グアルディオラ・シティが初の栄冠
グアルディオラもみんなに感謝、カップ戦に続きプレミアも
対戦相手 | 2.25:マンチェスター・シティ vs アーセナル(カラバオ杯決勝戦)3-0○ |
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得点 | 19:アグエロ、58:コンパニ、65:シルバ |
GK | ブラボ |
DF | ウォーカー、コンパニー、オタメンディ、ダニーロ |
MF | フェルナンジーニョ、ダビド・シルバ、ギュンドアン、デブルイネ、ザネ |
FW | アグエロ |
交代 | 52:フェルナンジーニョ >>> ベルナルド・シルバ、77:ザネ >>> ジェズス、89:アグエロ >>> フォーデン |
ベンチ | エデルソン、ストーンズ、ラポルト、ジンチェンコ |
マンCのグアルディオラ監督、初タイトルに歓喜「とても満足している」
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マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督が、ついに初の栄冠を手にし、歓喜の言葉を述べた。イギリスメディア『スカイスポーツ』が25日に伝えている。
25日に行われたカラバオ・カップ(リーグ杯)決勝で、マンチェスター・Cはアーセナルと対戦。主将のベルギー代表DFヴァンサン・コンパニの得点などでマンチェスター・Cが3-0で勝利し、優勝を果たした。
2016年夏にマンチェスター・Cに就任して以来、初のトロフィーを掲げることに成功したグアルディオラ監督。試合を振り返り、歓喜の言葉を述べた。
「これはマンチェスター・Cのタイトル。重要なタイトルだ。私たちのためではない。しかし、私たち(コーチ陣)はとても満足しているよ」
「オーナーや経営幹部の方々、全ての関わってきた人、サポーターにおめでとうと言いたい」
「前半は良くなかったね。しかし、後半は個々がより勇気を持ってプレーできたから非常に良いパフォーマンスになった。後半は素晴らしかったね」
また、FAカップ準々決勝ではウィガン(3部)に敗れたものの、プレミアリーグとチャンピオンズリーグで優勝のチャンスがある。同指揮官はさらなるトロフィーの獲得を見据え次のように語った。
「FAカップでの敗戦後に優勝できたことは非常に重要だ。(ウィガン戦では)45分を数的不利で戦ったから哀れだった。FAカップは難しかったね。でも今は、プレミアリーグで優勝するために多くの試合で勝つことに集中しなければならない。また、チャンピオンズリーグでも準々決勝に進出したい」
シティがアーセナル破りEFL杯制覇、ペップ政権下で初タイトル獲得
(AFP=時事)
シティはセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)、ヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)、ダビド・シルバ(David Silva)が得点を記録し、リバプール(Liverpool FC)に次ぐ通算5度目の優勝を飾った。
19日のFAカップ(FA Cup 2017-18)5回戦で3部のウィガン(Wigan Athletic)に敗れたため、史上初の4冠へのチャレンジに終止符が打たれたシティだったが、見事に立ち直ってリーグカップを制した。
「優勝は重要だ」と語ったグアルディオラ監督は「とても満足している。マンチェスター・シティのすべての関係者、そしてファンを祝福する。このトロフィーはマンチェスター・シティのもので、私のためのものではない」「前半は良くなかった。多くのミスがあった。後半は勇敢さと個性にあふれるプレーができた。素晴らしかった」と喜んだ。
シティが前半に記録した先制点は、優雅にパスをつなぐチームのスタイルとは真逆の形で生まれた。GKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)のロングフィードをコントロールしたアグエロは、冷静にアーセナルのGKダビド・オスピナ(David Ospina)の頭上を破るループシュートを決めた。後半13分にはコンパニーが追加点を挙げ、同20分にシルバのゴールで突き放してアーセナルに引導を渡した。
シティは現在リーグ戦で首位を独走しており、今回の優勝はさらなるタイトル獲得の期待がかかるシーズン終盤戦に向けた弾みになる。一方、敗れたアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、リーグカップの優勝トロフィーをまたも掲げられずに終わった。
ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が先制点を決められなかったシーンを嘆いたベンゲル監督は、「最初の決定機はわれわれにあったが、簡単に決めきれるチャンスを逃してしまった」と落胆した表情でコメントしている。
「最初の失点の場面では大きなミスがあった。だが前半は試合をうまくコントロールした。後半は相手が攻勢に出て、さらにわれわれには運がなかった。2失点目はオフサイドから生まれたからだ。それでもマンチェスター・シティにはおめでとうと言いたい。彼らは優勝に値した」 【翻訳編集】 AFPBB News
マンCが今季初タイトル獲得…リーグ杯決勝を5つのポイントで振り返る
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カラバオ・カップ(リーグ杯)決勝が25日にウェンブリースタジアムで行われ、マンチェスター・Cがアーセナルを3-0で下して、今シーズン初のタイトルを獲得した。19分にアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロのゴールで先制したマンチェスター・Cは、後半に入るとベルギー代表DFヴァンサン・コンパニとスペイン代表MFダビド・シルバが立て続けにゴールをマーク。アーセナルを無失点に抑えて、2016年以来、通算5度目となるリーグ杯制覇を成し遂げた。マンチェスター・Cがペップ・グアルディオラ監督下で初タイトルを獲得したこの試合を、イギリス紙『デイリー・ミラー』が5つのトーキングポイントと共に振り返っている。
■1:栄冠まで一本道
今シーズンのマンチェスター・Cは、今回の決勝を含めると公式戦で116ゴールをマークしている。しかし、ペップ・グアルディオラ政権に初の栄冠をもたらしたのは、何とも“マンチェスター・Cらしからぬ”ゴールだった。チリ代表GKクラウディオ・ブラボによる単純なロングキックは、アーセナルのドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィの雑な守備にも助けられ、アグエロの足元へ。すると同選手は見事なループシュートで先制ゴールを奪った。その後はマンチェスター・Cが格の違いを見せつけたが、これまでファインゴールの数々を生み出してきたにもかかわらず、グアルディオラの記憶に一生刻まれることになるのは最もシンプルな“一本道”のゴールだった。
■2:ヴェンゲルの日照りが続く
アーセン・ヴェンゲル監督は、リーグ杯との相性が悪いのだろう。またしてもファイナルで涙を飲むことになった。自身3度目のリーグ杯決勝となったが、今回も手ぶらでウェンブリースタジアムを後にした。実はヴェンゲル監督が獲得できていない唯一の国内タイトルがリーグ杯である。今シーズンのアーセナルはこのままの調子だと、プレミアリーグでトップ4入りを逃して無冠に終わることが濃厚となっている。今回の決勝戦は、同監督にとってリーグ杯を制する最後のチャンスになるかもしれない。
■3:コンパニが態度で示す
身体は衰え始めているかもしれない。それでもコンパニは、大一番で起用されると全盛期を彷彿させるパフォーマンスを見せた。同選手の負担を軽減させるグアルディオラ監督の起用法のおかげもあり、チームメイトにインスピレーションを与えるプレーを披露。チームの基盤となってアーセナルを圧倒した。俊足で知られるガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンをオフ・ザ・ボールの時点で封じて堅守を誇った。そしてチームの2点目となるゴールを奪って、自身の素晴らしいパフォーマンスに花を添えた。
■4:高額品に致命的な欠陥
アーセナルはムスタフィとスイス代表MFグラニト・ジャカの獲得にそれぞれ3500万ポンド(約52億円)も支払ったが、ウェンブリースタジアムでも高い代償を支払うこととなった。ムスタフィは非力なマーキングでアグエロに先制ゴールを許した。一方でジャカは、中盤から飛び出してくるマンチェスター・Cの選手を何度もフリーにさせた。さらに、同選手の取り柄であるはずのパス精度も影を潜め、攻撃のテンポを狂わせてしまった。
■5:ウィルシャーは本気
イングランド代表MFジャック・ウィルシャーは、マンチェスター・UのOBで元アイルランド代表MFのロイ・キーン氏にとっては「恐らく地球上で最も過大評価されている選手」かもしれない。だが、今回のリーグ杯決勝ではピッチ上で存在感を発揮した。何とか反撃を試みようとするアーセナルの心臓部となり、常にボールを要求してチームを活性化させようと必死だった。一方的な展開になっても、ただでは屈しないスピリットを見せた。だからこそ、警戒したブラジル代表MFフェルナンジーニョが必死でウィルシャーを止めにいったのだろう。同選手が2枚目のイエローカードを貰って退場にならなかったのは、マンチェスター・Cにとっては少し幸運だったかもしれない。
“ジンクス通り”シティがアーセナルを下してペップ体制初タイトル!2年ぶり5度目のリーグ杯制覇
ゲキサカ[講談社]
カラバオ杯(リーグ杯)は25日、ウェンブリースタジアムで決勝戦が開催され、アーセナルとマンチェスター・シティが激突。FWセルヒオ・アグエロのゴールで先制したシティが3-0で完封勝ち。2015-16シーズン以来、2年ぶり5度目のリーグ杯制覇を果たした。
アーセナルは3-4-2-1を採用。GKダビド・オスピナがゴールを守り、3バックは右からカルム・チャンバース、シュコドラン・ムスタフィ、ローラン・コシールニーと並んだ。中盤は右からエクトル・ベジェリン、ジャック・ウィルシャー、グラニト・ジャカ、ナチョ・モンレアルと配置され、2シャドーにメスト・エジルとアーロン・ラムジー。1トップはピエール・エメリク・オーバメヤンが務める。
対するプレミアリーグ首位のシティは、4-3-3のフォーメーションで守護神はクラウディオ・ブラーボ、最終ラインは右からカイル・ウォーカー、ビンセント・コンパニ、ニコラス・オタメンディ、ダニーロ。アンカーにフェルナンジーニョ、インサイドハーフにイルカイ・ギュンドガン、ダビド・シルバが入り、前線は右にケビン・デ・ブルイネ、左にリロイ・サネ、中央にはアグエロが入っている。
シティが立ち上がりから押し込む中、アーセナルに決定機。前半8分、ラムジーがPA右に送ったパスをエジルが中央へ折り返し、オーバメヤンが右足で合わせる。決まったかと思われたが、GKブラーボの足に当たって、先制点とはならなかった。
すると、先制点はあっさり生まれた。シティは前半19分、GKブラーボのゴールキックからセンターサークル付近でムスタフィと競ったアグエロが裏に抜け出す。そのままアグエロが飛び出したGKオスピナの頭上を突くループシュートを決め、先制点。アーセナルは26分にモンレアルを下げ、DFセアド・コラシナツを投入した。
その後もシティが厚みのある攻撃を展開したが、前半は1-0で終了。ポゼッション率はアーセナルが42%、シティが58%、シュート本数はアーセナルが3本(枠内2本)、シティは7本(枠内1本)だった。
1点リードで後半を迎えたシティは3分、右CKの流れからPA左手前のダニーロがクロスを挙げ、サネが中央へ落とす。これをコンパニが右足で狙うが、相手に当たって枠を逸れた。シティが優勢に試合を進める中、5分にフェルナンジーニョが左腿裏を痛め、プレー続行不可能となり、MFベルナルド・シウバとの交代を余儀なくされた。
後半9分、シティはアーセナルが最終ラインの背後に出したパスにGKブラーボがPA外まで飛び出すが、まさかの空振り。オーバメヤンが詰めていたが、シティはオーバメヤンのファウルに助けられた。すると、13分に追加点。デ・ブルイネが右CKからグラウンダーのボールをPAの浅い位置に送る。これに反応したギュンドガンが右足シュートを放ち、ゴール前のコンパニが左足でコースを変え、2-0。シティがリードを広げた。
さらにシティは後半20分、PA左角あたりでボールを奪い、その流れからダニーロがスルーパス。PA左で受けたシルバが左足シュートをゴール右隅に流し込み、3-0で試合を決定づけた。アーセナルは直後にチャンバースを下げてFWダニー・ウェルベック、28分にラムジーに代えてFWアレックス・イウォビをピッチに送り込んだ。
アーセナルにチャンスを与えないシティは、後半32分にサネを下げ、FWガブリエル・ジェズスを投入。昨年12月31日に行われたクリスタル・パレス戦で左膝内側側副靱帯を損傷したブラジル代表FWが約2か月ぶりに復帰を果たした。さらに43分にはアグエロに代え、17歳のMFフィル・フォーデンを入れる余裕をみせ、シティが3-0でジョゼップ・グアルディオラ体制初タイトルを獲得した。
なお、データサイト『オプタ』によると、2006年からW杯イヤーはマンチェスター勢がリーグ杯を制している(2006年ユナイテッド、10年ユナイテッド、14年シティ)。シティはこのジンクス通り見事、優勝を果たした。
試合前
マンC指揮官、FWジェズスの復帰を示唆…リーグ杯決勝出場の可能性も
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マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督がガラバオ・カップ(リーグ杯)決勝アーセナル戦に約2カ月負傷離脱しているブラジル代表FWガブリエル・ジェズスが復帰する可能性を示唆した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が24日に伝えている。
グアルディオラ監督は24日、翌日のガラバオ・カップ決勝アーセナル戦前の記者会見に対応。インタビューで、ジェズスが復帰できる可能性があることを明らかにした。
「私は、彼はプレーする準備ができていると思う。彼はすでにフィットしてきている。早めに復帰したレロイ(・サネ)のほうが少し状態はいいかもしれないが、ガブリエルはメンタリティがある。若いし、強い。ジェズスも準備ができている」
マンチェスター・Cは同試合後、プレミアリーグで再度アーセナルと対戦。その後はチェルシーと対戦する予定だ。