カーン&Co. 厳しい言葉 - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2004/05/17
カーン&Co. 厳しい言葉

キャプテン、オリバー・カーンは、ペナルティ・エリアでグローブを投げ、ミヒャエル・バラックは、怒りを露に、そしてマネージャー、ウリ・ホーネスは、首を振るばかり・・・南ダービー、対VfBシュツットガルトに敗戦したFCバイエルンのムードは、谷底だ。
先週、1:3でヴェルダー・ブレーメンに負けたオットマール・ヒッツフェルト監督率いるチームは、今回もパワーを出せず、チャンピオンズ・リーグ直接出場権をも危ぶまなければならない状況に陥ってしまった。来週、4位のバイヤー・レバークーゼンとの試合を控えるシュワーベンとの勝点差は、たったの1点。
「何てプレーを披露したんだ。2試合連続、がっかりですよ。重要さを解っていながら失敗する。単に運が悪いのではなく、運の欠片もない。先週の負け方自体、がっかりものだったでしょ。今日は、取り組む態度すらなっていなかった。これで、目がさめれば幸いですが…」と、チケット完売、超満員のゴットリープ・ダイムラー・シュタディオンで行われた試合の後、バラックは、自分とチームメートに戒めの一言を述べた。
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試合前、「イメージ挽回のためにも。」と選手たちにやる気を出させようとしていたヒッツフェルト監督、残念下な様子は見せるものの、試合後のアナリシスは、客観的:「ことが上手く行かない日というのは今日みたいな日のことです。」

彼にはだが、怒ってもいい理由があった。後任監督として取りざたされているフェリックス・マガッチ監督との直接対決、「提督」が、選手たちの意気込みに期待しても当然だと言えよう。「監督についての噂が飛び交うのは、チームにも影響します。今日の我々の、プレーを見れば、一言しかないですね:今日の『die 較mste Sau(最も貧しい(惨めな)ブタ)』は、監督ですね。こんなプレーをした我々の、責任を取らなきゃいけないんだから。」とカーン。

絶好調のイムレ・サビッチ(19分、52分)とケヴィン・クーラニー(54分)にゴールを決められたキャプテン、怒りを露に、グローブを投げ捨てた。一時ではあるが、不満げな彼は、ペナルティー・エリアに座り込む場面も。後半最初の15分間、彼のチームメイトたちは、毎分のようにミスを繰り返していたのだった。

「今日は、ディフェンス陣のプレーが散々だった。特にインサイド・ディフェンスは、無残だった。」とヒッツフェルト監督。だが、肝心のオフェンスも、期待にそぐわないプレーを見せていた。クラウディオ・ピサロ(77分)の名誉得点以外、ミュンヘンに見せ場は無かった。「こんな事が起きてほしいとは誰も望んでいなかったが、先週の結果からして、起こるべきして起こったことです。」とイェンス・イェレミースは、説明した。

今日の、たった一つの明るい話題は、セバスチャン・ダイスラーのカムバックだったのではなかろうか。来る土曜日の最終節、FCBにとって勝つ以外に選択肢の無い対FCフライブルグとの試合で、24歳が、スタート・イレブンへ復帰するチャンスは大だ。「最終節で、彼をスタメンに入れるか検討中です。」とヒッツフェルト監督。