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万博9月10日(151日目)のまとめ

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万博9月10日(151日目)のまとめ

平日の看板は、夢洲ではすっかり色あせて見える。9月10日、水曜日。一般来場者は17万4000人、関係者を含めた総数は19万3000人。前日からさらに2000人増やして、数字そのものがざわめくようだ*1。総来場者19万人超が2日連続で並び*2、9月5日からは6日連続で16万人超えという連打が続いた*3。場外への救急搬送は5件(熱中症〈疑い含む〉0件)で、ただの混雑とも違う、妙に整った熱気が会場を満たしていた*1。

現場のリズムは、さらに細かく刻まれる。朝の時点で9時〜11時は両ゲートとも「空き枠なし」。正午は東ゲートのみ「十分に枠あり」、夕方17時も同様という、入退場の鼓動図*4。天気は「くもり、昼過ぎから時々雨、所により雷を伴い激しく降る」。最高34度という読みにくい空模様が、来場予約のグラフに小さな呼吸音を混ぜる*4。数と天気と枠の三点測量で、島の気圧が計れる日だった。

この日のハイライトのひとつ、スロバキア共和国のナショナルデー。公式式典には同国のペテル・ペレグリニ大統領が臨み、「伝統に根差した革新を通じ、より良い未来を形づくる国でありたい」と述べたという*5。舞台では、民族舞踊と視覚芸術、ヒップホップが縫い合わされ、伝統的な花嫁の冠がスポットを受けて光る。過去と現在の継ぎ目に、未来の糸目が見える瞬間。日本との関係はチェコスロバキア期を遡りつつ、1993年の独立以降も経済や文化の往来で地続きに育ってきたという*5。

式典後には、大統領自らがパビリオンの魅力を案内したという報告もある*6。ハイレベルな外交の挨拶まわりが、ブースの説明という生活音に着地するのが万博らしい。さらに、先日の大阪メトロ不具合の際に来場者を受け入れたアイルランド館への感謝訪問が行われ、館内では小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に関する展示やアイリッシュ音楽の生演奏にも触れたという*6。足早の外交動線の中に、やわらかな音と物語が折り込まれている。

スロバキアとの糸は、奈良県野迫川村にも結ばれていた。大水害で途絶えていた児童生徒の交流が、ナショナルデーを機に復活へ向けて動き出しているという*5。山あいの小さな村と中欧の国が、花嫁の冠の光のように一瞬で視界に重なる。万博は地図を縮めるのではなく、距離のたわみ方を見せてくる。

一方、別のステージでは「安来節」。手ぬぐいの頬かむり、横一列、三味線に合わせてどじょうをすくう仕草。説明した途端に、説明がいらなくなるやつだ。週の前半から続く安来市のプログラムの一環で、拍手のリズムは方言のように会場へ伝播していった*7。

この日、校外学習でやって来た子どもたちもいる。コモンズDで各国の楽器に触れ、スタンプを集め、健康や医療の展示で「体」をテーマに遊ぶ。見学の記録には、学びと遊びの境界が引けない様子がはっきり残っている*8。大人の目には「来場者数」として束ねられる一日が、子どもの手帳ではバラバラの発見として貼り付けられていく。

こうして振り返ると、9月10日は「混んでいた日」ではない。入場枠の満ち引き、天気の気まぐれ、国家の儀式、村の記憶、保存会の身振り、そして小さな学び。島の上で同時進行するリズムが、たがいの拍を取り合っていた日だ。数字は拍のひとつにすぎない。けれど、その拍が大きい日は、他の音もよく響く。平日という語感が白けてしまうのは、曜日ではなく、耳のほうが祝祭に慣れてしまったからかもしれない。

ORIGINAL 2025 2025年に掲載した当時の記事を読む

万博9月10日(151日目)のまとめ

平日という言葉が夢洲ではまるで意味を失っている。9月10日、水曜日。世間が淡々と時間を刻むなか、大阪・関西万博はなおも高鳴る鼓動を放ち、一般来場者だけで17万4000人、関係者を合わせると19万3000人がこの島に集った。
前日を2000人上回るこの数は、6日連続で16万人以上を記録しているという。数字は冷たいはずなのに、ここではそれさえ祝祭のざわめきとして耳に響く。

この日の主役のひとつはスロバキア館だった。ナショナルデーを迎えた彼らは、伝統的な花嫁の装いに未来への息吹を重ね、民族舞踊とヒップホップを融合させた不思議な舞を披露した。花嫁の冠は光を反射し、観客の瞳を射抜く。1918年のチェコスロバキア建国から現在までの長い交流史を背負った舞台に、奈良・野迫川村からの使節団も加わり、遠い国々の縁が鮮やかに結び直されていく。

会場の別のステージでは島根・安来の民が誇る「安来節」が響き渡り、どじょうすくいの軽妙な踊りが三味線にのって観客を笑顔に染めていった。手ぬぐいをかぶった踊り手たちは、まるで水面をすくう風のように、万博の空気をくすぐり続ける。

この島では一歩ごとに世界が重なり、国と国、人と人の境界がゆるやかにほどけていく。数字で語られる来場者数も、舞台を彩る花嫁の冠も、どじょうを追う手さばきも、すべてが一つの祝祭の脈動として夢洲の空に溶けてゆく。

【速報】“残すところ33日”10日(水)万博一般来場者は17.4万人 2日連続で総来場者数19万人超
9/11(木) 9:53配信 読売テレビ

9月10日(水)の大阪・関西万博の一般来場者数は速報値ベースで約17万4000人、パビリオンなどの関係者を含めた総来場者数は約19万3000人でした。9日(火)に続き、平日でも総来場者数が19万人を超えました。
 万博協会のホームページによりますと、9月の週末はすでに「大変混雑」となっています。閉幕に向けてさらに来場者が増えると予想されていて、万博協会は早めの来場を呼びかけています。
(【速報】“残すところ33日”10日(水)万博一般来場者は17.4万人 2日連続で総来場者数19万人超(読売テレビ) – Yahoo!ニュース)

【万博】10日(水)の一般来場者数は「17.4万人」 9/12(金)~9/23(火祝)まで全ての日が「大変混雑」予想 協会は「早めの来場予約」強く推奨
9/11(木) 9:50配信 MBSニュース

 博覧会協会は、大阪・関西万博の一般来場者数について、きのう9月10日(水)は「17万4千人」(速報値)だったと発表しました。
 9月5日(金)から6日連続で16万人以上となりました。
(【万博】10日(水)の一般来場者数は「17.4万人」 9/12(金)~9/23(火祝)まで全ての日が「大変混雑」予想 協会は「早めの来場予約」強く推奨(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

万博10日(水)の一般入場者数は17万4千人、今日のイベントは?
2025.9.11 09:45 Lmaga.jp

『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の9月10日(水)の入場者数は、一般17万4000人、関係者1万9000人、合計19万3000人だった(前日比はプラス2000人)。場外への救急搬送件数は5件(うち熱中症(疑い含む)0件)だった。
(万博10日(水)の一般入場者数は17万4千人、今日のイベントは? | Lmaga.jp)

【速報】万博きのう9月9日(火)の一般入場者数は17万2000人、USJコラボで大混雑…今日のイベントは?
9/10(水) 9:45配信 Lmaga.jp

今日10日(水)の来場予約枠の空き状況は、9時〜空き枠なし、10時〜空き枠なし、11時〜空き枠なし、12時〜東ゲートは十分に枠あり/西ゲートは空き枠なし、17時〜東ゲートは十分に枠あり/西ゲートは残り枠わずか。
天気は「くもり 昼過ぎから 時々 雨 所により 雷を伴い 激しく 降る」、最低気温28度・最高気温34度、降水確率は午前30%、午後50%の予報となっている(10日・5時00分時点/気象庁HP参照)。
(【速報】万博きのう9月9日(火)の一般入場者数は17万2000人、USJコラボで大混雑…今日のイベントは?(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

【大阪・関西万博】スロバキアデー式典に奈良県野迫川村が参加 大水害で途絶えた児童生徒の交流復活に弾み

 大阪市此花区で開催中の大阪・関西万博で10日、スロバキア共和国のナショナルデーが開かれ、同国と交流がある奈良県野迫川村から吉井善嗣村長や村議会議員らが公式式典に参加した。2011年の紀伊半島大水害以降、途絶えていた児童生徒の交流も近く復活する見通し。
 式典では同国のペテル・ペレグリニ大統領が「伝統に根差した革新を通じ、より良い未来を形づくる国でありたい」とスピーチ。チェコスロバキア建国(1918年)以来の日本との外交の歴史を振り返り、経済協力や人的交流の広がりを歓迎した。チェコスロバキアは93年にチェコとスロバキアに分離独立した。
 文化プログラムは民族舞踊と視覚芸術、ヒップホップを融合したダンスパフォーマンス。伝統的な花嫁の美しいかんむりをテーマに「現在から未来へ向かう一歩」を表現し、観客は立ち上がって拍手を送った。
 野迫川村とスロバキアの交流は、郷土料理を紹介した村のホームページに当時の駐日大使夫人が興味を持ったことがきっかけ。97年 14年前の紀伊半島大水害で土砂災害からの復旧復興が長引き、交流活動が途絶えたが吉井村長が22年の就任以後、大使館を通じて交流再開を働きかけた。まずは児童生徒のオンライン交流に意欲的だが、時差を配慮し、ビデオレター交換の準備が進んでいる。
 吉井村長は「スロバキアの風景や人々を思い起こさせる素晴らしいパフォーマンスだった。多国間主義が重要になる世界で、村の子どもたちが文化の違いを体験して学ぶ機会を必ず復活させたい」と話した。
(【大阪・関西万博】スロバキアデー式典に奈良県野迫川村が参加 大水害で途絶えた児童生徒の交流復活に弾み|奈良新聞デジタル)

EXPO2025 スロバキア共和国ナショナルデーに出席(万博担当)
2025-09-10 23:47:56

今日は、ピーター・ペレグリーニ スロバキア共和国大統領をお迎えしてのナショナルデイでした。
日本とスロバキアは、1993年の独立以来、政治・経済・文化の各分野で交流を深めてきました。自動車産業をはじめとする経済協力や人的往来は両国関係を力強く支えており、大統領とは今後も相互理解と協力をさらに発展させていくことを固く誓い合いました。
ナショナルデイ後、スロバキアのブースを共に訪問し、大統領自らが自国の魅力や特色について丁寧に紹介してくださいました。文化や産業の豊かさに触れる中で、スロバキアの素晴らしさを改めて実感する貴重な機会となりました。
大統領一行と別れた後、先日の大阪メトロ不具合で万博に取り残された来場者の方々にパビリオンを開放してくださったアイルランド館を訪れ、心からの感謝をお伝えしました。その際、アイルランド出身の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に関する展示もご案内いただき、日本文化への深いまなざしに触れることができました。次期NHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」では、彼の日本での生活や文学活動が描かれる予定であり、展示を通して一足先にその魅力を味わう貴重な機会となりました。
さらに、館内で行われたアイリッシュ音楽の演奏を聞かせてもらいました。バイオリンやピアノ、アコーディオンの生演奏に、スクリーンに映し出されるアイルランドの風景が重なり、思わず心がほぐれるひとときに。御礼を伝えに伺ったはずが、逆にあたたかな時間をいただく体験となりました。
(EXPO2025 スロバキア共和国ナショナルデーに出席(万博担当) | 伊東よしたかオフィシャルブログ「国政現場レポート~郷土に光を~」Powered by Ameba)

令和7年度 9月10日 大阪・関西万博見学
2025年9月10日更新 亀岡市立育親学園

9月10日に万博見学に行ってきました。1stステージでは、コモンズDに行き、さまざまな国の文化に触れることができました。楽器の体験コーナーでは、いろいろな国の楽器を実際に触って音を出してみたり、各国のスタンプを集めたりと、楽しみながら学ぶことができました。2nd・3rdステージでは、グループに分かれて万博会場を自由に見学しました。大阪ヘルスケアパビリオンでは、健康や医療に関する展示を見て、興味深く体験する姿が見られました。万博の見学を通して、世界の文化や技術に触れる貴重な機会となり、みんなで楽しく過ごすことができました。
(令和7年度 9月10日 大阪・関西万博見学 – 亀岡市立育親学園)

大阪・関西万博会場でどじょうすくい 「安来節」を世界にPR
09月12日 14時31分 NHK

大阪・関西万博のステージでは、今週、連日に渡って安来市の地域の文化が発信され、民謡「安来節」の唄やユニークなどじょうすくいの踊りなどが披露されました。
大阪・関西万博の会場内にあるステージでは、今週月曜日から12日まで安来市の地域の文化が発信され、初日は、安来節保存会関西支部のメンバーおよそ60人が「安来節」を披露しました。
ユニークなどじょうすくいの踊りでは、手ぬぐいでほおかむりをした7人の踊り手が横一列に並び、軽妙な三味線の演奏に合わせてどじょうをすくうしぐさをまねた踊りを披露し、盛んに拍手が送られていました。
(大阪・関西万博会場でどじょうすくい 「安来節」を世界にPR|NHK 島根県のニュース)