8月31日は、トランスファー締め切り日だが、それまでにFCバイエルンから選手が放出されることはもう無いと言うことが明らかにされた。「現在の26人のメンバーのまま、9月1日を迎えることになりそうだ。」とカール=ハインツ・ルンメニゲ社長が、火曜日のプレス・カンファレンスで発表した。「これまでのオファーは、我々の選手に適切なものではなかったか、あるいは我々が放出するつもりが一切ない選手へのオファーであった。」とルンメニゲ社長。
いつもの如くメディアでは、選手の移籍の噂で持ちきりだ。オーウェン・ハーグリーヴス、ウィリー・サニョール、サミー・クフォーをはじめ、バスティアン・シュヴァインシュタイガーの移籍の噂まで立つ始末だ。ハーグリーヴスとサニョールは、既にレコード・マイスターでプレーを続けたいことをはっきりと表明している。クフォーには、イングランドのレコード・マイスター、FC Liverpoolからオファーがあったとの噂が立っている。
「事実は、Liverpoolから正式なオファーは、無かったと言うことです。」とルンメニゲ社長。正式なオファーが入ってから、該当する選手を交えた上で、移籍の可能性について話し合うのが筋だと言うのだ。選手を放り出すようなことは、絶対にしない。以前からウリ・ヘーネス・マネージャーも「FCバイエルンとの契約の有無を、疑問視するようなことはしません。」と断言している。
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このことは、今シーズン、プロ・チームでまだ出番は無いものの、ユルゲン・クリンツマン代表監督に、オーストリア戦(3:1)に招集されたバスティアン・シュヴァインシュタイガーも然りなのだが…ミュンヘンの新聞は、20歳が、貸し出されるのではとの噂を流す。
「代表チームとFCバイエルンは、全く別のチーム。彼は、まだ仕上がっていないと判断したから出さなかっただけの事。FCバイエルンには、彼のポジションをプレーできる人材が十分にいる。」とマガト監督。
トレーニングに戻ってきたのも遅かったし、ひざの関節鏡検査の影響もあり、シュヴァインシュタイガーは、数多くのライバルたちと戦えるまでには復帰していないのも事実だ。「彼が、あと4~5年、ブンデスリーガで経験を積んだら、全く違うレベルの選手になれます。」とマガト監督、若いシュヴァインシュタイガーには前途があり、成長の途中に有ると言う。
「バスティアン・シュヴァインシュタイガーに関しては、話にすら出たことは無い。」とヤングスター貸し出しの噂を、往年の代表選手ルンメニゲ社長は、きっぱりと否定した。