アンチェロッティ、5人しか支持してなかった - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2018/10/27
アンチェロッティ、5人しか支持してなかった

元バイエルン監督のアンチェロッティ
決定したときはかなりいい選択だと思ったが
バイエルンにはフィットせず途中解任
アンチェロッティを支持した選手も少なく
どうしようもなかった

名将アンチェロッティ監督、バイエルン時代の衝撃事実告白 「たった5人しか私を…」
SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ

 ナポリを指揮するカルロ・アンチェロッティ監督は、バイエルン時代に思いを馳せ、当時「たった5人の選手しか私を支持していなかった」と告白した。現地時間24日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節パリ・サンジェルマン戦(PSG/2-2)の前日会見で語った内容を、ドイツテレビ局「sport1」が伝えている。
 “CLのPSG戦”は、アンチェロッティ監督にとって苦い記憶だろう。およそ1年前の2017年9月27日、イタリア人指揮官はバイエルンを率いてパリに乗り込んだが、高いポゼッション率を誇りながら相手のフランス代表FWキリアン・ムバッペ、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、ブラジル代表FWネイマールの強力3トップを止められず、0-3で完敗。その翌日に電撃解任された。
 当時、ウリ・ヘーネス会長は地元メディア「Funke Sport」に対し、「この敗戦によって大きな決断を下したわけではない」としたものの、PSG戦黒星が決定打だったことは明らか。さらに、「アンチェロッティは5人の選手と対立しており、すでに修正不可能な状況なんだ」と、チーム内に敵対者がいると明かしていた。
 バイエルンの監督として最後に戦った試合がPSG戦だったことから、前日会見では「今回は前回よりも良い気分でこの場にいるか」との問いが投げかけられた。すると、アンチェロッティ監督は「前回パリを訪れた昨年に比べ、私の感情はかなり変化を見せている。昨年ここに来た時は、バイエルンではたった5人の選手しか私を支持していなかった。今はナポリの選手たちとクラブ全体から信頼を得ている」と、まるで状況が違うと示唆した。
「バイエルンは何も変わっていない。1年前と同じ問題が今もある」
 かつてPSGも率いた経験のあるアンチェロッティ監督は、「PSGは監督を変え、変化した。バイエルンは何も変わっていない。1年前と同じ問題が今もある、そう聞いている」とも言及。バイエルンは過去の問題をまだ解決できていないとの見解を示した。