三冠が懸かったDFB杯決勝
ここで2人のブラジル代表選手
ダンテとルイス・グスタボを渋々差し出すことになった
ルンメニゲはもう激怒
ブラジルサッカー協会にもイツサッカー連盟にも
まあそこまで言うならちゃんと出場させろよブラジル
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ社長は30日、ブラジル代表の2選手が、6月1日にベルリンで行われるDFBポカール決勝のシュトゥットガルト戦を欠場することを明らかにした。クラブの公式HPが伝えている。決勝を欠場するのは、ブラジル代表DFダンテと、同MFルイス・グスタヴォ。両選手は6月15日に開幕するコンフェデレーションズカップのブラジル代表メンバーに招集されたが、FIFA(国際サッカー連盟)の規定により、大会14日前までに代表に合流しなければならない。バイエルンが招集に応じなかった場合、ブラジルサッカー連盟からFIFAに訴えられる可能性がある。ルンメニゲ社長は、両選手が30日にドイツを出発し、ブラジルに向かうと説明した。(SOCCER KING)
ルンメニゲ氏は会見の席で「FIFAとDFB(ドイツサッカー連盟)とともに、解決策を見出そうとしたが、こうした結論となった。不愉快な状況だ」とコメント。CBFの対応について「選手たちに心理的なプレッシャーを掛けているような印象を得た。期限までに合流できなければ代表での未来はないと思わせるような圧力を感じた。決して受け入れられないことだ」と憤りを示した。ルンメニゲ氏はまた、コンフェデレーションズカップ開幕14日前にドイツカップ決勝が開催されるような日程が組まれたことに触れ、「DFBはスケジューリングでミスを犯したと思う。カレンダーが詰まり過ぎだ」とも述べた。(ISM)
ブラジル代表テクニカルディレクターのカルロス・アルベルト・パレイラは、2人が予定通りに代表チームに合流しない場合、コンフェデレーションズカップや来年のワールドカップ本大会のメンバーから除外する可能性を示唆していた。バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、CBFの対応への怒りを口にしている。「我々は2人の選手を行かせることを決めた。彼らは今夜(30日)リオへ出発する。CBFがバイエルンにかけた重圧は非人道的なものだと思う。2人がこのような状況に置かれていることは受け入れがたい」「2人ともこのことには非常に不満を感じている。我々は力の限り手を尽くしたが、ブラジル側はあくまでFIFAの規定を盾にとって譲らなかった」バイエルンが2人の出発を認めなかった場合、CBFがFIFAに訴えれば、最悪の場合はバイエルンがDFBポカールで優勝してもタイトルがはく奪される可能性があるとのことだ。ルンメニゲCEOは、「DFB(ドイツサッカー連盟)の計画の誤り」だとして、代表チームの試合とバッティングする日程を組んだ連盟にも不満を訴えている。(Goal)
ブラジル代表のテクニカル・ディレクターを務めるカルロス・アウベルト・パレイラ氏は「代表とクラブのせめぎ合いは常にあるもの。どちらも自分たちの利益を優先したいと思うものだ」と報道陣にコメント。「バイエルンからは非常に丁寧な形で(ドイツカップ決勝の出場を求める)手紙を受け取った。しかし、これに対して我々は、礼を尽くした上で例外は認められないと返答した」と、2選手の即時の合流を求めたことを明かし、「2人にはこちらに来る義務がある。我々は喧嘩をしようというわけではない。ルールに従うという話だ」と続けた。(ISM)