竹田城の雲海をテレビで初めて見たとき、世界にはこんな幻想的な風景があるのかと息を呑んだ。城がまるで空に浮かんでいるようで、地上の理を超えた別世界のように思えた。けれども現実には、行ったところでその瞬間に出会える保証などどこにもない。自然が相手となれば、奇跡を待つしかないのだ。
ところが、そんな儚さをものともせず、「雲海を作ってしまおう」という発想が現代の東京に生まれた。椿山荘――その名の庭園に広がる人工の雲。名付けて“東京雲海”。なんとも大胆で、洒落た響きである。
夕暮れ時、庭を歩けば、白い霧がふわりと立ちのぼり、灯籠や木立が浮かび上がる。人が作ったとは思えないほど、そこには静謐な夢の気配が漂っていた。
21世紀とは、自然の奇跡すら手のひらに再現してしまう時代なのだと思う。だがそれでも、目の前に立ちのぼる霧を見ていると、心の奥に原始の驚きが芽吹いてくる。ああ、人間というものは、結局のところ「雲のむこう」を見たい生き物なのだ。
東京で、さらに決まった時間で見れる。
こんな凄いことは無いとさっそく行ってみる。
椿山荘の庭園も通常なら普通に入れたものの コロナの状況もあるので宿泊者や食事など 椿山荘のお客さんじゃないと行けない、
なのでなかなか有名な椿山荘のアフタヌーンティーを予約。 名前で決めた紅茶をたらふく飲んだ後、“東京雲海”へ。
すごい事になっていて
雲海の中はこう
椿山荘の雰囲気もあり、 満足度の高い雲海を体験できました。 21世紀は雲海もできるすごい時代