• 万博閉幕から

万博6月08日(57日目)のまとめ

万博6月08日(57日目)のまとめ

6月8日、大阪・関西万博の会場には、なお揺るがぬ熱気が立ちこめていた。公式発表によれば、来場者数は14万5000人。そのうち1万9000人が関係者、残る12万6000人が未来へのまなざしを携えた一般の訪問者である。静けさの森の池に棲みついたレジオネラ属菌が水上ショーを封じて以降、会場はある種の緊張を孕んでいたが、それでも世界の祝祭は途切れることなく続く。

この日の主役は南太平洋の島国、サモア。ナショナルデーを迎え、太鼓の轟きと共に男たちが舞台に躍り出ると、熱を帯びた観客の心がじわりと動いた。鋭く、力強く、しかしどこか哀しみを帯びたリズムが空を切り、サモアの血と歴史をそのまま踊りに写したような光景が広がっていた。それは単なる民族芸能ではなく、海の向こうの記憶が現在に舞い戻る瞬間であった。

他方、会場の一角には静岡県のブース「GEO KITCHEN SHIZUOKA」がしっかりと腰を据えていた。富士の姿を内に秘めた緑の県から運ばれてきた茶、わさび、そして海と山の恵みが、人々の舌と鼻腔を楽しませ、たった三日で2万人弱を呼び込む成果となった。緻密で温かく、どこか控えめなその展示は、静岡らしい誠実さがにじみ出ていた。

さらに、農林水産省が国税庁、文化庁と連携し設けたブースでは、日本の「食」を軸にした文化の厚みが静かに語られていた。ユネスコの無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」も登場し、訪れた者は盃の奥に潜む日本の風土と時間をしみじみと味わったという。そこには、農に生き、食に宿る「土地のことば」が確かに息づいていた。

華やかで賑やかなだけが万博ではない。菌が静けさを呼び、踊りが記憶を掘り起こし、食が歴史と風土を語る。6月8日、万博はただの催しではなく、生き物として息をしながら、世界と日本の文化をたゆたうように漂わせていた。

万博きのう8日の一般入場者数は12万6千人、今日のイベントは? ウォータープラザは中止
6/9(月) 10:25配信 Lmaga.jp

『大阪・関西万博』(会場:夢洲)の6月8日(日)の入場者数は、一般12万6000人、関係者1万9000人、合計14万5000人だった。
本日9日(月)の来場予約枠の空き状況は、東ゲート・西ゲートともに9時〜空き枠なし、10時〜空き枠なし、11時〜空き枠なし、12時〜十分に枠あり、17時〜十分に枠あり。天気は、くもり昼過ぎから雨、日中の最高気温26度の予報となっている(気象庁HP参照)。
(万博きのう8日の一般入場者数は12万6千人、今日のイベントは? ウォータープラザは中止(Lmaga.jp) – Yahoo!ニュース)

【速報】8日の万博来場者は14万5000人 一般来場者は12万6000人 まもなく700万人 レジオネラ属菌検出で水上ショー中止
6/9(月) 9:30配信 MBSニュース

 博覧会協会は、6月8日の大阪・関西万博の来場者は14万5000人でした。このうち関係者が1万9000人で、一般の来場者は12万6000人でした。会場内ではレジオネラ属菌検出され、水上ショーが中止になるなど影響が出ています。
 会場内の「ウォータープラザ」では、6月3日に採取された海水から指針値の20倍の「レジオネラ属菌」が検出されました。5月30日にも指針値超えが検出されていたということです。加えて「静けさの森」の南側の水辺でも、指針値20倍の「レジオネラ属菌」が検出されています。
 また、その後も指針値以上の値がウォータープラザの海水から検出されたことから、当分の間、午前11時から午後4時までの間に行われる「噴水ショー」と、夜に行われる「アオと夜の虹のパレード」の中止するということです。なお、イベント中止に伴う他のパビリオン・イベントへの予約振替は行っていないとしています。
(【速報】8日の万博来場者は14万5000人 一般来場者は12万6000人 まもなく700万人 レジオネラ属菌検出で水上ショー中止(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

大阪関西万博サモア伝統の熱狂ダンスで会場がひとつにSamoa Traditional Dance Shakes Expo 2025 Osaka Kansai
大阪関西万博の文化パフォーマンスの一部としてサモアの伝統ダンスが披露されました
力強いリズムと熱気あふれる動きが観客の心をつかみました
太鼓の音とともに踊られるダンスはサモアの文化を体で感じる貴重なひとときでした

大阪・関西万博 静岡県ブースに3日間で目標上回る2万人弱の来場者 静岡の食の魅力をPR(静岡)
2025年6月9日 18:59 静岡第一テレビ

大阪・関西万博に8日までの3日間静岡県がブースを出展しましたが、来場者数は目標を大きく超える2万人弱となったことが分かりました。
大阪・関西万博では、今月6日から8日までの3日間静岡県ブース「GEO KITCHENSHIZUOKA」が出展し、静岡の「食」の魅力をPRしました。
県は、3日間での来場者の目標を9000人と設定していましたが、目標を大きく上回るおよそ1万9400人が訪れたということです。
内訳は6日が6200人、7日が7200人、8日が6000人となっています。
鈴木知事は視察の際に、「興味関心を持ってもらい静岡に来てくれる人が1人でも増えたら成果だ」と話していて、今後その成果が表れるのかも注目されます。
(大阪・関西万博 静岡県ブースに3日間で目標上回る2万人弱の来場者 静岡の食の魅力をPR(静岡)(2025年6月9日掲載)|日テレNEWS NNN)

万博で酒造りの魅力PR、農水省 ユネスコ文化遺産、15日まで
6/8(日) 14:43配信 共同通信

 農林水産省は8日、国税庁や文化庁と協力し、大阪・関西万博の会場にブースを出展し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」など、食や農林水産業の魅力をアピールした。山本佐知子農水政務官は式典で「食や日本の風土、歴史のつながりをいま一度考える機会になればうれしい」と述べた。出展は15日まで。
(万博で酒造りの魅力PR、農水省 ユネスコ文化遺産、15日まで(共同通信) – Yahoo!ニュース)

投稿日:2025年6月9日

“万博6月08日(57日目)のまとめ”の関連キーワード