• 万博閉幕から

万博5月30日(48日目)のまとめ

大阪・関西万博が開幕して四十八日目。季節は早くも夏の顔をのぞかせ、夢洲の地には朝から燦々と陽が降り注いでいた。無数の人々が暑さも忘れ、まるで何かの魔法にかけられたようにゲートをくぐり抜けてゆく。

この日は、欧州の小国ルクセンブルクのナショナルデーでもあった。遠くからやって来たアンリ大公が現れ、どこか浮世離れしたオーラをまとって静かに式典に臨む。そして高らかに語るのは、国際対話と相互理解の大切さ。会場には同国出身のピアニスト、フランチェスコ・トリスターノによる万博オリジナル曲「明日の響き」が響き渡り、聴衆の胸を不思議な感動で満たした。音楽とは、こうも容易に国境を越えるものなのか。

同じ日、給水スポットの利用回数が開幕以来ついに二百万回を突破した。数字だけ見ればただの記録だが、その実、無数の乾いた喉を潤してきた人類の集合的営みの証である。水を求めるのは誰しも同じ。大人も子どもも、異邦人も関西人も、熱中症に脅かされながらもその一杯に救いを見出していた。

さらにユニバーサル・スタジオ・ジャパンの精鋭部隊が万博会場に登場し、大阪ヘルスケアパビリオンで「サンクス・ラブ・マンス」なる祝祭を開催。キャラクターたちが跳ね踊り、愛と感謝を掲げたダンサーが万博の空気をいっそう非日常的なものにしていく。もはや万博は、テーマパークと国家イベントと真夏の夢が混ざり合う大混合鍋である。

一方、西ゲート近くでは鴻池運輸が提供する「没入型シアター」も開幕。巨大スクリーンには重機の操縦席からの映像が広がり、風が吹き、床が揺れる。もはやこれは映画ではなく、現実のような虚構か、虚構のような現実か。観客たちは重機を動かす幻覚に身を委ね、未来への予感に目を細めていた。

現実はいつも冷たく、矛盾に満ちているが、それでも人は夢を求める。夢洲に建てられたこの人工楽園は、そんな人間の無理難題を肯定する場所だ。万博とは、理想と混沌の折衷であり、祝祭という名の逃避である。そしてこの物語は、まだ序章に過ぎない。人々はきっとまた、夢洲に引き寄せられる。自らの小さな人生を一瞬だけ、大きな世界の一部に変えるために。

【速報】万博東ゲート前きょうも長蛇の列 あすは正午入場まで満員…いっぽう6月は朝イチ9時台に「空き枠あり!」
5/30(金) 9:04配信 MBSニュース

開幕から48日目となった大阪・関西万博。すでに開催期間の四分の一を終えています。きょう5月30日も、大阪メトロ・夢洲駅の利用者が集まる東ゲートには、開場を待つ列ができていました。
きょうの大阪は午前8時で気温が20度を超えています。きょうの日中の予想最高気温は24℃で、曇り時々雨の予報です。
この先4週間の入場予約の状況です。あす、5月最後の土曜日は、東ゲートは正午の入場枠まで満員となっています。
 6月9日までは東ゲート、西ゲートとも午前9時、10時台が満員となっていますが、もうすこし先を見ると、午前10時台はほぼ予約可能となっています。
(【速報】万博東ゲート前きょうも長蛇の列 あすは正午入場まで満員…いっぽう6月は朝イチ9時台に「空き枠あり!」(MBSニュース) – Yahoo!ニュース)

ルクセンブルク、万博曲上演 ナショナルデー、アンリ大公出席
5/30(金) 16:09配信 共同通信

 大阪・関西万博は30日、ルクセンブルクのナショナルデーを迎えた。来日した同国元首のアンリ大公が式典に出席し「美しい日本で万博が開催されることを誇りに思う」とあいさつ。同国出身のピアニストらが万博用のオリジナル曲を上演し、欧州中央に位置する大公国をアピールした。
 式典では、アンリ大公は「世界がかつてないほどの緊張に直面している今、万博が国際的対話や相互理解などの重要性を示す」とスピーチ。同国出身のピアニスト、フランチェスコ・トリスターノ氏らが、万博に合わせて作曲された「明日の響き」を演奏し、軽快で強いリズムが会場に響き渡り、観客を魅了した。
(ルクセンブルク、万博曲上演 ナショナルデー、アンリ大公出席(共同通信) – Yahoo!ニュース)

USJ、万博出張イベント 大阪ヘルスケア館でダンス
2025年5月30日 16:15 共同通信

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)は30日、大阪・関西万博の大阪ヘルスケア館で、ダンスイベントを開いた。USJ側が万博会場内に出張する催しは初。31日も開催する。
 屋外ステージに「スヌーピー」やセサミストリートの「エルモ」などのキャラクターが登場し、華やかな踊りを披露。来場者は手拍子をしたり、キャラとハイタッチをしたりして盛り上がった。大阪市東成区の美容師の女性(25)は「万博に来たのは2回目で、今回はこのイベントを目当てに来た。楽しめた」と笑顔で話した。
(USJ、万博出張イベント 大阪ヘルスケア館でダンス | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス)

USJ×万博初コラボ “ありがとう”の大切さ伝える特別ステージ開催
5/31(土) 10:58配信 スポニチアネックス

普段から感謝を伝えられていますか?ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では30、31日に大阪・関西万博会場大阪ヘルスケアパビリオンとコラボし「サンクス・ラブ・マンス」スペシャルステージを開催。30日のオープニングセレモニーでは人気のキャラクターやダンサーが登場し会場を盛り上げた。
 万博の来場者たちも思わず見とれた。スマートフォンを掲げ動画を撮影したり、手拍子で音楽に乗ったり、パークの仲間の登場に歓声が起こった。MCからの「最近ありがとうを伝えた人はいますか?」という問いかけに、ゲストからは「誕生日プレゼントをもらった友達に」、「(万博の)入場スタッフ」になど身のまわりの人への感謝の気持ちを打ち明けた。
(USJ×万博初コラボ “ありがとう”の大切さ伝える特別ステージ開催(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース)

エルモ&スヌーピーたちが大阪・関西万博に登場 来場者とダンス USJ×万博初コラボ
5/30(金) 10:05配信 オリコン

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は30、31日に大阪・関西万博会場で「USJ『サンクス・ラブ・マンス』スペシャルステージ in 大阪ヘルスケアパビリオン」を開催。30日のオープニング・パフォーマンスにウッディー・ウッドペッカー&ウィニー・ウッドペッカー、エルモ、スヌーピーが登場した。
 USJの人気キャラクターの登場に、万博に訪れた人たちから拍手が沸き起こった。続けて、“ありがとう”を伝えたくなるオリジナルダンスを、MCやキャラクターがレクチャー。来場者も手を振りながらオリジナルダンスを踊った。エルモやスヌーピーたちが写真撮影にも応じ、参加者は万博会場でUSJのキャラクターたちとの触れ合いを楽しんだ。
(エルモ&スヌーピーたちが大阪・関西万博に登場 来場者とダンス USJ×万博初コラボ(オリコン) – Yahoo!ニュース)

鴻池運輸、大阪万博で乗り物体験型シアター 6月22日まで
2025年5月30日 19:05 日本経済新聞

鴻池運輸は30日、大阪・関西万博で重機などの乗り物の操作を疑似体験できる没入型シアターの展示を始めた。6月22日まで、西ゲート近くの展示施設「フューチャーライフエクスペリエンス」に出展する。
足元から天井まで広がる半球形のスクリーンに、操縦者目線の映像などを投映する。立体音響や床からの振動のほか、風が吹き出てくる演出を通して、重機や船を操作しているような臨場感ある体験ができる。当日、整理券を取得すれば参加できる。
(鴻池運輸、大阪万博で乗り物体験型シアター 6月22日まで – 日本経済新聞)

大阪・関西万博給水スポット「マイボトルで給水」がプラスチックごみ削減へ
5月30日 ORICON NEWS

2025年5月30日(ごみゼロの日)、大阪・関西万博の会場内に設置された給水スポットの利用回数が、開幕以来200万回を突破しました。本日時点の累計給水回数は2,084,017回となり、非常に多くの方々にご利用いただいております。OSGコーポレーションが設置するこれらの給水スポットは、来場者と運営スタッフの「プラスチックごみ削減」および「熱中症予防」対策として、会場内外に計32ヶ所設置しております。
大阪・関西万博開幕から継続して実施している給水計測の可視化は、来場者・運営スタッフの皆様の「プラスチックごみ削減」というサステナブルな行動に繋がっており、未来社会にむけた行動変容のキッカケ、になると考えております。
(大阪・関西万博、給水スポット利用200万回突破!5月30日「ごみゼロの日」に達成!マイボトル“給水”で「プラスチックごみ削減」体験。会場で広がる行動変容。 | ORICON NEWS)

投稿日:2025年5月31日

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