• 万博閉幕から

大阪万博のボランティア提携と役員報酬:舞台裏の物語

2025年の大阪・関西万博について、舞台裏で繰り広げられている出来事をご紹介しましょう。この大きなイベントでは、ボランティアの協力が欠かせません。そして、大阪府内の40大学が集まって「大学コンソーシアム大阪」と提携協定を結び、学生たちに万博のボランティア活動への参加を呼びかけています。
興味深いのは、この提携において、ボランティア活動が学業の単位として認定されるかもしれないことです。一種の学修活動として位置づけられるのです。

ただし、この提案には賛否両論があります。一方では、協会の石毛博行事務総長は若者たちに積極的な参加を期待し、学生たちにとって貴重な経験となると考えています。
しかし、ボランティア活動が報酬のないものであることから、学業への影響が心配されています。
以前の東京五輪では、同様の問題が取りざたされ、「やりがい搾取」と非難されたこともありました。大阪万博の開催期間が半年にも及ぶため、学業との両立が難しいとの懸念が根強いのです。

また、万博協会の役員報酬についても注目が集まっています。役員たちは月給として10万円から最高で月200万円を受け取り、さらに賞与や退職慰労金も支給されているという事実が明るみに出ています。この点についても、議論が巻き起こっており、公平性や適正な報酬についての議論が続いています。

投稿日:2023年10月10日

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