Tegernsee湖畔のFCバイエルンのキャンプ地で、最初の「犠牲者」が出た。セバスチャン・ダイスラーが、火曜日早朝のトレーニングを休み、昼頃、精密検査を受けるためにチーム専属医師、ミュラー・ヴォールファート医師のいるミュンヘンへと出発したのだ。診断結果は、首筋の筋肉の痙攣である。ダイスラーの「怪我」が、月曜日のトレーニングか、それとも昨晩の「Bachmair Alpina」ホテルの庭で行われたバーベキューパーティでの、冷たい風が原因だったのかは、不明である。恐らく原因は、2つ目の理由であろう。と言うのは、天候に関してはバイエルン人たちは本当にここ数日間は厳しい目に会ってきた。火曜日には2回のトレーニングが行われたのだが、早朝ランニングと午後のグラウンドでのコンディショントレーニングは、どしゃ降りの雨と突風に見舞われた。
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しかしながら、良いムードは一向に変わらない。「練習を克服した時は爽快な気分だね。山の頂上にたどり着いて下を見下ろす時なんかはそうだ。本当に楽しいよ」と、新メンバーのアンドレアス・ゲーリッツは昼食後に語る。元1860ミュンヘンの彼は、これまでの「厳しいトレーニング」について語った。しかしながら、監督トリオは練習を「適度な量に」押さえているには、「まだ誰も筋肉のトラブルを起こしていないことでもよく分かるよ」とのこと。ダイスラーの「硬直した首筋」は例外であった。
「監督は選手のコンディションを第一に考えている。これはいいと思うよ」と、ゲーリッツ。火曜日にもそれは明らかだった。マガット監督は、午前中、選手達に7段階の難度に分けたサークルトレーニングを繰り返し練習させている。月曜日には主にジャンプ力の練習を行ったので、今回は主に上半身とボディの筋力トレーニングに重点をおいて練習したわけだ。「これは、良いコンビネーションだね。選手は体全体を必要としているんだから」と、ロケ・サンタ・クルスは語った。
水曜日はRottach-Egernでの「フェリックスとフィットネスしよう」(南ドイツ新聞)の最終日だ。午前の練習とその後の昼食の後、チームはミュンヘンに向けて出発する。途中、Unterfohringで、午後6時に地元の地域オーバーリーガーFCUとのテスト試合が行われる(まだ当日券あり)。
恐らくこのテスト試合にはダイスラーは復帰しているはずである。「それほどひどくはないんだ」と、火曜日にミュンヘンに発つ前に、ダイスラーは語った。今回のトレーニング・キャンプを体験した選手達には本当にもう恐いものはなさそうだ。