CDで始まり、ウォークマンに持ち歩かれ、MDに詰めこまれ、VAIO music slipやメモリースティックWMなる奇天烈な機器を経て、iPodからiPhoneへ──幾度も形を変えながら、なお耳を離れなかった「RUNNING TO HORIZON」。それは人生のBGMなどという甘っちょろい言葉では足りず、むしろ一種の呪文であり、祭壇であり、道標であった。何万回聴いたかはもはや見当もつかない。
その曲が、ある日、唐突に現実の空気を震わせて響き出した。信じられず、身を乗り出した。まさか、まさかと思っているうちにイントロが終わり、わたしの中の何かが完全に決壊した。それだけで充分だった、いや充分以上だった。すでに魂の元は取れた。
そしてアンコール。あろうことか「GRAVITY OF LOVE」。1stと2ndシングルが並ぶという、音楽の神様も顔を赤らめるような贅沢。かつてわたしが聴いていた曲が、今も息をしている。
会場を出ると、世界は明るすぎる昼の中にあった。夢の粒子がまだ皮膚にまとわりついて、しばらくの間、現実の地面が他人のもののように思えた。
小室哲哉 TK SONG MAFIA #1
6/7(Fri) 1st Stage
RUNNING TO HORIZON
South Beach Walk
Many Classic Moments
約束の丘
Merry Go Round
Coexistence
Get Wild
曲名は無いということ「Jun Ashida」イベント用に作ったみたいな曲
Traffic Jam
GRAVITY OF LOVE
日本におけるミュージックシーン黄金期を先駆的かつ挑戦的な音楽で駆け抜け、以後プロデューサーとして20曲以上のミリオンセラーを排出した稀代のヒットメーカー・小室哲哉がビルボードライブにオンステージ!
自身がリーダーを務めるユニット・TM NETWORKとしてデビュー40周年を迎え、【TM NETWORK「FANKS intelligens Days / Day 1〜40」】と題した、全40本・計17万⼈を動員する4本のツアーを敢⾏。更に6月からは小室自身がプロデュースを手掛ける究極のオーケストラコンサート【billboard classics ELECTRO produced by Tetsuya Komuro】の開催も決定している。そんな中、⼩室哲哉が「“ホーム”や“ラボラトリー(実験室)”のような場所」と呼ぶビルボードライブ東京で2日間4ステージの公演が急遽決定。小室から届いたタイトルは【TK SONG MAFIA #1〜4】。 各ステージに #1〜4 とナンバリングされている。
アリーナ公演の熱が冷めやらぬうちに単身オンステージを実現する⼩室哲哉と、その場に居合わせた全員で育む“音楽のコミュニケーション”を全身で堪能するプレミアム・ライブをお見逃しなく。 (小室哲哉|イベント詳細|ビルボードライブ東京|Billboard Live(ビルボードライブ))
SOLD OUTになった⼩室哲哉の<ホーム&ラボラトリー>ビルボードライブ東京で2日間4ステージ[TK SONG MAFIA #1~4]が6月7日より✨
— 小室哲哉(Tetsuya Komuro)公式 (@tetsuyakomurotk) June 6, 2024
⏰6/7 1️⃣17:00〜2️⃣20:00〜
⏰6/8 1️⃣17:00〜2️⃣20:00〜
6月29日からはbillboard classics ELECTRO produced by Tetsuya Komuro♪https://t.co/tYRHBW8kJL
TK.STAFF pic.twitter.com/vTjBS1qk3s
今夜からはじまる⼩室哲哉 Billboard Live TOKYO[TK SONG MAFIA #1~4]2日間4公演✨全席にオリジナルギターピックを置かせてもらいましたので是非記念にお持ち帰りください🙌
— 小室哲哉(Tetsuya Komuro)公式 (@tetsuyakomurotk) June 7, 2024
⏰6/7 1️⃣17:00〜2️⃣20:00〜
⏰6/8 1️⃣17:00〜2️⃣20:00〜#TetsuyaKomuro@HtjFki7@billboardlive_t
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