• 万博閉幕から

“5月30日からルールが変わるだと? 桜島駅〜万博間のシャトルバス乗車記!!”

桜島駅——この名を聞いて、USJを思い浮かべる人は多いだろう。だが、桜島駅そのものに降り立ったことがある旅人は案外少ない。かつては終着の静寂を守る駅だったが、今や大阪・関西万博の玄関口としてざわめきに包まれている。列車を降りた人々は、無言の隊列をなして西へと歩く。

臨時改札を抜け、カラーコーンが規律を保つ仮設の道を進めば、シャトルバスの出発点に辿り着く。未来の万博へと向かうその一歩は、どこか儀式めいている。「KANSAI MaaS」なるアプリが旅人を導き、朝の静けさに予約者だけが優先されるという不思議なルールが存在する。静かな駅の終点が、いま、熱のはじまりとなった。

5月30日からルールが変わるだと? 桜島駅〜万博間のシャトルバス乗車記!!
5/29(木) 19:00配信 ベストカーWeb

 今回訪れたのはJR桜島駅である。ここはJR西日本の大阪環状線、西九条駅から延びたJRゆめ咲線の終点になる駅で、その手前にはユニバーサルシティ駅がある。駅前にはUSJことユニバーサルスタジオジャパンがあるのできっと利用した方もいることだろうが、終点の桜島駅まで行ったことのある人はどうだろうか。
 それが今は大阪・関西万博が始まったことによりアクセス拠点となったので連日多くの人がこの駅を利用しているようだ。 まずホームに降りると階段を上がらずにどんどんと西の方へと歩いていく。そのホーム端には臨時改札が設けられておりここからバスターミナルへと向かうことができる。
 看板の案内で進んでいき、横断歩道を渡ると乗車する桜島シャトルバスターミナルに到着する。整然と並んだカラーコーンの間を歩いていくとゲートが見えてくる。ここで事前決済を済ませている人は画面の確認を、そうでない人は支払いを行う。
 その支払いであるが「KANSAI MaaS」というアプリでバスの予約・決済が可能だ。これは関西の交通事業者が参加する交通系のアプリでルート検索や沿線の観光スポットの紹介、チケットの購入まで可能だ。
 ただここで注意してほしいのは8時〜10時台においては「KANSAI MaaS」の予約・決済を済ませた人が優先されることだ。先に待機列に並んでいても後から来た人に席を譲ることになるので来場日時が決まっている場合は予約していくことをオススメする。

そんなわけで今回は開幕した大阪・関西万博会場に向かうシャトルバス、桜島駅万博シャトルバスについてお届けした。5月の連休では多くの利用者が押し寄せ数時間待ちという状態があったことで一番乗車時間が短いルートであるにも関わらず回避する来場者も多いようだ。
 バスの台数はかなりあるものの、乗車方法や支払いについてなかなか時間がかかるような印象は受けた。運営方法については少しずつアップデートしていくことを期待するしかないが、運行されるEVバスについてはさまざまなバージョンがあり会社によっても違うので今回はどこのバスに乗車できるかそこは楽しみの1つとしてもらえると嬉しいと思う。

投稿日:2025年6月3日

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