
初めてのビルボードライブだった。行く前は、ちょっと敷居が高いのではないかと思っていたのだが、実際に入ってみるとすごくいい雰囲気で心地いい。こちらが勝手に敷居を高くして、勝手に身構えていただけらしい。
今回は3階のカジュアルシート。名前にカジュアルと入っているだけで少し安心するのもどうかと思うが、ラフに楽しめる席で、初ビルボードの私にはちょうどよかった。身構えて来たわりには、わりと早くくつろいでいる。
2017年1月16日、Billboard Live東京の1stステージ。公演名は「Howard Jones〜BACK TO 80s ALL HITS〜」である。「パールと貝がら」から始まり、「プリズナー」「かくれんぼ」「ホワット・イズ・ラヴ?」と、ハワード・ジョーンズの曲が次々に目の前へ置かれていく。
ハワード・ジョーンズは、あの頃から随分髪型も変わってしまった。こちらも人の髪型ばかり言っている場合ではないのだが、それでも見れば思う。思ったものは仕方がない。
そして「ニュー・ソング」はすごい盛り上がりだった。曲名だけ見ればニュー・ソングなのに、客席には待っていましたという空気がある。その盛り上がりの中に自分もいることが、なんだかうれしい。
この日の1stステージでは「オンリー・ゲット・ベター」は聴けなかった。それでも、「一日の生命」から「ホワット・イズ・ラヴ?」、そして「ニュー・ソング」へ進んだ流れがしっかり残った。なかった曲を数えるより、その場で大きく盛り上がった1曲のほうを覚えていたい。
とにかく頑張っているなあ、と思った。ずっと曲を届けて、こうして東京のステージに立っている。その姿を3階のカジュアルシートから見ながら、自分も頑張ろうと思う。
初めてのビルボードライブで持ち帰ったのは、敷居の高さではなく居心地のよさと、「ニュー・ソング」の盛り上がりだった。行く前の思い込みはきれいに外れたが、こういう外れ方なら何度でもかまわない。
