チャンピオンズリーグ開幕戦で躓く - マンチェスター・シティ ファンサイト

公開日:2015/09/16
チャンピオンズリーグ開幕戦で躓く

勝てると思っていたユヴェントス戦に敗北
やっぱりチャンピオンズリーグはだめなのか
シティが攻めユヴェントスが守るという流れの中
しかしボニーは外しマンジュキッチはしっかり決める

内容では負けていないというペジェグリーニ
チャンピオンズリーグのホームで2失点は完敗
こんなこと言っているから結果も今イチなんだよなあ

vs 2015.9.15:×マンチェスター・シティ (1-2) ユヴェントス○ (H)
得点 12:オウンゴール
GK ハート
DF サニャ、コンパニー、マンガラ、コラロフ
MF トゥーレ、フェルナンジーニョ、ナスリ、シルバ、スターリング、ボニ
FW ボニー
交代 71:スターリング >>> デブルイネ、75:コンパニー >>> オタメンディ、82:ナスリ >>> アグエロ
サブ カバジェロ、デミチェリス、フェルナンド、ナバス

1次リーグD組で昨季CL準優勝ユベントス(イタリア)は押し込まれながらも敵地でマンチェスター・シティー(イングランド)に2―1で競り勝った。ユベントスは今季国内リーグで1分け2敗とまさかの未勝利。リーグ5連勝で無失点のマンCとは対照的だ。試合は前半を0―0で終えると、後半12分にユベントスのDFジョルジオ・キエリーニ(31)が痛恨のオウンゴールで先制を許してしまう。だが同25分にMFポール・ポグバ(22)のクロスにFWマリオ・マンジュキッチ(29)がボレー弾を決めて同点。さらに同36分には右サイドでこぼれ球を拾ったFWアルバロ・モラタ(22)の華麗なミドルシュートで逆転に成功した。その後もGKジャンルイジ・ブフォン(37)が好セーブを連発し、マンCの猛攻を防いで2―1で勝利した。(東スポWeb)


ペジェグリーニ

「奇妙なゲームだった。私はチームが敗戦に値したとは思わない。うちはユヴェントスよりも良いプレイをしていたし、明確な得点チャンスが3回あったんだ。ジャンルイジ・ブッフォンがグッドセーブを見せたのと、アンラッキーな部分があったと思う。特に彼らの1点目のシーンではね」「私たちは多くの選択肢を持たない状況で、強いチームと対戦した。しかし、ゲームは支配していたと思うし、ユヴェントスが重要なチャンスを多く作り出していた場面は思い出せないな」「得点するチャンスがあったら、それを逃してはならないと私は考える。これはチャンピオンズリーグで、相手はユヴェントスのような強いチームなのだからね。チャンスを作り出せなければ得点すら出来ないが、ユヴェントスはうまくフィニッシュしていたね」「過去2シーズン、我々は初戦で敗れているが、決勝トーナメント進出を果たしている。彼らは貴重な勝点3を手に入れたが、まだグループステージは始まったばかりだ。まだ私たちには15ポイントを稼ぐチャンスがあるが、それは次の試合でチームがいかにプレイするかに懸かっている。ホームでの初戦を落としたことは望ましくないものだが、だからといって突破出来ないわけではない。残りの試合を戦い、最後にどのチームが最もポイントを得ているのか、見てみようか」(theWORLD)

『Mediaset Premium』のインタビューで、「我々のゴールは取り消されるべきだった」と認めた。素晴らしいフェアプレーだ。マンCは後半、CKの場面でヴァンサン・コンパニがジョルジョ・キエッリーニと競り、キエッリーニのオウンゴールで先制した。だが、ユヴェントスはファウルがあったと主張していた。ペジェグリーニ監督は試合について、次のように述べている。「我々は見事な(ジャンルイジ・)ブッフォンに止められた。ユヴェントスよりも多くのチャンスをつくったし、我々の方がボールをキープしたが、(マリオ・)マンジュキッチと(アルバロ・)モラタのゴールで負けてしまったんだ」「サッカーとはこういうものだ。次はトリノで勝ちたいね。我々は黒星発進となった。去年もバイエルン・ミュンヘン戦で同じように黒星発進だったが、グループステージを突破している」(Gazzetta.it)

試合後、同チームを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督がインタビューに応じ、同日付の イギリス紙『デイリー・メール』がコメントを伝えている。「奇妙なゲームだ。今日の我々は負けに値しないと思う。相手よりも良いプレーをしていたし、得点する機会もあった。相手はとても強いチームだったけど、我々が試合をコントロールしていたと思うよ」また、同監督はこの試合にスタメン出場したもののノーゴールに終わったイングランド代表MFラヒーム・スターリングについても言及した。「私はこの結果がラヒームだけによるものだとは思わない。フットボールでは点を取れる日もあれば、取れない日もあるということだよ」(SOCCER KING)

シティの指揮官であるマヌエル・ペジェグリーニ監督はDFヴァンサン・コンパニによる先制点がファウルであったことを認めている。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じた。「コンパニのゴールは取り消されるべきだったね。ただ、今夜の我々は幸運ではなかったね。(GKジャンルイジ・)ブッフォンが素晴らしいプレーをみせた」(フットボールチャンネル)

ヤヤ・トゥーレ

トゥーレは試合後、英衛星放送局「BTスポーツ」のインタビューに応じ、試合を振り返っている。「残念なゲームだった。ユベントスはいいプレーをし、守備も良かった。それに彼らはラッキーだったと思うよ。僕らが悪いプレーをしたとは思っていない」「フットボールではこういうことは起こり得ること。僕たちはより強くなって戻ってくる必要がある。今日は多くのミスを犯した。いくつかチャンスもつくったが、欧州での戦い方を学ばなければ。次はより良い試合をしなければならない」(Soccer Magazine ZONE web)

アッレグリ監督

「前半は相手に多くを許さず、中盤でのボールロストから(ジャンルイジ・)ブッフォンがセーブする場面があっただけだった。後半は、先制されてからもうまく焦らずにプレーしたね。ブッフォンは何度か素晴らしいセーブをしてくれた。それから我々がゴールを決めたんだ」「少し忍耐が必要だよ。チームのメンバーが完全にそろって練習できるようになってまだ1週間なんだ。リーグ戦が異なるのは、欧州で戦うときよりもスペースが少ないからだよ。だが、キエーヴォ戦とこのマンC戦で、うまくやるための土台は見ることができたと思う」「CLは魅力的な大会で、全員にとって刺激となる。この勝利は自信につながるね。リーグ戦に向けて良い仕事ができる。意識の問題だからだ。選手たちには、流れを変えられるのは自分たちだけだと言ってあった」「(フアン・)クアドラードの起用をいつ決めたか? 昨日だ。バイタルエリアで相手を苦しめられると思った。彼と(アルバロ・)モラタは素晴らしい試合をしたね。犠牲を払った。我々は攻めているとき以外でもうまくやらなければいけない」(Gazzetta.it.)

アッレグリ監督は試合後、イタリア『スポーツ・メディアセット』で次のように述べている。「妥当な勝利だった。この勝利は大きな自信につながる。リーグ戦に向けて良い仕事ができるようになるはずだ。メンタルの問題だよ。CLは常に大きな刺激となるんだよ。(ジャンルイジ・)ブッフォンが素晴らしかったね。選手たちをたたえたい。簡単な試合じゃなかったからだ」「後半も、我々は不安にかられず、焦らなかった。それが良かったんだ。サッカーは不思議だね。我々は2点目を奪われそうになったのに、それからゴールを決めたんだ。リーグ戦では40本シュートしても得点できなかった。でも、欧州の舞台は違う。相手が引いてこないからね」試合前、アッレグリ監督は選手たちをこのように鼓舞していたという。「素晴らしいパフォーマンスをし、流れを変えようと言ってあった。そして選手たちは見事にそれを示してくれたね。モラタとマンジュキッチは犠牲を払い、素晴らしい試合をしてくれた」(Goal)

「CLは常に高いモチベーションで臨む大会であり、今日の勝利は今後のリーグ戦にも心理的に影響するだろう。キックオフの前に私が選手たちに伝えたことは、自分たちのパフォーマンスに集中しなければならず、それが出来ればここ最近の良くない流れを変えることが出来るというものだった」「選手たちは与えられたタスク以上のことをこなしてくれた。守備陣が整えられている間はマンCの攻撃をスローダウンさせ、カウンター以外でチャンスを作らせなかった。試合に勝つためには攻撃で良いプレイをし、しっかりとした守備をしなくてはならないね」(theWORLD)

ブッフォン

スーパーセーブでチームを勝利に導いたイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは試合後、イタリアメディア『メディアセット』のインタビューに答えた。「見事な巻き返しだった。新シーズンの積み重ねていかなければならないレンガの一枚だ。我々は素晴らしい試合をした。注意を払い、戦術面で狡猾さがあり、闘争心と素晴らしい技術が見られた」と試合を振り返った。開幕から不振が続いていたチームについては、「この試合では何一つ欠けていなかったが、思い違いをしてはいけない。これからも我々はこのように続けていけるようにと願っている。我々はそのように値するし、可能性を秘めている」とこの試合のようなパフォーマンスを続けていくことが大事だと語った。また、「これほどの相手に、このようなスタジアムで、こういった試合に勝利できれば、自信は増す。特に、若手にとって、今日の勝利は重要なものだ。このような試合での興奮、力、アドレナリンは、勢い良く増していくものだが、それは予想を超えたものでもある」とセリエAでの巻き返しを誓った。(SOCCER KING)

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループ初戦でマンチェスター・シティと対戦したユヴェントスは、敵地で2-1の逆転勝利を収めた。この試合で幾度となくビッグセーブを見せたGKジャンルイジ・ブッフォンは試合後、結果に対する満足と更なる成長への期待を語った。クラブ公式サイトが伝えている。「今夜の試合では全てを出し切ることが出来たね。でもまだシーズンが始まったばかりであるということを忘れてはならない。先制することが出来なかったことについては、今後の前線の課題だね。この試合で出来たこと以上のことをやっていかなくてはならない。自分たちにはその力があるのだから」(theWORLD)

モラタ

これだけ多くの選手が入れ替わった後では、新加入選手ともにプレイしていくことにまず慣れなくてはいけない。スロースタートを切ったことはこのことが理由だった。でも、今日の結果の上に僕たちは新しくチームを築いていくことが出来る。重要なことは勝利を収め、人々に思い出させることが出来た点だ。僕たちがチームとして、自分たちに出来ることをやればヨーロッパのベストチームの中にいられるということをね(theWORLD)

81分に左足で決勝ゴールを記録したモラタは、試合後にミックスゾーンで次のように話している。スペイン『マルカ』が伝えた。「僕たちは可能な限り良い形でシーズンを始めることができなかった。だから自信を得るために、ここでの勝利が必要だった。昨シーズンから10選手が入れ替わったんだ。ほとんど新しいチームになったようなものだ。僕たちはまだまだお互いを理解しなければいけない。そういう意味でも非常に重要な勝利だった」「夏に多くの選手がやって来た。全員がチームのスタイルに馴染まないといけない。だけど、日を追うごとに僕はマンジュキッチと理解を深めているよ。(パウロ・)ディバラや(シモーネ・)ザザともね。監督はすべての選手を起用可能としている。それが一番大事だよ」(Goal)

コンパニーは怪我

ペジェグリーニ監督は試合後、「ヴィンセントはふくらはぎを負傷した。けがの具合は明日(16日)わかる」と語っている。後半12分にジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)のオウンゴールを誘発したコンパニーだったが、マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)に同点ゴールを許した直後の同30分に負傷し、途中交代を余儀なくされた。シティはその後、コンパニーに代わって新戦力のニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)を投入したが、その6分後にユベントスのアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)に決勝点を奪われ、グループリーグ初戦で黒星を喫した。(AFP=時事)

マンチェスター勢揃って敗北

マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティは、それぞれPSVとユベントスと対戦。両クラブともに先制したものの、逆転負けを喫している。ユナイテッドはアウェイでPSVに1-2、シティはホームでユベントスに1-2で敗れた。これにより、プレミアリーグに「CL3枠」の恐怖が近づいている。現在、イングランドはUEFAカントリーランキングでイタリアに「約3ポイント差」を付けて3位となっている。しかしながら、近年の不振によってイングランドは直近3シーズンの獲得ポイントでセリエAに敗北。4位転落の可能性が浮上している。UEFAカントリーランキングはCLとヨーロッパリーグ(EL)の試合結果を元にポイントが算出される。既にELでウェストハムとサウサンプトンが敗退済みのイングランドは、CLに出場している4クラブが低迷すれば、今季にもイタリアにランキングで抜かれる可能性がある。また、直近3シーズンの成績で敗北しているために、今季も含め3シーズンで「2ポイント差」をつけることができなければ、2018/2019シーズンに「3枠」となることが決定している。圧倒的な資金力を持つプレミア勢だが、果たしてCL4枠を維持することはできるのだろうか。(フットボールチャンネル)

ユヴェントスの元ゼネラルマネージャー(GM)のルチャーノ・モッジ氏が、15日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節でマンチェスター・Cに2-1で勝利したユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督を称えた。同日、イタリアメディア『Sportitalia』が報じている。『Sportitalia』のスタジオで勝利を見届けたモッジ氏は、「ユーヴェは素晴らしい試合をしたわけではなかったと思う。試合はテンポが遅く、そこをユヴェントスが上手く突いた。ユーヴェは攻撃と守備でシティを上回ったものの、中盤では劣勢を強いられたが、試合には勝利したんだ」と試合を振り返った。中盤では劣勢だったものの、ユヴェントスが勝利を収めた要因について、「ユーヴェが勝利したのは試合の流れを読んだからだ。アッレグリ監督がこの試合で本当に重要だったと思う。彼は中盤で劣勢にあると理解し、中盤を使わずに、ロングボールを放り込んで、ゴールを奪った。今シーズンのユーヴェは昨シーズンのユーヴェではない。昨シーズンのチームの方がより組織的なチームだったが、今シーズンのチームは個々の力を前面に押し出して戦っている」と分析し、アッレグリ監督の手腕が光った試合であったと総括している。(SOCCER KING)

update: 2015年9月16日11:34 pm