ボアテングの怪我は心配だが補強するまでにはいかない、と
バイエルン・ミュンヘンは今冬の移籍市場で、負傷したDFジェローム・ボアテングの代役を慌てて探すことはしないようだ。ボアテングの状態と、“市場の状況”が理由であるという。ボアテングは22日に行われたウィンターブレーク明け初戦となるハンブルガーSVとのブンデスリーガ第18節で、内転筋を負傷した。クラブは具体的な復帰時期を明示せず、「長期離脱」を強いられると発表していた。ドイツメディアの一部は、ボアテングは3~4カ月離脱する恐れがあるとも伝えていた。まだ移籍市場が開いていることもあり、代役を急きょ探す可能性もあった。だが、ドイツ『dpa通信』は、補強を否定するカール=ハインツ・ルンメニゲCEOのコメントを伝えている。まずは、ボアテングが当初の懸念ほど重傷ではなかったことを挙げている。「後半戦のラスト3分の1」には間に合うと、4月には復帰するだろうとの見方を示した。それに、周囲の状況もある。1月の移籍市場について、こう話した。「現在マーケットに出ている中に、良い選手はいない。緊急措置のような行動を取っても、最終的には前へ進むことにはつながらないんだ。だから、何もしない」(Goal)