チャンピオンズリーグ決勝ラウンド準々決勝 vsベンフィカ - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2016/04/06
チャンピオンズリーグ決勝ラウンド準々決勝 vsベンフィカ

チャンピオンズリーグ決勝ラウンド準々決勝
ベンフィカ相手は運がいいはず
グアルディオラは欧州最高の4バックかもしれないと持ち上げるが

『UEFA.com』がこの一戦を前に両チームの対戦成績を掲載。それによると、両チームは2試合制の勝負で過去3度対戦しており、いずれもバイエルンが勝利をおさめている。対戦成績でも4勝2分と一度も負けていない。また、そのすべてで決勝まで勝ち進み、1975-76シーズンと1995-96シーズンでは欧州制覇を果たしている。ポルトガル勢に対しては過去24試合を行い、14勝8分2敗、55得点18失点という成績をおさめており、ホームに限ってみれば9勝2分となり、決勝トーナメントでは9回対戦も一度も敗れていない。また、ベンフィカは1990年以降、準々決勝の壁を越えていない。(ゲキサカ)

グアルディオラ

ベンフィカの4バックは欧州最高かもしれない(Goal)

今のベンフィカは非常にいいサッカーをしており、非常にリスペクトしている。彼らの成績も素晴らしい。やるべきことを正確に理解しており、ゲームの読み方を知っている。何よりも大事なのは、自分たちがベストを尽くすことだ(ゲキサカ)

グアルディオラ監督はベンフィカを警戒しているようで、このように話した。ドイツ『シュポルト1』が伝えている。「非常に優れたチームとの対戦だ。彼らの4バックは、今のヨーロッパで最高かもしれない。ほとんど失点しないんだ。興味深い試合になるだろう」「私はバイエルンの監督として、自分たちのベストを示すことが目標だ。それでも、この勝負で自分たちが優勢だと感じていない。タイトな試合になる。ベンフィカは好調だし、とても良いシーズンを過ごしている」危険な選手として、FWジョナスとコスタス・ミトログルを挙げたグアルディオラ監督。マンチェスター・ユナイテッド行きが合意と報じられたMFレナト・サンチェスに関しては、こう話した。「18歳の選手としてはヨーロッパで最高かもしれない。クオリティーとパーソナリティーがある。彼には素晴らしい未来が待っているだろう」今シーズンでバイエルンを去ることが決まっているグアルディオラ監督は、3冠が目標だ。「バイエルンでは、誰もが3冠を望んでいる。だが、バルセロナやレアル・マドリーも同じ目標を掲げているんだ。我々が3冠を達成できなかったら、私はそのミッションに失敗したことになる。私はそういった見方やプレッシャーを受け入れるよ」「だが、私は次の試合に勝つため、毎日戦っている。ほかのチームも強力だ。どこも3冠を狙っているが、どのチームもそれが簡単でないことは分かっているよ」(Goal)

データ上は圧倒的優位とも言えるバイエルンだが、グアルディオラ監督はベンフィカへの警戒を強調。「ベンフィカは今、ここ最近では例を見ないほど、非常に調子が良い。彼らは攻撃的な守備をする。あの4バックはおそらく今の時代のヨーロッパにおけるトップ(レベル)だ。(相手に)ほとんどチャンスを与えていないね。全ての大会を合計しても未だに14失点しか喫していない」と、相手を称賛した。ベンフィカは今シーズン、ポルトガルリーグ第28節終了時点で23勝1分け4敗、勝ち点70で首位を走っている。現在は公式戦8連勝中で、最近20試合で19勝を記録。好調を維持してミュンヘンへ乗り込んでくる相手との対戦を前に、グアルディオラ監督は「拮抗した試合になる」と予想し、「準決勝進出を決めるのは、とても難しい課題となるだろう」と述べた。(SOCCER KING)

ノイアー

もちろん、難しい試合になる。これは準々決勝なんだ。(ユヴェントスとの決勝トーナメント1回戦は)大変な接戦だったけど、僕らはベスト8に勝ち進むのにふさわしかった。ベンフィカもラウンド突破に値したのだから、彼らとの2試合はとても厳しいものになる。僕らの力の方が上だと多くの人が言うのは理解できるけど、ベンフィカはとても成功に満ちたチームだ。2人のFWだけで48得点(UEFAでは47得点)もしているし、ベンフィカは本当に危険なんだよ。ホームでの試合なので、失点せずにプレーしたい。僕らは勝ちたいんだ(Goal)

ビトーリア監督

ジョゼップ・グアルディオラ監督のラストシーズンでCL優勝を目指すバイエルンに対し、ベンフィカは苦戦を免れないとみられている。だが、国内リーグで首位に立つビトーリア監督は、試合を前に次のように述べた。UEFAの公式ウェブサイトが伝えている。「戦術的には、バイエルンは違うレベルにある。我々は集中を保ち、できるだけチームとしてプレーすることが必要だね。CLでは1試合ずつ考える必要がある。我々はそれでここまできた。恐れはない。相手を分析してきた。彼らは強いが、我々はミュンヘンで良い結果を残すために全力を尽くす」「私は勝ちたいと思っている。どの試合でも勝ちたい。ただ、いかに難しいかは分かっている。我々には信念があるんだ。熱意をもって、意欲的に、スピリットを出して戦う。そして、楽しみたい。チームには楽しんでもらいたい」(Goal)

ベンフィカは今シーズン、ポルトガルリーグ第28節終了時点で23勝1分け4敗、勝ち点70で首位を走っている。現在は公式戦8連勝中で、最近20試合で19勝を記録。好調を維持してミュンヘンへ乗り込み、勝利を目指す。ヴィトーリア監督は「戦術的な観点から言うと、バイエルンは(自分たちとは)レベルが違う相手だよ」と、バイエルンへの敬意を示し、「彼らは戦い方が身体に染みついていて、どんな状況にも対応できるチームだ。我々は集中力を保って、可能な限り組織として戦っていく必要がある」と、アウェーでの一戦を展望した。ベンフィカは過去3度、バイエルンとのアウェーゲームに臨んでいるが、3戦全敗を喫している。いずれも大差での敗戦で、データ上は不利と言える。ヴィトーリア監督は「チャンピオンズリーグでは常に目の前の試合のことだけを考えている。そうすることによって、ここまで勝ち進むことができたんだ。恐れるものは何もないよ。バイエルンは強いが、ミュンヘンでも全力で良い結果を狙う」と、意気込みを語った。そして、「我々は信念を持っている。情熱と闘志、意欲をもって戦うつもりだ。そして試合を楽しみたいと思う。選手たちにもぜひ楽しんでもらいたいね」と、話した。(SOCCER KING)

DFアンドレ・アウメイダ

グアルディオラ監督は正しいと思う。僕らの守備は強い。チーム全体が良いプレーをしてきたし、僕らがベスト8に進んだのは偶然じゃないんだ。どちらが有利かは重要じゃないと思う。ここまでくれば、両チームとも競うに値するんだ(Goal)