ウクライナ侵攻でロシア2部を解除されたジンチェンコの友達が育成チームで練習 - マンチェスター・シティ ファンサイト

公開日:2022/04/02
最終更新日:2022/04/03
ウクライナ侵攻でロシア2部を解除されたジンチェンコの友達が育成チームで練習

ウクライナ侵攻でロシア2部トルペド・モスクワの契約を解除
そこで仲がいいジンチェンコの仲介で
育成チーム「マンチェスターC・エリートデベロップメントスクワッド」
の練習することになった

元ウクライナ年代別代表MFクラフチュク、マンC育成チーム練習に今季限り合流 ロシア2部退団
4/1(金) 14:04配信
日刊スポーツ : nikkansports.com

ウクライナの年代別代表にも選ばれたことがあるMFアンドリー・クラフチュク(23)が、マンチェスター・シティー育成チームの練習に合流した。
ESPN電子版によると、同MFはロシアのウクライナ侵攻を受け、所属していたロシア2部トルペド・モスクワとの契約を解除。マンチェスターCの育成チームである「マンチェスターC・エリートデベロップメントスクワッド」で今季終了まで練習することで合意したという。
クラフチュクは、マンチェスターCのウクライナ代表MFジンチェンコと仲が良く、今回の練習参加の仲介をしてもらったもよう。英国政府、イングランド協会(FA)、プレミアリーグからも許可が出ているという。
クラフチュクは「クラブ(トルペド・モスクワ)では良い人たちに囲まれてはいたけれど、でも母国を侵略している国でプレーしていた。自分にとって退団以外の道はなかった」
「練習する機会を与えてくれたマンチェスターCにはとても感謝している。この数週間、数カ月はとても難しい期間だった。でもピッチに戻ることができるのは自分にとって本当に大きな意味がある」などと話している。
クラフチュクはトルペド・モスクワが合宿を行っていたトルコで、母からの電話によってロシアの侵攻を知らされたという。
「そんなことが起きるなんて信じられなかった。21世紀のヨーロッパの真ん中で。いまだに言葉が見つからない。侵攻の1カ月前、ロシア軍はウクライナ国境に集まってきたが、政治的な動きでしかないと思っていた」などと侵攻が始まった当初について振り返っていた。

マンチェスター・C、ロシア侵攻によるウクライナ難民の選手を受け入れ…ジンチェンコの同僚がトレーニング中
4/1(金) 15:32配信
(Goal)

マンチェスター・シティがロシア侵攻によるウクライナ難民のサッカー選手に扉を開いているようだ。
マンチェスター・CのMFオレクサンドル・ジンチェンコのアカデミー時代のチームメイトが、体力維持のためプレミアリーグ王者とのプレーに招待されているとのこと。
マンチェスター・Cは、ロシアの祖国侵攻によりモスクワを逃れたウクライナ人難民サッカー選手の育成を支援。アンドレイ・クラフチュクは、ジンチェンコのアカデミー時代の仲間で、祖国が侵略されたとき、ロシア2部リーグのトルペド・モスクワでプレーしていた。
23歳の同選手は、ロシア侵攻による契約解除後、フォームとフィットネスを維持するために、マンチェスター・Cのエリート育成チームでのトレーニングの機会を与えられている。
トルコでシーズン前の合宿をしていたクラフチュックは、朝5時に母親から「ロシアがウクライナを空爆し始めた」との連絡が。家族は首都キエフに残り、弟は自国の軍隊とともに戦っている。
マンチェスターに逃れた彼は、英国政府、サッカー協会、プレミアリーグの承認を得て、マンチェスター・Cでの練習を許可された。
「このような練習の機会を与えてくれたマンチェスター・シティにとても感謝している」とクラフチュクは喜び、以下のように続けた
「オレックス(ジンチェンコ)とはしばらく会っていないが、シャフタールで一緒だった頃も含めて、彼はいつも僕のために助けてくれた。シャフタールで一緒だった頃もそうだった」
「この数週間、数ヶ月はとても大変だったけど、ピッチに戻ってこられたことは、僕にとってとても大きな意味がるんだ」
「クラブにはいい人たちがいたけれど、僕は祖国を侵略した国でプレーしていたんだ。クラブを去ることは、唯一の決断だった。ウクライナでプレーを続けても、ウクライナの人たちは僕を理解してくれないだろう」

シティ、ジンチェンコの申し出を受けウクライナ人MFの練習参加を許可…シャフタール時代の同僚
4/1(金) 21:52配信
超WORLDサッカー!から

マンチェスター・シティがウクライナ人のMFアンドリー・クラフチュク(23)に練習許可を与えたようだ。イギリス『BBC』が伝えた。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、ロシアクラブの外国籍選手は契約を一時停止し、国外クラブへのフリー移籍が期間限定で認められている。
今回シティがクラフチュクを受け入れた理由は、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコからの申し出があったからとのこと。シャフタール・ドネツク時代のチームメイトだった。
クラフチュクはシャフタールの下部組織で育ったあと、オリンピック・ドネツクへと移籍。2021年2月にロシアのトルペド・モスクワへと完全移籍していた。
ロシア2部で今シーズンは19試合に出場し3アシスト、ロシアカップでも3試合に出場していた。
ロシアが軍事侵攻を始めたときには、トルコでのトレーニングキャンプに参加中。しかし、そのまま契約を終え、マンチェスターへと逃げてきたという。
クラフチュクはシーズンの残り期間をシティのU-23チームでトレーニングすることとなる。
クラフチュクは「本当に不快だった」とロシアクラブでのプレーについてコメント。「僕は故郷を侵略した国でプレーしていた。クラブを離れることが唯一の決断だった。ウクライナの人々は、僕がそこでプレーし続けると理解してくれなかっただろう」と、苦しい胸の内を明かした。
また、家族はキエフに残っており、兄弟のアレクスは軍隊に入って戦っているという。
「僕は毎日、彼をどれほど誇りに思っているかを伝えている。家族だけでなく、国全体、ウクライナの人々を守るために戦っているからだ。彼は残って戦っている」
「僕は本当に心配している。グループ通話になっており、爆撃のアラートのメッセージを常に受信している。このアラートが届くたび、僕はとても心配になる。僕の家族が死んでしまう可能性があるからね」
また、自身に手を差し伸べてくれたジンチェンコに対しても「とても感謝している」とコメント。「過去数週間と数カ月はとても難しかったが、ピッチに戻ることは僕にとってとても大きな意味がある」と、プレーする機会をもらえることに感謝した。
ジンチェンコは「状況が大きく違う」ことを望んでいたが、「アンドリーと一緒に戻ってきて良かった」とコメント。「僕は彼にとってサッカーがどれほどの意味があるか、そして困難な時期に僕たちをサッカーがどれだけ助けてくれるかを知っている」と語った。

update: 2022年4月2日11:58 pm