シティのファイナンシャル・フェアプレー違反の件で
選手が獲得しやすくなるんじゃないか、狙いが多いが
今度はユヴェントスがジェズスを狙う
ユベントス、C・ロナウドの“新相方”にシティFWジェズス獲得か 伊メディア報じる
SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ
マンチェスター・シティは来季以降、UEFA主催の欧州カップ戦に出場停止の処分が下り、今後の判断が注目されているが、それにより主力の流出危機があるという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、ユベントスがエースに狙いを定めていると報じている。
シティは2012年から15年にかけてファイナンシャル・フェアプレー規定に違反したうえに、欧州サッカー連盟(UEFA)に提出する書類においても重大な違反があったとして、UEFA主催大会への2シーズン出場停止と罰金3000万ユーロ(約36億円)の処分が先月に下っている。
それに対する正式な上訴は行われているため、その判断次第というところはあるが、現在、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大という状況があり、“それどころではない”というのが実情。とはいえ、その動向は大きな影響があるとみられる。
その1人がシティのブラジル代表FWガブリエル・ジェズスであり、契約が2021年6月までとされる。そのため、今夏は契約満了から1年前という最もビッグネームに移籍が成立するタイミングになる。特に、欧州のカップ戦に出場できないとなれば契約延長を巡るシナリオが変更される可能性は十分にあるとしている。
一方のユベントスは今季終了で契約満了となるアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが退団することが既定路線。来季に向けてはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと相乗効果のあるストライカー獲得が最優先課題とされるが、その対象としてジェズス獲得は最適なシナリオであるとしている。
今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とUEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝が延期されることも決まり、シーズンの終了がいつになるか不透明な状況になっている。それだけに、夏の移籍市場は例年にない混乱も予想されるが、シティに対する処分がどう決まるかでエースの流出も起こり得るシナリオだと言えそうだ。