ルンメニゲが移籍市場を8.31から7.31にするべきと。
たしかにシーズン前に決まった方がいい
今回のヴォルフスブルクのデ・ブライネがぎりぎりでプレミア移籍
金持ちヴォルフスブルクでさえ引っ張って怒れる
今夏の市場終了間際にヴォルフスブルクがケビン・デ・ブライネを引き抜かれたことは、今季のブンデスリーガのパワーバランスを乱すことになった。シャルケからユリアン・ドラクスラーを獲得したが、デ・ブライネのままで1シーズン戦うことが出来ていれば、チームの成熟度はそのままにバイエルンとリーグタイトルを争うことができたはずだ。
こうしたブンデスリーガの準強豪クラブから主戦力が引き抜かれるのは珍しい話ではないが、バイエルンCEOのカール=ハインツ・ルンメニゲ氏は、バイエルンも他人事ではないと危機感を募らせている。バイエルンはマンチェスター・ユナイテッドからのFWトーマス・ミュラーに対する天文学的なオファーを断っているが、今やプレミアリーグのクラブが提示してくる金額はブンデスリーガのトップでも拒否しづらいものにまでなっている。
『アス』によると、同氏はプレミアリーグの放映権による資金はバイエルンならびにブンデスリーガの未来にも悪影響を与えると考えており、先日ドルトムントCEOハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏が提唱した移籍市場の短縮化に賛同する考えを示している。
「ヴァツケCEOの見解は、モナコでチャンピオンズリーグの抽選会をした時に議論となった。私を含め、大半は期限を短くすることに賛同しているという印象を受けたよ。今は8月31日まで市場が開いているが、7月31日までで充分なように思う。市場はリーグがスタートする前に閉じる必要がある」
今回のようにヴォルフスブルクがシーズンに入っている段階でデ・ブライネを引き抜かれたのは、指揮官の戦術プランを崩すことになる。プレシーズンで作った土台を修正する必要があり、少なくともバイエルンと対等にやり合うためには開幕から万全の状態で戦わなければならない。競争力のあるブンデスリーガを作っていくためにも、バイエルンはヴァツケ氏と歩調を合わせていくかもしれない。(theWORLD)