バイエルン vs ローマ
この組み合わせで7-1など考えもしなかった
■得点:
9:ロッベン、24:ゲッツェ、25:レヴァンドフスキ、30:ロッベン、36:ミュラー、78:リベリー、80:シャキリ
■交代:
60:ミュラー >>> ラフィーニャ、68:レヴァンドフスキ >>> リベリー、79:ゲッツェ >>> シャキリ
もしかしたらドローかと思っていたこの組み合わせ
9分にロッベンがいつものように軽く決めると前半だけで5得点
簡単なプレーでは無いがうまく決まってしまう
そしてローマがどれだけ攻めようとノイアーがホントか?と思うセーブ
ローマとしてはどれだけ攻めても結局ノイアーと萎えてしまっただろう
リベリー、シャキリと入ればゴール
チャンピオンズリーグ(以下CL)は現地時間21日に、グループリーグ第3節の試合が行なわれ、グループEでは、バイエルン(ドイツ)が敵地でローマ(イタリア)を7対1で一蹴した。マンチェスターC(イングランド)は敵地でCSKAモスクワ(ロシア)と2対2の引き分けに終わっている。開幕2連勝で首位に立つバイエルンと、1勝1分けで2位につけるローマによる一戦は、ドイツ王者の一方的な展開に。バイエルンは立ち上がりの9分にロッベンが角度のないところから先制点を決めると、23分にゲッツェ、25分にレヴァンドフスキが立て続けにゴールを奪う。さらに30分にロッベンがこの日自身2点目を決めると、36分にはミュラーがPKを沈め、前半だけで5点を奪って試合を決める。後半はローマも66分にジェルヴィーニョのゴールで一矢報いるが、バイエルンはその後もリベリー、シャキリがネットを揺らし、圧巻の7ゴール。CLにおける同クラブ史上最多得点差での勝利を収めた。大敗を喫したローマのMFデロッシは「小柄でスピーディーな選手たちがピッチを縦横無尽に走り回り、まるでバルセロナ(スペイン)を見ているかのようだった」と、現在バイエルンで指揮をとるグアルディオラ監督のもとで、黄金期を築いたバルサに相手をなぞらえ、完敗を認めた。一方、そのグアルディオラ監督は「これは偶然。7対1で勝つのは普通のことではない」と述べている。(ISM)
グアルディオラ
我々はすぐに先制し、落ち着くことができた。そして追加点を奪った。どこを突くべきかを分かっていたんだ。それをやることができた。とにかく、これは例外だ。アクシデントのようなものだよ。これが両チームの違いではない。2週間後にそれは分かるはずだ。いずれにしても、我々にもまだ改善しなければいけないところがある。後半の最初に、ローマにあまり多くのチャンスを許したことが、それを示しているだろう(Gazzetta.it)
良いプレーヤーがいなければ、良い戦略というものは存在しない。このクラブには優れた幹部たちがいて、スタッフとプレーヤーも素晴らしい。選手たちから最高のパフォーマンスを引き出すだけだよ。さらに改善すべきことや、微調整すべきことは、常に残されているんだ。今日のような状況は普通じゃないかもしれないが、(仕事は)いつも続けていかなければいけないものなんだよ。前半は非常に良かった。前半最後の10分間はファンタスティックだったね。後半は少し静かになった。本来のローマは良いプレーができるチームだ。今日はそう見えなかったかもしれないが、(アデム・)リャイッチや(フランチェスコ・)トッティとうまい選手たちがいる。だが、我々はアグレッシブだった。(各場面で)良い決断を下している。ポゼッションを維持でき、スペースも見つけた。前線でも、(ロベルト・)レヴァンドフスキ、トーマス(・ミュラー)、アリエンが素晴らしい仕事をしたね(Goal)
古巣対決のベナティア
僕にとってこの試合が特別なことは何もない。バイエルンは素晴らしいチームだということを示した。この機会を生かして、評価を下す前にもう少し待つべきだというメッセージをドイツのメディアに向けて送ることができたね。ブーイングを受けるのは予想していたけど、すべては(イタリア)メディアのせいだ。それでも僕はローマを愛しているし、元チームメートたちは今でも友人だ。最終的には僕らと彼らが突破できることを今でも願っているよ(Goal)
我々はすべてのチャンスを生かすことができ、試合を掌握することができた。勝利をとても嬉しく思う。最後には、我々バイエルンとローマがグループステージを突破できるようにと願っている。メディアのおかげで、自分はブーイングを受けた。自分は、ローマとローマの選手を愛していると言える。元チームメイトと監督と再会することができて嬉しい。今度はミュンヘンで彼らと会うことになるだろう(SOCCER KING)
ラーム
監督とスタッフが良い仕事をしてくれた。対戦相手がどのような相手がは知っていたし、今日彼らを相手に守りぬけたのはその結果だよ(ゲキサカ)
ロッベン
今回のチームと戦術には自分のチームながら拍手を送りたいと思う(ゲキサカ)
難しい試合を予想していた。ローマは素晴らしいシーズンを過ごしているし、素晴らしいチームだ。普段は良いサッカーをする。だからこそ、この勝利はチームへの賛辞になるね。監督たちは良い準備をしてくれた。今日は僕のパフォーマンスについて話す日じゃない。チームのパフォーマンスが素晴らしかった。このすべてを楽しまなければならない。僕らは本当に良いプレーをしたから、拍手もたくさん送られるだろう。でも、地に足をつけていかなければいけない。まだシーズンの序盤なんだ。7-1で勝ったところだから、おかしく聞こえるかもしれない。でも、改善できることは常にあるんだ。まだ10月だよ。タイトルを手にするのは5月なんだ(Goal)
ガルシア監督
メンタルが崩壊したのではない。我々は前半、バイエルンにプレーをさせてしまった。私の責任だ。私が戦略を間違えた。もっとスペースを閉ざさなければいけなかったんだ。我々は試合の観戦者になってしまった。それが気に入らない。もっとコンパクトにならなければいけなかった。この敗戦は、世界最高クラスのチームになるために、我々に必要なステップのすべてを示している。バイエルン相手に負けるのは普通のことだ。彼らは常に勝つからね。だが、これだけの大敗は腹が立つし、気分が悪い。幸いにも、後半は反撃した。(マヌエル・)ノイアーがいなければ、あと1、2ゴールは奪えただろう。唯一の朗報は、CSKAモスクワとマンチェスター・シティが引き分けたことだね。そのおかげで我々はまだ2位だ(Gazzetta.it)
デ・ロッシ
良いところを見るようにしよう。将来に向けて、これは教訓として役立つ。再構築が必要とは言わない。でも、やるべきことがたくさんあることを分からせてくれた。試合後にサポーターが拍手してくれたことは、心に突き刺さったよ。彼らはずっと僕らをそばで支えてくれたのだから。力量に差があることは疑いない。ただ、この結果ではあるけど、それほどの差があるとは思わないよ。2週間後はもっとうまくやりたい。違う形で試合に臨み、必ずもっとうまくやる。今のバイエルンは(ペップ・)グアルディオラ監督のバルセロナのようだ。高さはないけど、決してボールを相手に見せず、全員がボールをうまく扱える。でも、彼らも無敵ではない(Gazzetta.it)
ローマはまだやるべきことが多く残されている。この敗戦は偶然のものではない。これからの試合に役立つレッスンとなるものだ。我々はやるべきことがまだたくさんあると理解しなければならない。サポーターには本当に申し訳ない。彼らは試合の最後の最後までチームを支えてくれた。心臓、このローマの町に一撃をくらったような思いだ。我々はこの一戦をしばらく前から楽しみに待っていたが、技術的な差違があった。バイエルンは我々よりも強い。信じたくないが、それほどの違いがあった。恐らく、フィジカル面で彼らは我々よりも優れていた。相手は何もかもが上手くいき、一方我々は何もできず、少し気落ちした。それでもまだ我々のグループステージはすべての可能性がある。これからの試合で良い結果を残せるようにと考えてリスタートしなければならない(SOCCER KING)
ピアニッチ
今夜は本当のローマではなかった。何があったのか、説明できない。ボールをキープできなかった。彼らにずっとポゼッションさせてしまった。僕らはずっと守備的な姿勢で、まったく前に出ることができなかったんだ。今夜のことは忘れるしかない(Gazzetta.it)
GKサンクティス
最初の30分ですでに試合が決まってしまったのに、観客は僕らを支え続けてくれた。素晴らしい愛情だ。僕らはこれを忘れない。シーズン中に報いてみせる(Gazzetta.it)
元イタリア代表FWでイタリアメディア『Sky』のコメンテーターを務めるジャンルーカ・ヴィアッリ
ローマは、別の惑星にいるチームに敗れた。バイエルンはオランダの折衷主義、ドイツの力強さ、そしてスペインのテクニックが融合されたチームだ。(ジョゼップ・)グアルディオラの理想は、試合中に継続して選手がポジション移動しながらチームのプレーを完全に変化させるものだ(SOCCER KING)