ウィリー・サニョールがミュンヘンに戻って来た。この話、彼が、夏に様々な話題を提供してさえいなければ、取りざたされるような話題ではないのだが。
一つ目は、ポルトガルのEMで負った腕の骨折。同僚達が、フェリックス・マガト新監督のもと、猛練習に励む中、27歳は、休養を余儀なくされた。「腕は治りました。でももう少し我慢が必要です。」とサニョールは、火曜日の練習の後語った。
後4~5週間、彼は、特別リハビリ練習をすることになっている:「このプログラムが終了ししだい、チーム・トレーニングに戻ります。」と言うことは、9月の末までサニョールのバイエルン・トリコット姿を見受ける機会はあまりなさそうだ。クリスマスを過ぎるあたりまで、数ヶ月間で2度目の骨折後に取り付けられたレールを取ることは出来ないようだ。
彼は、骨折以外にも、2006年までバイエルンと契約があるにもかかわらず、移籍の意思を表明し、ジャーナリストを騒がせた。「ミュンヘンに戻ってきたら、ここに残るといつも言っていた通り、今、戻ってきたので、100%ここに残るつもりです。」とフランス代表選手。移籍騒動には、終止符が打たれたと言えよう。
Officiai Site
彼には、4つか5つ具体的なオファーがあったらしい。だが、FCBの移籍料の高さが、相手側を驚かせたようだ。「私の値段は、2億5千万ユーロだそうです。5月と6月に、ウリ・ヘーネス・マネージャーと再三、議論しました。」とサニョール。
済んだこと。忘れましょう。これからは、サニョール、FCBのために全力を尽くす:「戻って来たくて、戻ってきました。クラブのために全力を尽くします。」彼にとって、今、全力を尽くすことは必要不可欠だ。彼のポジション、左ディフェンダーの穴を移籍して来たアンドレアス・ゲルリッツが埋めるどころか、レギュラーの座を手に入れるにふさわしい活躍をしている。
「ゲルリッツの活躍は、FCバイエルンにとって良い事です。このポジションには、人材が必要です。でも毎年、『ウィリー・サニョールは、もうプレーしない。」と言われながらも、ウィリー・サニョールが常にプレーしてきましたから。」と、元レーベン選手との競争を落ち着いた様子でコメントした。
だが、サニョール、ミュンヘンに戻って悲しいこともあった。同郷の友人、ビサンテ・リザラズがいないのだ。このベテラン選手、夏を最後にクラブを去った。「リザがいないと少し寂しいですね。でもこれがサッカー人生です。」と彼。だが、両サイド・ディフェンダー達は、遊びに行く約束を交わしたようだ:「サッカーの後は、お互いいい友達でいようと話しました。」
ウィリー・サニョール、少なくとも2006年までは、ミュンヘンで、そしてFCバイエルンで楽しい時を過ごすことであろう。