グアルディオラ就任でいろいろな人がコメントを出している
まずは隣人ユナイテッドのファンハール
マンチェスター・シティは来季の新監督に、バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督を招聘すると正式に発表した。スペインの名将とバルセロナで師弟関係にあったマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、愛弟子のプレミア上陸を歓迎している。英国営放送「BBC」が報じた。グアルディオラ監督はファン・ハール監督の率いたバルセロナで、主将としてプレーした。オランダ人指揮官は「彼はバルセロナで私のキャプテンだった。彼に会えるのはとてもうれしいよ。私もスペイン語を話せるから、都合がいいね」と、愛弟子との再会を心待ちにしているようだ。師弟関係にあった2人が次に顔を合わせるのは「マンチェスター・ダービー」という世界屈指の熱狂的なダービーマッチの舞台になるかもしれない。(Soccer Magazine ZONE web)
元オアシスのノエルとリアム
アーティストのノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーが、来シーズンからマンチェスター・Cを率いることが決まったジョゼップ・グアルディオラ監督(現バイエルン)を歓迎している。イギリス紙『デイリーミラー』や『サン』など複数メディアが2日付で報じた。元オアシスのノエルとリアムはマンチェスター・Cの熱狂的ファンとして知られる兄弟。弟のリアムは、名将グアルディオラ監督について、ビートルズの名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)」から着想して、「サージェント・ペップ(Sgt Pep)」と表現した。一方、このニュースに喜びを隠せない兄のノエルは、自身のインスタグラムで「君の姿が思い浮かぶぞ!!! ミスター・ペップ、僕とサラ(妻)が来シーズンに君の顔をなめまわすのをとても楽しみにしてるから、気をつけな!」と発言している。さらに、「トークスポーツ」のインタビューでノエルは、「素晴らしいニュースだ。俺のシティ・ファンの友達はすでに俺らが何かを勝ち取った気でいるようだな。でもまだ何も保証されたわけじゃない。グアルディオラがいることで最高の選手たちがトップに立てる可能性が開かれたとは思うけどな。でも最近、最高レベルの監督はチャンピオンズリーグの成績で評価されるようになっている。彼がシティで全てを懸けてもヨーロッパを制覇できなかったら、それは失敗だとみなされるだろうな」とコメントした。(SOCCER KING)
グアルディオラ監督就任の知らせを聞いたL・ギャラガーは、ツイッターで「Sgt(=サージェントの略。軍曹の意)」と称して歓迎した。これは、ビートルズの楽曲『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を捩り、『ペパーズ=ペップ』を意味していると見られている。グアルディオラ監督はコールドプレイのファンとして知られているが、オアシスの楽曲も覚えなければならないのかもしれない。(フットボールチャンネル)
2003年から2007年までシティに在籍したシンクレア
「ペップはプレミアリーグで自身のスタイルを変えなければいけないだろう」「ペップの到着で、第一にヤヤ・トゥーレが荷物をまとめることになるのは間違いない。(サミル・)ナスリにも退団の可能性がある。(パブロ・)サバレタのら数人のベテラン選手もだ」一方、大型補強に関しては否定的な見解を示した。「世界最高峰の選手たちがシティに移籍することを望むのだろうか。私には疑問だ」(Goal)
ユルゲン・クロップ
「“世界最恐”のチームが来シーズンは待ち構えることになるね。けど、勝てないわけではない。だからフットボールは面白い。チャンスはあるはずだ」(SOCCER DIGEST Web)
ヒディング
ビッグニュースではないと思う。『バイエルンを離れる、プレミアリーグへ行きたい』と彼が言ったときから予想されていたことだ。プレミアリーグは若い監督たちにとって非常に魅力的なリーグだよ。彼は今までに慣れていたのとは別のリーグに臨むことになる。これまでいたクラブではいつも圧倒的な戦いをしてきたし、それは誰にもできないことではあるが、イングランドでは少し事情が異なっている。スペインでのバルセロナとレアル・マドリーのように、特定の優勝候補が存在するわけではない。ドイツでは、9月の時点で次の王者になると予想できるのはバイエルンだけだ。だがイングランドでは違う。だからこそ彼にとってより魅力的だろうね(Goal)
アンリ
英『Sky Sport』によると、かつてグアルディオラの指導を受けたティエリ・アンリ氏も若手発掘とスター選手の獲得が期待できると語っている。「僕がバルサにいた頃、ペップはユースチームのペドロ・ロドリゲスとセルヒオ・ブスケッツを成長させた。ボージャンやジェフレンはすでにいたね。そして彼はバイエルンでも同じことをした。彼は若い才能を使うことを恐れていないんだ。今マンCのサポーターは素晴らしいスター選手を連れてこれると考えていることだろう。そこがビッグクラブでなくとも、グアルディオラはスター選手を惹きつける力がある。なぜなら世界中の選手は彼の指導を受けたがっているからね」また、アンリ氏はグアルディオラがマンCでの3年間でチャンピオンズリーグを制覇できるとコメントしており、すでにグアルディオラが成功するビジョンを描いている。バイエルンでは未だチャンピオンズリーグ制覇を達成できていないものの、グアルディオラは3年間でどこまでマンCを高みへ押し上げるのだろうか。(theWORLD)
オーウェン
かねてより噂されていた“うるさい隣人”の人事が正式に発表されると、オーウェン氏はこの決定はマンUにとって大打撃だと主張。ツイッターで「昨日はユナイテッドにとってひどい1日だった。グアルディオラ監督が隣人と契約を結んだのだから」「私の意見では、今監督に相応しい人物は2人しかいない。(ライアン・)ギグスか(ジョゼ・)モウリーニョだ」と投稿した。(ISM)
ハマン
4日に発売された独誌キッカー(Kicker)のコラムでハマン氏は、「ミュンヘン(Munich)やバルセロナ(Barcelona)の後なので、彼はスタジアムの雰囲気に戸惑い、(ドイツ4部の)SpVggウンターハヒンク(SpVgg Unterhaching)にいるかのように感じるだろう」「先週の土曜日に生でVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)とハンブルガーSV(Hamburger SV)の試合を観戦したが、目にしたものに興奮した。それと1月半ばのリバプールとマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の一戦のような試合を比べると、観客が見せられているものは大きくかけ離れている」「(トップ選手の)ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)やダビド・シルバ(David Silva)が1500万ユーロ(約19億円)を稼ぐのは問題ないが、まっすぐ走ることができるというだけの選手が年300万ユーロ(約3億9000万円)を手にしているが、これはイングランドにとって危険なことだ」(AFP=時事)
ローター・マテウス
「バイエルンはグアルディオラが願う全ての願いを叶えてきた。選手、コーチ、ドクターと希望通りの人材を全て手に入れているのに、今はピッチ外で混乱を引き起こしている。バイエルンと契約延長すべきだったんだ。ミュンヘンでの残り5か月、グアルディオラは苦労することになるだろうね。実際のところ、バイエルンの選手とペップの間に愛情なんて存在しないんだ」(SOCCER DIGEST Web)