社長からの誉め言葉 - 楽しい楽しいバイエルン・ミュンヘン

公開日:2004/08/11
社長からの誉め言葉

Veni, vidi, vici:移籍後初の試合で、ルシオは、彼の実力を見せつけた。なぜ、ミュンヘンが1200万ユーロもの移籍料を支払ってまで、彼をレヴァークーゼンから引っ張って来た訳がここに示された。「彼は、本当に『Bombe(爆弾)』です。とても素晴らしい。」とカール=ハインツ・ルンメニゲ社長、ルシオのブンデスリーガ開幕戦での活躍を褒めちぎった。
バイエルンのペナルティ・エリアが危うくなるや、ルシオは、常にそこにいた。ヘディング、長い足、巨大なシューズ(28cm):どんな手段でも、ブラジル人がボールを失うことはまず無かった。「ルシオは、最高のプレーを見せてくれました。ほとんどミスが無かったのではないでしょうか。世界でも最高レベルの選手です。」とルンメニゲ社長。
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だがルシオ、今シーズンに万全の準備で挑めたとは言いがたい。4月の末に受けたひざの手術、26歳は、ミュンヘン移籍後、ランニングすら出来ないでいた。4週間のリハビリ・トレーニングを終え、ようやく2週間前からチーム・トレーニングに参加した。
「昨シーズン、失点が多く、ディフェンスを固める必要があると思い、彼を獲得しました。今日のディフェンスは、その目的がかなったものでした。」と2002年のワールド・カップ・チャンピオンを獲得した理由を、ルンメニゲ社長は述べた。ルシオのすごさはこれだけではない。ハンブルグのペナルティエリアに突如として現れ、チャンスを作り出すのだ。
ルシオが活躍できた理由として、他のディフェンダー達の活躍も忘れることは出来ない。特に、ブラジル人が攻撃に転じたとき、その穴を埋めていたのがトーマス・リンケ。
そしてルシオがディフェンスに戻ると、トーマス・リンケは、ハンブルグのフォワード・デゥオ、ンペンツァとロメオをマークした。「我チームにいる選手たちは、一流の選手たちばかりです。一緒にプレーするようになってまだ日がありません。まだ、歩調が取れているとは言いがたいです。」と、ベテラン選手、まだまだ改善の余地があることを強調する。
ルシオとリンケ:全く性格の違う選手たちだが…いや、だからこそいいコンビなのかもしれない。