4.13:リバプール(A)2-3×
- ハート
- ザバレタ、コンパニー、デミチェリス、クリシー
- ヤヤ・トゥーレ、フェルナンジーニョ、ナバス、ナスリ、シルバ
- ジェコ
- 57:シルバ、64:オウンゴール
- 18:ヤヤ・トゥーレ >>> ガルシア、49:ナバス >>> ミルナー、67:ジェコ >>> アグエロ
- パンティリモン、レスコット、コラロヴ、ネグレド
大一番にやられてしまった
とにかくリバプールの勢いがすごく前半はもう攻められっぱなし
なんとか追いつくも最後にやられた
2点を先行したリバプールは一時追いつかれたが、昨年1月にインテルミラノから移籍してきた背番10のMFフィリペ・コウチーニョ(21)が勝ち越しゴールを決めた。リバプールは勝ち点を77に伸ばし、今季残り4戦に全勝すれば優勝が決まる。この一戦は、89年のリバプール-ノッティンガム・フォレスト戦でスタジアムの収容能力を上回るサポーターを入場させたために96人が圧死するなどした「ヒルズボロの悲劇」25周年の追悼試合。試合終了の笛が鳴ると、リバプールのMFスティーブン・ジェラード主将(33)は涙を抑えきれなかった。一方のマンCは、前半19分にW杯で日本と戦うコートジボワール代表のY・トゥーレが足の鼠径(そけい)部を痛めて交代。今季18点を挙げているMFを欠いたのが痛かった。(日刊スポーツ)
注目の上位対決はいきなり試合が動く。前半6分にFWルイス・スアレスのスルーパスから抜け出したMFラヒム・スターリングが抜け出すと、鮮やかな切り返しの連続から先制ゴールを叩き込む。さらに同26分にはMFスティーブン・ジェラードのCKをDFマルティン・シュクルテルがヘディングで合わせて、2点目を突き刺した。ホームのリバプールが2点リードで迎えた後半に入ると、シティが一気に試合を振り出しに戻す。後半12分、MFフェルナンジーニョとのワンツーで右サイドを突破したMFジェームス・ミルナーのグラウンダーのクロスをMFダビド・シルバが押し込んで1点を返すと、同18分にはシルバのクロスがDFグレン・ジョンソンのオウンゴールを誘い、スコアを2-2とする。その後もシティに決定機を作られたリバプールだったが、後半33分に思わぬ形で勝ち越しゴールを奪う。敵陣深くで得たスローインをDFビンセント・コンパニがまさかのクリアミス。こぼれ球に反応したMFコウチーニョが豪快に蹴り込んで再びリードを奪った。アディショナルタイムにMFジョーダン・ヘンダーソンが退場となったが、そのまま逃げ切ったリバプールは10連勝を飾り、シティとの勝ち点差を7に広げた。(ゲキサカ)
ペジェグリーニ監督
負けに値しない試合で負けてしまった。リバプールはとても良い形で試合に入り、良い時間帯に2点を決めた。ホームチームが2点をリードすれば、試合はより簡単なものになる。我々はチームを立て直して、チャンスを演出し続けた我々は2ゴールを決めて、3点目を決めるチャンスも何度かあった。サッカーは良い事と悪い事で構成されているスポーツであり、我々は間違いを犯して、彼らが試合に勝利した(ゲキサカ)
負けに値しない試合で敗れてしまった。後半は非常に良くプレーして、前半の最後の15分も良くプレーしていた。我々は得点チャンスがあった。後半にはリヴァプールのスロバキア代表DFマルティン・シュクルテルがペナルティエリア内でハンドを犯すようなシーンも見られたが、PKの判定とはならず。「シュクルテルのハンドは明らかなPKだった」とペジェグリーニ監督は言及しながらも、「我々は間違いを犯し、リヴァプールが勝利した」と敗戦を受け入れていた。(SOCCER KING)
我々は戦い続ける。今日で変わることは何もない。リヴァプールは残り4試合に勝てば14連勝だ。もしそうなれば、彼らは優勝にふさわしい。もし、彼らが4連勝できなければ、我々はそこにいるつもりだ。タイトルレースは今日終わったわけじゃない。敗戦にふさわしい内容ではなかっただけに残念だ。決定機をつくっていた。しかし、サッカーは良いこととミスから生まれる。我々はミスをしてしまった。そして、彼らが勝った(Goal)
我々はまだ戦い続けるつもりだ。これからシーズン終了までは多くのことが起きるだろう。我々が未消化の2試合に勝利すれば、リヴァプールとの差は1になる。さらにリヴァプールはまだチェルシーとの対戦を控えている。今日の結果でタイトルの行方は決まらない」と、逆転優勝の可能性は十分に残されている。リヴァプール戦は)攻撃サッカーを志向する2チームによる対戦だったから、非常にいい試合だった。我々はもう少しいい結果に値したがね。運がなかった。(リヴァプールの)マルティン・シュクルテルによるハンドがあり、明らかなPKだった。しかし、今日の結果が主審の判定によって左右されたとは思っていない。主審はうまく試合をさばいていた(ISM)
(チェルシーが優勝すれば)フットボールにとって、ファンにとって、すべての人々にとって非常に残念なことだ。最も魅力的なフットボールが報われ、多くのゴールを決めることが報われるべきだと思う。良い守備をすることが重要ではないと言っているわけではない。フットボールは攻撃と守備の両方だ。だが私は、ビッグチームはビッグチームらしくプレーしなければならないと思う(Goal)
ミルナー
彼(コンパニー)は失望していた。誰もがミスはするものだよ。だから、ヴァンサンを責めてはいけない。彼はこれまで素晴らしい活躍をしてきたんだ。僕は4年間チームにいるけど、彼は最高の活躍をしている。長い間チームを救ってきたんだ。リヴァプールの結果に頼らなければならなくなった。だから、残りの試合は、すべて勝利していかなければならない(Goal)
ロジャース監督
目標は、今いる位置を守ることだね。それは間違いない。我々がプレーした試合によって、プレッシャーがかかっている。しかし、我々がやったサッカーのレベルとクオリティーを見ると、今日は見事だったね。対処できていることは明らかだ。注目に値するパフォーマンスだった。今日の我々は素晴らしかったと思う。試合前に、私はこれが重要な試合だと言った。これが重要かもしれないが、来週はノリッジとの試合がある。フラム戦で良いプレーをしていた。しっかり回復して、次の相手に集中しなければならない(Goal)
ジェラード
今は感情的になっているが、冷静さを保たなければならない。僕らにはまだ4つのビッグマッチが控えているが、この勝利が持つ意味はとても大きい。彼らの反撃を受けたからね。あの時は最悪の事態もよぎったよ。恐らく、僕が今までプレーしたなかで最も長い90分間だったんじゃないかな。試合中には、時計の針が逆戻りしているんじゃないかとすら感じた時間帯もあった。最後まで突き進みたい。まだ何も勝ち取っていないが、これは僕らの最大のメッセージになったと思う(ISM)
聞け、この試合は終わった。同じようにノリッジに行くぞ。俺たちは一緒だ、行こう!。落ち着いていく必要がある。まだ大一番が4試合もあるんだ、まだ、何も勝ち取っていないけど、これまでで最大の示しになったはずだ。たぶん今までで最も長い90分間だった。けど、大きな結果を得た。4つの決勝戦が残っている。みんなは『最大の決戦』と言うけど、そうは思わない。『最大の決戦』は次のノリッジ戦だ(SOCCER KING)
試合前のスアレス
ファンは12番目の選手だ。アンフィールドの雰囲気は素晴らしいものだし、ピッチに立てば信じられないほどのサポートを目にすることができる。毎試合このサポートがあれば、ホームで負けることなんてできないよ。サポーターは力強さを見せてくれるけど、僕らが試合に敗れたり良くないプレーをしたとしても、変わらず支え続けてくれるだろう。チームや選手たちにとって本当に素晴らしいことだ。絶対に彼らが試合を楽しめるようにしたい(Goal)
「ヒルズボロの悲劇(Hillsborough Disaster)」から25年目の追悼が行われ、特別な雰囲気となった本拠地アンフィールド(Anfield)で、リバプールは優勝争いのライバル、シティとの見ごたえのある点の取り合いを制し、プレミアリーグ創設以降では初となるリーグ優勝へ勢いを保った。またこの試合では、ヒルズボロの犠牲者を悼んでキックオフ前に1分間の黙とうがささげられた。ヒルズボロの悲劇は1989年4月15日、シェフィールド(Sheffield)のヒルズボロ・スタジアム(Hillsborough stadium)で開催されたFAカップ(FA Cup)のリバプール対ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)戦で起こり、96人のリバプールサポーターが押しつぶされて命を落とした。(AFPBB News)