山の上ホテルのプリンアラモード

プリンアラモード

山の上ホテルの静かな空気に包まれると、階段を降りた先に小さな楽園がある。コーヒーパーラー「ヒルトップ」である。場所は地下1階だが、地下という言葉から想像する閉ざされた空間とは少し違う。駿河台の丘の上に建つホテルゆえ、坂道に面した大きな窓から柔らかな光が差し込み、昼の時間には穏やかな陽だまりのような空気が広がる。

そして、この「ヒルトップ」に来たならばぜひ味わいたいのが、山の上ホテルのプリンアラモードである。昔ながらのしっかりとした濃厚なプリン。そこに季節のフルーツが色鮮やかに並び、やわらかなバニラアイスが寄り添う。さらに皿の上で優雅に羽を広げるのは、白鳥のかたちをしたシュークリーム。その姿はまるで小さな舞台の主役のようで、一皿の上に物語が立ち上がる。

甘さの奥にある気品は、このホテルの空気そのものだ。スプーンを入れるたび、長い年月守られてきた味がゆっくりと広がる。

山の上ホテルに足を運ぶ理由はいくつもあるが、「ヒルトップ」のプリンアラモードだけでも十分な理由になる。坂の上のホテルの地下で、柔らかな光に包まれて味わう甘い時間。それは東京という街の中に残された、小さくて贅沢なひとときなのである。

プリンアラモード

 

プリンアラモード

 

プリンアラモード

 

プリンアラモード

当店について

コーヒーパーラーは山の上ホテル内地下1階にございます。席は50席。地下と言いましてもここは駿河台の丘の上に建つホテル。上り坂に面しているため実際は大きな窓があり、心地よい日差しが差し込む何とも温かい空間が広がっています。
そんな場所を愛して下さる多くのお客様のひとりに池波正太郎さんがいます。池波さんは通路側の水出しコーヒー機にいちばん近い席によく座られていたそうです。また、店内には池波さんが描いた絵がたくさん飾られています。
池波正太郎ファンの方々にはたまらない空間でしょう。
(当店について | コーヒーパーラー ヒルトップ 御茶ノ水・神保町)

山の上ホテルの プリンアラモード
¥2,000
昔ながらの濃厚なプリンに季節のフルーツとバニラアイスを添えた、伝統のデザート気品溢れる 白鳥のシューが華を添えます
(復刻 山の上デザート | コーヒーパーラー ヒルトップ 御茶ノ水・神保町)

ホテルニューグランド(横浜市中区)は、第二次世界大戦後は連合国軍最高司令官総司令部の将校宿舎として接収されていた。その期間中にホテルに宿泊していた甘いものを好むアメリカ人将校夫人のために考案された。横長の「コルトンディッシュ(クルトンディッシュ)」という前菜用の器が使われ、使用されるフルーツはアメリカ軍が持ち込んだものが多く使用されている。ホテルニューグランドでは今日でもコルトンディッシュに当時と同様のフルーツを盛り付けて提供している。
「ア・ラ・モード」は「洗練された」、「流行の」を意味するフランス語から取られている。この名称は、件の将校夫人によるもので、当時のリンゴは矢羽根を模した「アローカット」で提供されており、初めて見る繊細な技術に感動したためとされる。
(プリンアラモード – Wikipedia)

update: 2026年3月10日3:22 am