移籍してきてすぐにフィットしたシャビ・アロンソ
レアルから移籍のこと
グアルディオラのこと
バイエルンとレアルの比較
「スペインでは色々と討論があったが僕は新たなスタートが欲しかった。クロースの獲得とは全く関係ない。アンチェロッティ監督は僕を信頼していたし、マドリーでは問題は無かった。容易な判断ではなかったけどあの時がベストタイミングだと思った」さらに、移籍先としてバイエルンを選択したことについては「ペップ・グアルディオラ監督は僕を必要としていた。僕にとってそれがとても重要だった。アンチェロッティ監督も信頼してくれていたけど、CLで優勝して新たな挑戦を探し求めていた」と語った。とはいえ、グアルディオラ監督がバルセロナを率いていた当時、クラブ間では緊迫した関係にあったことも事実。それでも、現在では「何時間も働き、常に新たなアイディアが浮かぶ監督だ。彼の下では沢山学んでいるよ」と尊敬の念を抱いていることを明かした。また、リーガエスパニョーラとブンデスリーガの違いを語ると同時に、バイエルンとレアルのプレースタイルの違いについても触れた。「大きな違いがあるよ。ブンデスリーガではより速く、フィジカルが求められる。フィットするには慣れる必要がある。スペインのプレーはもっと遅いけどよりテクニカルだ。ブンデスリーガはプレミアリーグと比較できる。バイエルンのプレースタイルはレアル・マドリーとは全く違う。ここでは最適のシュートチャンスを探す為、プレーメイクがもっと遅い。クリスティアーノ・ロナウドやベイルがいるマドリーではより速いプレーが求められる」(フットボールチャンネル)
X・アロンソは、マドリーからの移籍は深く考えた末に導き出した結論だと主張している。ドイツ『TZ』へのコメントを、スペイン『アス』が伝えた。「簡単な決断ではなかった。レアル・マドリーを退団するということは、決して簡単じゃない。マドリーはトップクラブだからね。だけど、(退団に)適した時期だと感じたんだ。そこで、他国のリーグのトップクラブに行くチャンスがあった」「おそらく僕にとって新しい経験をする最後のチャンスだった。だから決断を下すのに数日を要した。そして、まず決断をマドリーに伝えたよ。全員が理解を示してくれた。クラブにはずっと感謝し続けるよ。決断を下すのが遅くなってしまったかもしれないけど、事実はそういうことだね」移籍に際してはジョゼップ・グアルディオラ監督の獲得に対する熱望が鍵になったと見られていた。「理由はいくつかあったよ。第一に監督が僕を本当に必要としてくれたこと。まず、それは重要だった。それに、ミュンヘンで新しい生活や経験ができることも大きかった。僕はレアル・ソシエダから歴史的なクラブであるリヴァプールに行き、それから別のビッグクラブのマドリーに移籍した。次にスペイン国外のビッグクラブだ。キャリアにおける美しいシナリオだよ」MFトニ・クロースのマドリー加入が移籍に影響したとの論調は否定している。「周囲の人々はたくさん話すから。僕は新しい土地で、新たなスタートを切ることを切望していたんだ。それが自分のキャリアにとってベストだと感じた」「新加入選手とは何の関係もない。(カルロ・)アンチェロッティの信頼を得ていたし、重要な役割を任せられると分かっていた。僕はマドリーでまったく不満がなかったただ、新しい何かを求めていただけなんだ」(Goal)
今夏にレアル・マドリーからバイエルンに移籍してきたX・アロンソは当初、「よそ者」というような批判的な言葉を受けたという。同紙によれば、現在スタッフ、監督、選手合わせて総勢10名近いスペイン人が所属しているためだった模様。しかし、バイエルンにはDFフィリップ・ラーム、ジェローム・ボアテング、そしてMFバスティアン・シュバインシュタイガーなどドイツ人のほか、他国の選手も多く所属している。X・アロンソは、ドイツ人選手が中心であることを十分に理解。その上で「新加入選手がどれだけクラブに忠誠を誓い、どのような振る舞いをするか見せるのが重要」と新外国人としてすべきことだけ考えていたようだ。その成果はすぐに表れ、ブンデスリーガ第6節のケルン戦で移籍後初出場。さらにボールタッチ数204回というリーグ記録を打ち立てた。それには「私にとって全てうまくいった。それはミュンヘンに来て以来、初めてのことだったよ」と自身も驚いたようだ。そして、2010年のW杯王者は「世界一の集団と一緒にいることが重要だ」と2014年のW杯王者たちと一緒にプレーできる重要性を感じている。リヴァプールとレアルで2度のCL(チャンピオンズリーグ)優勝を経験している同選手。バイエルンでの目標はもちろん「CL」と返答。加えて「CLを3回も三つの違ったクラブで獲るのはすごいことだ。我々はタイトルを獲る」と意気込んでいる。(フットボールチャンネル)
今シーズンからバイエルンの一員となったシャビ・アロンソは、昨シーズンまで在籍したレアル・マドリードの戦術を「より直接的な戦い方だった」とコメント。現在、身を置いているバイエルンの戦術との比較を次のように語った。「ここでは、より念入りにビルドアップを行うんだ。ボールを回しつつ、常にゴールに迫るための最適な瞬間を探している。レアル・マドリードでは、より素早くあいてのボックス内にボールを入れることを考えていたんだ。クリスティアーノ・ロナウドとギャレス・ベイルがいたからね」(SOCCER KING)