ブンデスリーガ、第2節で明暗分かれた各クラブ - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2004/08/17
ブンデスリーガ、第2節で明暗分かれた各クラブ

シーズンは始まったばかりだが、すでに各クラブの成績は明暗が分かれる結果となった。ブレーメン、バイエルン、レバークーゼンそしてシュツットガルトの昨季上位4チームは、今季も上位に位置している。これに割って入ったのが2部から昇格したFCニュルンベルクである。
初戦のカイザースラウテルン戦で3-1のアウエー勝利をおさめたニュルンベルクは、今回もVfBシュツットガルト相手に善戦した。ニュルンベルクは7分、元チームメートのカカウに先制点を許したが、浮き足立つことなくプレーを続けた。15分には、ニュルンベルクに新加入したバノビッチがボールを奪い、DFマルクス・バッベルを抜き去り同点ゴールを決めた。だが42分、先制ゴールを挙げたカカウが度重なるファウルで退場処分を受ける。前半は積極的な攻撃を展開したニュルンベルクだったが、後半に入ると守備を固めたシュツットガルトに苦戦を強いられた。ニュルンベルクは、シュロットとビテックのシュートで決勝ゴールを狙ったが、点は動かず結局1-1(前半1-1)と引き分けた。
バイエルンも、ヘルタ・ベルリンを迎えた今季の初ホーム試合を1-1(前半0-1)で引き分けた。ドイツ代表新監督クリンスマンとマネージャーのビアホフが観戦する中、バイエルンはロイ・マカーイを1トップに据えた。メーメット・ショルの起用には驚きの声があがったが、彼がこの試合のベストプレーヤーであることがまもなく判明した。15分にマルセリーニョのゴールで先制を許したものの、後半に入るとバイエルンが優位に立ち、46分にはショルとサンタ・クルスの連係プレーから、マカーイが同点ゴールを決めた。
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ボーフムのホームで4連敗中のバイヤー・レバークーゼンは、ロスタイムにボロニンのゴールで2-2(前半1-0)の同点に追いつき、勝ち点1の獲得に成功した。その他の得点者はロクベンツとプロイス(ボーフム)、そしてベルバトフ(レバークーゼン)だった。
ボルシア・メンヘングラッドバッハは、新設のボルシア・パーク・スタジアムにおける初のリーグ公式戦を勝利で飾ることができなかった。ボルシア・ドルトムントの一戦は、前半38分の段階ですでに2-3となり、これがそのまま最終結果になった。ホームのメンヘングラッドバッハは、ウリッヒとハウスバイラーの得点で、2度にわたりリードしたが、イェンセン、コラー、そしてエベウトンが3得点を挙げたドルトムントに逆転を許した。
ハンザ・ロストックは昨季王者ベルダー・ブレーメンと対戦し、ゴールゲッター、マルティン・マックスの抜けた穴の大きさを痛感した。プリカとアルビドションのシュートの試みも、ブレーメンのGKラインケの好守によって阻まれた。結局ブレーメンは、イバン・クラスニッチの2得点を含む4-0(前半0-0)の大量得点で快勝した。
SCフライブルクは2001年10月以来、初めて1部のアウエーで勝利を挙げた。VfLボルフスブルクと対戦したフライブルクは、終盤ピッチに入ったドルンの決勝ゴールで1-0(前半0-0)の白星を飾った。試合を優位に進めたボルフスブルクだったが、フライブルクのGKゴルツの好守の前に涙をのんだ。
シャルケ04から1.FCカイザースラウテルンに移籍したヨッヘン・ザイツにとっては不運な一戦だった。カイザースラウテルンのFWザイツは古巣のシャルケ戦で、ヤンカーのアシストを受け先制ゴールを決めた。ところが23分、ザイツはけがのため交代を余儀なくされ、そこからカイザースラウテルンの連係プレーがつながらなくなった。試合はアサモアの2得点で逆転に成功したシャルケが2-1(前半1-1)で勝利した。
マインツ05のダ・シルバも2得点を挙げ、ハンブルガーSVを2-1(前半0-1)で下している。ハンブルガーはファン・ビュイテンのシュートで先制したものの逆転負けを喫し、相変わらずリーグ最下位にいる。
延期されたハノーバー96対アルミニア・ビーレフェルト戦は、9月15日に実施されることが決まった。(kickbase)(C)SPORT