万博の扉を開く前に、まずはその鍵穴が正しいものかどうか、しっかりと見極めることが肝要なのだ。
大阪万博公式サイトの偽サイトを複数確認、紛らわしいドメイン使用…「フィッシングサイト」の恐れ
3/28(金) 22:30配信 読売新聞オンライン4月13日開幕の大阪・関西万博の公式サイトと類似のドメイン(インターネット上の住所)が複数取得され、偽サイトが作られていることがサイバーセキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)の調査で分かった。入場券販売などを装い個人情報を盗み取ろうとする「フィッシングサイト」の恐れもあるとして、注意を呼びかけている。
万博の公式サイトのドメインは<expo2025.or.jp>。同社によると、<2025expo><expo‐2025>などの類似の文字列を含むドメイン3件が、2月下旬から今月中旬にかけて取得・登録されたことが確認された。
このうち1件のドメインは「EXPO2025OSAKA」とうたった英語サイトに使われ、「Get Tickets」のタブをクリックすると、氏名や電話番号などの入力を求められる。
(大阪万博公式サイトの偽サイトを複数確認、紛らわしいドメイン使用…「フィッシングサイト」の恐れ(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース)