都庁プロジェクションマッピング

都庁プロジェクションマッピング

都庁プロジェクションマッピング

東京の中心にそびえる都庁が、ある夜、光の劇場へと姿を変える。第1本庁舎――48階建て、高さおよそ240メートル。その巨大な壁面全体がスクリーンとなり、都市の夜空に光の物語が映し出される。都庁プロジェクションマッピングである。

「税金の使い道としてどうなのか」という声もあると聞く。しかし、実際に目の当たりにすれば、そんな言葉はしばし頭から抜け落ちる。ただただ、都市の重力から一瞬だけ解放されるような、不思議な浮遊感に包まれる。平日の夜だったからか、会場に人はまばらで、なおさらこの幻想が自分だけのもののように思えた。

機材や電力、デザイン料やコンテンツ制作費などをすべて含め、総費用はおよそ18億円。確かに巨額だ。しかし、それだけの大仕掛けが日常の中に突如として現れ、こちらの感覚をぐいと引きはがしてくれる。東京という都市が、まだ夢を見ようとしていることに、少しだけ胸が熱くなった。

都庁プロジェクションマッピング

 

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都庁プロジェクションマッピング

 

都庁プロジェクションマッピング
ゲーム盤面が都庁舎に現れ、縦横無尽に動き回るパックマンがあらゆるものをダイナミックに食べ尽くします。
近未来感のあるパックマンのゲーム音楽と親和性の高い、トラックメイカー・原口沙輔氏が楽曲を制作しています。
都庁舎でしか見られないパックマン×東京のコラボレーションをお楽しみください。
(TOKYO Night & Light – Tokyo Projection Mapping Project)
億単位のカネが光と音に化ける…東京都庁プロジェクションマッピング 「都立高ボロボロ」「困窮者支えて」の声も
2024年2月29日 12時00分

48階建て、高さ約240メートルの第1本庁舎の壁面に、東京の観光スポットなどを毎日午後7時から30分おきに投影する。
 都は他にも都議会議事堂や旧小田急百貨店などでプロジェクションマッピングを展開。これらを合わせ、本年度の一般会計予算から計約18億円を支出している。24年度予算案にも庁舎分9億5000万円、その他約10億円を計上。「東京の夜に新たな”楽しさ”と”賑(にぎ)わい”をもたらす重要なツール」「東京のキラーコンテンツとすることで、夜間観光の盛り上げ」をうたう。
 それにしても、一体何にいくらかかっているのか。都の担当者に聞くと「機器調達、電気代を含む運営費、デザイン料、コンテンツ制作費など全てを含んだ額」との答えだった。
(億単位のカネが光と音に化ける…東京都庁プロジェクションマッピング 「都立高ボロボロ」「困窮者支えて」の声も:東京新聞デジタル)
【検証】都庁プロジェクションマッピング経済効果18億円はホント?
2024年12月12日 NHK

東京都がことし2月からスタートさせた、都庁のプロジェクションマッピング。世界最大としてギネス記録にも認定され、会場には多くの観光客が集まっています。また、16億5000万円という予算額にも関心が集まったこの事業には賛否の声があがっています。一方、都は「経済波及効果」については18億円と推計していて、予算規模に見合う効果があるとしていますが、そもそもこの金額、どのように出されているのか。
(【検証】都庁プロジェクションマッピング経済効果18億円はホント? | NHK)
update: 2025年4月15日9:59 am