ユーロですごい活躍のバット・バロ
ドイツ戦では2得点決めて
あとはハットトリックかもう1枚イエローで退場か
とすごいバランスのバロは大人気
スペインとイタリアが対戦するユーロ2012決勝戦を前に、スペインのメディアでは対戦国イタリアを警戒する記事が目立っている。やはり注目の的となっているのは、準決勝でドイツから見事な2ゴールを奪ったFWマリオ・バロテッリのようだ。『マルカ』紙では「バロテッリを擁するイタリアが、恐怖を覚えるようなサプライズを巻き起こしている」と伝え、『エル・ムンド・デポルティーヴォ』は「驚異的な“ハルク(超人)”」と掲げ、バロテッリを絶賛した。(SOCCER KING)
スペインでは恐怖を与え
マンチーニ監督は、イタリア代表を決勝へと導いたFWマリオ・バロテッリを絶賛した。バロテッリは長らく問題児と考えられていたが、マンチーニ監督はインテルで指導し、またシティにも招き寄せた。期待し続けた才能の開花に、大きな喜びを表している。「彼のことを、本当にうれしく思う」とイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に語っている。「どう言い表すか? 格別、だよ。良い選手から偉大な選手へと成長する瞬間だ」としている。「スペインとの決勝でも、彼がチームを引っ張ると予想する。彼の昇華の瞬間がやって来たんだ」(Goal)
マンチーニ、モウリーニョも扱いづらかった選手をよくここまで持ってきた凄いぞマンチーニ
バロテッリ「試合が終わった後、母さんのところへ行った。最高の瞬間だったよ。母さんにこのゴールを捧げたい。この瞬間をずっと待っていた。決勝では4点決めてあげられたらいいね。得点王争い? トライしてみるよ。継続的にゴールを決めたい」「自分のキャリアで最高の夜になった。日曜日も勝ちたい。たとえ自分のプレーが悪くても、とにかく勝つことが大事だ」(Goal)
あと3、4年はシティにいるという。そもそもマンチーニ以外に、そしてシティ以外で彼をのびのびさせることはできるのか?
一部のイタリアメディアは、世界的なストライカーを探すユヴェントスが、バロテッリにも関心を示していると報じた。だが、ライオラ代理人はイタリア『スポーツメディアセット』で、次のように話している。「マリオはイタリアに戻らない。シティは彼のことを売却不可能と考えているし、マリオにもイタリアサッカーの状況が改善されない限り、セリエAに戻るつもりはないんだ」「イタリアサッカー界の財政状況が分かっていないようだ。今、トッププレーヤーがイタリアに来ることはないよ。サッカーにおいて不可能はないが、マリオの獲得を求められたことはないし、彼にも戻る気がない」(Goal)
マン・Cはこの21歳を売却する可能性があると、これまでに言われていた。アーセナルFWロビン・ファン・ペルシを手に入れるため、というのがその理由だ。だが、バロテッリの代理人を務めるミノ・ライオラ氏は、退団などしないと噂を否定した。『ラジオ・モンテカルロ』に、同氏は「木曜の夜から、中国やアメリカ、アフリカ、その他私が知らなかったようなさまざまな国から、多くのリクエストを受け取った」と話している。「マリオの選択は、はっきりしている。彼とともに、私たちはいつも言ってきた。あと3、4年はイングランドに残りたい、と」「来年が、まだ彼にとっての3年目であることを忘れてはいけない。彼はまだ21歳なんだよ」(Goal)