
夢洲の空に、ひとつの機械がふわりと浮かんだ午後。禁じられた空域を漂っていたのは、何者かの手に操られたドローンだった。
中国パビリオンの近くにて、その異物は静かに滑空し、警らの目に捉えられた。
夢洲では今、風さえも監視される。条例が張り巡らす見えぬ結界の中、その静寂を破る小さな機械の反乱。けが人こそ出なかったが、空気には淡い波紋が残された。閉ざされた島で、法と幻想が交差する。
万博会場内で禁止のドローン飛行か、操縦していた男性から事情聴く
4/11(金) 19:36配信 朝日新聞11日午後、大阪・関西万博の会場(大阪市此花区)内でドローンが飛行しているのが確認された。大阪府警によると、中国パビリオン付近で飛んでいたといい、府警が操縦していた男性から事情を聴いている。けが人はいないという。
ドローンについては、府条例で1月19日から閉幕の10月13日まで、会場がある夢洲やその周囲約1キロで飛行を原則禁止している。違反した場合は1年以下の拘禁または50万円以下の罰金が科せられる。(光墨祥吾)
(万博会場内で禁止のドローン飛行か、操縦していた男性から事情聴く(朝日新聞) – Yahoo!ニュース)
万博・中国パビリオン付近でドローン、中国人?男性から事情聴く 危険物は搭載されず
4/11(金) 20:39配信 産経新聞11日夕、大阪市此花区の2025年大阪・関西万博の会場内にある中国パビリオン付近で、小型無人機(ドローン)が飛んでいるのを大阪府警の警察官が発見した。府警はドローンを回収するとともに、近くで操縦していた中国人とみられる男性から任意で事情を聴いている。ドローンに危険物などは搭載されていなかったという。
大阪府は1月19日~10月13日までの間、会場がある人工島・夢洲とその周囲約1キロでドローンの無許可飛行を禁止する条例を制定。違反した場合は1年以下の拘禁、または50万円以下の罰金が科せられる。府警は男性が許可を得ていたか否かを調べている。
この日、万博会場では天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻がシンボル「大屋根リング」や日本館などのパビリオンをご視察されていた。
(万博・中国パビリオン付近でドローン、中国人?男性から事情聴く 危険物は搭載されず(産経新聞) – Yahoo!ニュース)